ここから本文です。
今年度、システム設計科では1年生がC言語プログラミング能力認定試験2級および12月末までに情報処理技術者試験の1区分であるITパスポート試験の合格、2年生はJava(TM)プログラミング能力認定試験2級の合格を目標として学習してきました。12月16日現在の合格状況をお知らせします。
当校を試験会場として全員受験したプログラミング能力認定試験2級は、1年生が11名、2年生が12名合格しました。
情報処理技術者試験については、1年生17名のうち、ITパスポート試験に12名が合格しました。あわせて、10月16日(日曜)実施の情報処理技術者試験において、基本情報処理技術者試験に9名中8名が、上位資格にあたる応用情報処理技術者試験では2名受験し2名とも合格しました。入校して9か月で、17名中12名の訓練生が1年次での情報処理技術者試験の合格目標を達成したことになります。
また、2年生では応用情報処理技術者試験の上位区分であるITストラテジスト試験に1名合格しました。この資格は、システム開発の実務経験者でも合格が非常に困難な資格として知られています。
合格した訓練生はさらに上位の資格を目指して、結果が出なかった訓練生は次の受験に向けて学習を続けてもらいたいと思います。特に1年生は、来年から就職活動が始まります。資格取得を就職活動でのPRにつなげられるよう頑張ってもらいたいと思います。
資格試験合格状況(平成28年12月16日現在)
・2年生(16名在籍)
ITストラテジスト試験 1名
応用情報処理技術者試験 1名
基本情報処理技術者試験 5名
C言語プログラミング能力認定試験1級 5名
C言語プログラミング能力認定試験2級 13名
Java(TM)プログラミング能力認定試験2級 12名
・1年生(17名在籍)
応用情報処理技術者試験 2名
基本情報処理技術者試験 8名
ITパスポート試験 12名
C言語プログラミング能力認定試験2級 11名
※2年生は前年度の合格者も含んでいます
・情報処理技術者試験についてはこちら
独立行政法人 情報処理推進機構
http://www.jitec.ipa.go.jp/(外部リンク)
・プログラミング能力認定試験についてはこちら
株式会社 サーティファイ
http://www.sikaku.gr.jp/(外部リンク)
11月16日(水曜)、パシフィコ横浜で開催されたETロボコン2016チャンピオンシップ大会デベロッパー部門プライマリークラスにシステム設計科の訓練生4名(井口 優、足立 尚之、澤村 翔、堀場 則孝)が出場し、全国4位となりました。
プライマリークラスには、全国12地区で222チーム(企業93、学校115、個人14)が参加し、地区大会を勝ち抜いた18チーム(企業12、学校6)がチャンピオンシップ大会に出場しました。その中で、当校のチームは4位となり、学校チームの中で最高位の成績でした。優勝が叶わなかったことは残念ですが、昨年度の全国14位から順位を上げることができました。
【成績】
・走行競技 4位(Lコース1位、Rコース5位)
【訓練生からの報告】
活動を通じて、モデル(設計書)やプログラミングはもちろんですが、それ以外にも多くの学びがありました。その中から、特にスケジュール管理、情報共有、テスト、事前準備の重要性の4つについてご報告します。
(1) スケジュール管理の重要性
「優勝に向けた開発をする」といった漠然とした目標でなく、「いつまでにどの要素技術を開発し、事前に決めたテスト項目を満たす」といった具体的な目標を週ごとに立てることで、当初計画していたことを全て予定どおりに終えることができました。
(2) 情報共有の重要性
問題が発生したときに全員でカバーできるようにするため、チームで頻繁にミーティングをしました。お互いの情報を共有し、問題に対してチーム全員が意見を出し合ったことで、完成度の高いモデルとプログラムを作成することができました。
(3) テストの重要性
ETロボコンでは、照明環境やコースのセッティングの違いなど練習時と本番では走行する環境が異なることもあるため、ロボットが安定走行しないなど様々な不具合が発生します。これらを事前に想定し、何度もテストを繰り返し行ったことで、万全の状態で大会に臨むことができました。
(4) 事前準備の重要性
ETロボコンでは、コース上に設置される障害物の位置によって最速の走行ルートが変わってくるのですが、大会当日までどこに設置されるのか分かりません。事前に各地区大会の設置状況をビデオで検証し、9つの走行ルートを準備したことで、大会当日の緊張の中においても普段どおりのパフォーマンスを発揮できました。
私たちは、卒業後に企業でチームを組み、製品やサービスを作ることになります。人数や期間は違いますがチームでひとつのものを作り上げるという点ではロボコンと同じだと思います。今回学んだこと、経験したことを糧にして企業で活かしていきます。
【大会の様子】
走行競技
モデル相談
ETロボコン2016公式サイト
http://www.etrobo.jp/2016/(外部リンク)
9月19日(月・祝)、京都コンピュータ学院で開催された「ETロボコン2016関西地区大会デベロッパー部門プライマリークラス」にシステム設計科の訓練生4名(井口 優、足立 尚之、澤村 翔、堀場 則孝)が参加しました。
16チーム(企業8、学校4、個人4)が参加する中、昨年に続いて総合優勝を飾り、地区大会二連覇を達成しました。
また、11月16日(水曜)、17日(木曜)にパシフィコ横浜で開催されるチャンピオンシップ大会への出場権も獲得しました。
【成績】
・モデル審査 ゴールドモデル(1位)
・走行競技 2位
・総合 優勝
・特別賞 IPA賞
【大会概要】
大会は「モデル審査」と「走行競技」の2部門の総合評価で順位が決まります。
「モデル審査」は、設計書として機能の実現を正しく、分かりやすく記載されているかで評価されます。審査員からは、「言いたいことが表現できており、高いレベルにある」とコメントを頂き、ゴールドモデルで表彰されました。
「走行競技」は、2種類のコースを走行し、合計タイムを競います。各コース前半の走行タイムから後半の難所をクリアしたことによるボーナスタイムを引いてリザルトタイムが決まります。走行タイムは1位でしたが、難所を全てクリアすることができなかったため、走行競技は2位となりました。
また、ソフトウェアの高信頼化・システムの安定性に対する特筆すべきチャレンジが評価され、IPA特別賞を受賞することができました。
【訓練生の感想】
今大会への参加を通じて、チームで1つのものを作り出すために必要なコミュニケーション能力・スケジュール管理能力・ソフトウェア開発の技術力について、成長を実感しています。私達は卒業後も各企業の中でチームを組み、製品やサービスを作り続けます。その中で、非常に実践的で有意義な訓練の機会をいただいていると感じています。
チャンピオンシップ大会に向け、地区大会で見つかった課題の克服も含め、万全の準備をして挑みます。
【大会の様子】
走行競技 |
総合優勝 |
チームメンバー |
表彰状と表彰盾 |
ETロボコン2016公式サイト
http://www.etrobo.jp/2016/(外部リンク)
9月19日(月曜祝日)開催予定のETロボコン2016関西地区大会にシステム設計科2年生4名が出場します。ETロボコンは、全国約300チーム(約半数が企業、約半数が学生)が走行競技(走行タイムを競う)とモデル審査(設計書の優劣)の総合で競い合います。
ETロボコンは、毎年コースが変わります。どのようなコース取りをすれば、安定して最速で走行できるのかを訓練生自らが考え、ソフトウェアの設計と開発を進めています。学校の実習場と本番の大会会場では、照明環境やコースの歪みなどの違いもあり、想定したとおりに走行できません。様々なリスクを想定し、短時間で修正できるように設計することにも取り組んでいます。
本校は、2013年から参加しており、今年で4年目になります。昨年は、関西地区大会で総合優勝し、チャンピオンシップ大会(CS大会)の出場権を獲得しました。CS大会では、残念ながら2走目でコースアウトしてしまい14位となりました。今年こそはCS大会で優勝できるように、チーム一丸となって全力で取り組んでいます。皆様の応援、よろしくお願いします。
去年のコース |
今年のコース |
ETロボコン2016公式サイト
http://www.etrobo.jp/2016/(外部リンク)
2年生の就職活動が3月から始まり、就職活動の勝負時を迎えています。7月1日現在で68%の就職内定率となり、例年より早く就職が決まっています。2年制の訓練では、1年次の成果で就職活動を進めることになるため、1年次にどれだけ成果を残せるかが重要となります。就職率100%に向けて、訓練生の支援を続けていきたいと思います。
一方、1年生も来年の就職活動に向けて、履歴書作成や筆記試験対策、面接対策等の準備を進めています。資格試験にも挑戦しており、6月末時点でITパスポート試験に4名合格しました。12月までに全員合格を目指して、日々の訓練に取り組んでいます。
5月2日(月曜)、国立研究開発法人 理化学研究所 計算科学研究機構(兵庫県神戸市)を訪問し、スーパーコンピュータ「京」を見学しました。
「スーパーコンピュータが我々の暮らしと、どのようにつながっているか」を理解し、日常生活の不便さをITで解決するにはどうすればよいかという視点を持つことができました。施設内の訓練だけでは、身に着けることができない知識を見学にて補うことができました。
見学後は、神戸南京町にて昼食。訓練生間や指導員との親睦を深めることができました。
システム設計科に新入校生が入校し、訓練がスタートしました。入校当初は緊張した面持ちでしたが、2年生との交流会や自己紹介等を通して、徐々に慣れてきたようです。
毎年幅広い年齢層や経歴の訓練生が入校してきますが、今年度は10代10名、20代6名、30代4名の構成となりました。このような構成が実際の仕事に近いこともあり、上下関係や礼儀等を学ぶ良い機会だと考えています。さらに、グループ学習を通して、仕事におけるコミュニケーションの基本である報告・連絡・相談を学んで欲しいと考えています。
新入校生の最初の訓練は、就職活動の話から始まります。入校後すぐに就職活動と聞くと驚く訓練生もいますが、2年間の短期勝負ということもあり、入校後から準備しなければ間に合いません。企業訪問等の本格的な就職活動は1年次の末(3月)から始まりますが、それまでに下記の準備を進めていきます。
お問い合わせ