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Q&A2 視覚障害について(えがおのいっぽ 音声読み上げ)

 

Q 視力はどうやって測るのですか?

A 

ランドルトかんの検査が一般的です。ランドルトかんとは、C字型のわの空いている方向が、どの程度の大きさ(太さ)までわかるかを判定することで視力を測ります。また、低年齢の子どもには、しま模様をどの程度認識できるかを測るTACカード、絵しひょうを用いた検査などがあります。

 

  • 視力が0、こうかく、しゅどうべん、しすうべん、0.01、0.02の場合、判定は盲となり、点字による教育が必要となります。
  • 視力が0.04~0.1、0.3の場合、判定は弱視となります。0.02~0.04は、視野や見る意欲・読む速度などにより点字か墨字(点字に対して、書かれた文字や印刷された文字)かを判断する。0.04以上は墨字による教育が可能となります。

視力はコンタクトレンズやメガネをかけての矯正視力です。

 

Q 視野とは何ですか?

A 

一目で見える範囲のことです。周辺が見えにくい場合や、中心部が見えにくい場合など、眼の病気などにより見え方は様々です。身体障害者手帳に視覚障害の項目があり、視力や視野の程度により等級(1~6級)が異なります。手帳があることで、受けられる制度があります。

 

Q 子どもの見え方には、どのような特徴がありますか?

A 

生後すぐの赤ちゃんは明暗がわかる程度ですが、3歳~5歳頃には1.0くらい見えるように視力は発達していきます。視力が少し低くても子どもは動きが活発なことが多く、見えにくさに周囲が気づきにくいことがよくあります。ものを見る距離が近い、眩しそうにすることが多い、眼が揺れたり不自然な動きをする、色がわかりにくい、斜視が気になるなど、ものの見方などで気になることがあれば、眼科の受診をおすすめします。

 

まとめポイント

人は多くの情報を視覚から得ています。そのため、見えない・見えにくい子どもは外界から得られる情報は少なくなる面があります。乳幼児期は言語でのイメージが難しい面や、不安が高いことから活動量が少なくなる面もあります。せいがんじ(視覚に障害がない子ども)と比べると発達がゆっくりだと感じるかもしれませんが、子どものペースに合わせていろいろな経験をさせてあげることが大切です。

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