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Q&A10 学習について(えがおのいっぽ音声読み上げ)

 

Q 見えない・見えにくい子ども達はどのような学習をしますか?

A 

小学校や中学校と同じく、学習指導要領にのっとり、各教科や領域の学習を行います。理科、家庭科、体育なども両手で触ったりからだを動かしたりするなどの体験を通して、視覚以外の感覚を活用して学びます。また、体験を言葉で表現してほかの人と共有できるようにすることも大切にされています。

あわせて、視覚障害から生じる生活上や学習上の困難を改善、克服するために必要なことを身につける学習(自立活動)も大切です。自分の見え方を理解し、点字の読み書きを学習したり、視覚補助具を活用する学習をしたりするなど、一人一人の課題に応じた学習を行います。

 

Q 「見えない子ども」たちはどのような方法で学習しますか?

A 

点字で学習する場合は、点字教科書が支給されます。点字は小さい6個の点で構成されており、指で触って読みます。また、点字を書くための点字タイプライターや点字盤、指先で触って目盛りを読み取るしょくどく式ものさしや、三角定規など特別に工夫された教材教具があり、それらの使い方を学びます。

 

Q 「見えにくい子ども」たちはどのような方法で学習しますか?

A 

個々の障害の状態や必要性に応じて、拡大教科書の使用や、テレビ画面に文字や教材などを拡大して見る機器の使用、照明の調節など、一人一人の見え方に応じた教材、教具や学習環境を工夫して学習をしています。各教科などの学習の他、弱視レンズなど補助具の活用や視覚によって、ものを認識する力を高める学習が大切です。

 

まとめポイント

学習面以外に、社会性や生活面を子どもの年齢や発達に応じて育んでいくことも大切です。友だちと一緒に遊ぶことが、難しい場合もあります。最初は大人が間をつなぎながら、相手との適切な距離感をつかませたり、周りの子への理解を促したりすることで、一緒に楽しく過ごすことができるようになります。また、身の回りのことが一人でできること、手伝って欲しいことが言えることなど、日常生活を送る上で必要なことを学ぶことも大切です。

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