京都府-英国エディンバラ市友好提携25周年記念事業について

京都府と英国・エディンバラ市は平成9年に友好提携を結び、青少年交流や大学間交流などで交流を進めてきました。

令和4年度で友好提携を結んでから25周年を迎えることを記念して、京都府訪問団がエディンバラ市長を表敬訪問し、これまで行ってきた交流をより深めていくための協議やお茶に関する記念事業を実施しました。

訪問概要

• 日時：令和4年11月22日～24日
• 訪問者：古川副知事、菅谷議長等京都府議会議員6名、事務方6名（合計13名）

エディンバラ市長への表敬訪問及び交流協議

11月23日に、ロバート・オルドリッジ市長を訪問しました。エディンバラ市庁舎では、オルドリッジ市長による出迎えを受けました。訪問団派遣に先立ち開催された「海の京都DMOとエディンバラ市のDMO担当者とのサステナブルミニサミット」では、お互いの特徴である織物産業と酒の2つの分野におけるビジネス交流を具体的に進めていくこととされたことを受けて、持続可能な観光を含めた観光関連、新型コロナウイルスの影響により現在はとまっている府立高校生の語学研修などの青少年交流、府立医大との人的交流の再開、ライフサイエンスなどの分野で関係強化を図っていくことについて協議しました。

古川副知事コメント

京都府訪問団として10年ぶりにこのエディンバラ市を訪問でき、うれしく思う。この3年間はコロナの影響により対面での交流ができていなかったが、11月17日には海の京都DMOとのミニサミットが開催されるなど、少しずつ対面での交流も再開している。また、コロナ禍でできていなかった府立医大とエディンバラ大学との学生交流や府立高校生の語学研修についても、今回の訪問を機に推進したい。

オルドリッジ市長コメント

京都府とエディンバラは同じ古都であり、文化、歴史、芸術などの共通点も多く、長く交流をしてきた。今後は、先ほど視察していただいた、最先端医療機関であるバイオクォーターなどによるライフサイエンスでも京都府と交流を深めることができると考えている。コロナで休止していた青少年交流や府立医大との人的交流も再開したい。

お茶に関する記念事業の実施

表敬訪問後、ローリストン城内にある日本庭園でお茶に関する記念事業を実施しました。

この庭園は、友好提携5周年記念として平成14年にエディンバラ市に開園されたもので、20年たった今も綺麗に整備されており、地元住民から親しまれていました。

  

記念事業について

• 日時：11月23日　14時30分～16時30分
• 参加者：京都府訪問団、エディンバラ市長、エディンバラ市職員、在エディンバラ日本国総領事館、Eteaket社
• 内容：Eteaketによるお茶の提供

Eteaket代表取締役社長の講演概要

若いころに京都にホームステイしていた経験があり、その際に茶道を教えてもらった。14年前にエディンバラでティーショップを開き、宇治茶を含む世界の様々なお茶を販売している。平成29年に京都で開催されたお茶の京都博への出展や日本の百貨店のブリティッシュフェアに招待を受け、抹茶やスコーンを提供したこともある。抹茶は心を落ち着かせてくれるものであり、今イギリスでは日本茶、グリーンティーが流行している。

菅谷議長コメント

友好提携25周年という記念すべき年にこの地を訪れることができ、大変うれしく思う。また、友好のシンボルである日本庭園でのティーセレモニーにも感動した。歴史的にも共通点の多い両地域の府民と市民が、交流を深められる関係を築いていきたい。

Eteaket社での京都ウィークについて

Eteaket社の店舗では、宇治茶や京都を紹介する特別企画が開催され、多くのエディンバラ市民に京都を紹介することができました。

  

お問い合わせ