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イワギリソウ

基礎データ

※項目の解説

学名 Opithandra primuloides (Miq.) B.L.Burtt

分類群 種子植物

科名 イワタバコ科

イワギリソウ 

レッドデータブックカテゴリー

京都府カテゴリー 絶滅寸前種

環境省カテゴリー 絶滅危惧IB類(EN)

近畿レッドデータブックカテゴリー 絶滅危惧種A

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詳細

※項目の解説

  • 選定理由

産地が極限され、園芸用に採取されて個体数が少なくなっている。 

  • 形態

陰地の岸壁に着性する多年草。葉は根生して、長さ4~10cmの卵状円形、全体に軟毛が多い。花は5~6月に茎の先に散形状に2個から10個の紫色の花をつける。
◎参照 原色日本植物図鑑草本I:No.314,日本の野生植物III:131頁
分布 本州(近畿地方以西)、四国、九州。
◎府内の分布区域
北部地域。

  • 生態的特性

葉がキリに似て、可愛らしい草で日本特産。谷沿いの岩壁にはえることが多い。

  • 生存に関する脅威

園芸用の採取が主要因。道路拡幅、森林伐採。
必要な保全対策 野生希少種の採取をしないように、モラルを育てる。自然度の高い林の伐採を禁止する。 

  • その他

日本固有種

 

執筆者:高木 俊夫

 

お問い合わせ

総合政策環境部自然環境保全課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4705

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