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令和5年度システム設計科トピック

1月

 

 システム設計科1年生 制御プログラミング実習開始

 

1月に入り、いよいよシステム設計科1年生の訓練もETロボコン2024に向けた訓練「制御プログラミング実習」が始まりました。

 

講師からは、大会出場における心構え、必要となる知識・技術要素、ロボットの構造説明等細かく説明があり、訓練生は1か月間、午前中はシミュレータを活用したロボットの走行検証を行っておりました。また、ETロボコンにおいてはチームとして開発に携わることが求められるため、実習の際は3名1組のチームで取り組んでおりました。

チーム活動では

・上手く動作しないサンプルプログラムをチームで原因と解決策を抽出し、全体発表

・ロボットの走行のタイムアタックレースにてチームで勝つための戦略立案

等積極的に議論を行いました。1年生はシステム設計におけるコミュニケーション能力の重要性を学んだ様子でした。

 

 

 

12月

 

 システム設計科2年生  「ETロボコン2023」活動報告会

 

ETロボコン2023 大会を終え、12月はシステム設計科2年生が1年生に対し活動報告会を実施し、引継ぎを行いました。大会をオンラインにて視聴していた1年生には事前にアンケートを送付し、興味を持った内容についてQ&A形式にて直接口頭で1年生への回答を行いました。

1年生からは

・資格取得、就活、ETロボコン大会出場と予定が過密になる中でどのようにメンバーの予定調整を行ったか

・大会出場において、どのような資格知識が参考になったか

・今回の大会出場での学び

等活発な質問がありました。1年生はシステム設計科としてチーム開発に臨む際の心構えを認識することができたようです。

 

 

 

 

11月

 

 システム設計科2年生  「ETロボコン2023」全国大会、奮闘!!

 

11月16日(木曜)、パシフィコ横浜で開催されたETロボコン2023チャンピオンシップ大会にシステム設計科の訓練生5名が下記の1チームにて参加しました。

   チーム名             出場クラス

・KAMOGAWA AD(5名)  : アドバンストクラス(上級者向け)

 

訓練生は大会前日から大会会場での試走、調整に取り組み優勝を目指して大会に臨みました。

 

総合成績は5位/11エントリーということで優勝は叶いませんでしたが、その後の懇親会の中で出場企業の皆様から

・毎年、訓練生が入れ替わる中で過去の資産に頼らずゼロからのスタート。全員が初めてのアドバンストクラス出場で他チームと肩を並べている。

・旧式のロボットは全チームの中でもKAMOGAWA ADのみで他チームと比較して、戦略や手法に制約が生じたにもかかわらず、ソフトウェアで対策に徹している。

等の点に関心を持たれていることを訓練生自身が再認識することができました。

 

今後は次年度大会に臨む1年生に対して、引継ぎのための報告会を予定しており今回の学びを可能な限り生かしていきたいとのことでした。

 

 

 

 

10月 

 

 システム設計科2年生  「ETロボコン2023」全国大会、出場決定!!

 

10月1日(日曜)、パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社で開催されたETロボコン2023関西地区・北陸地区合同大会にシステム設計科の訓練生15名が下記の2チームにて参加しました。

  

   チーム名             出場クラス

・KAMOGAWA PR(10名) : プライマリークラス(初級者向け)

・KAMOGAWA AD(5名)  : アドバンストクラス(上級者向け)

 

上級者向けのアドバンストクラスに参加したKAMOGAWA ADチームが総合優勝となり、11月16日(木曜)、17日(金曜)にパシフィコ横浜で開催されるチャンピオンシップ大会への出場権も獲得しました。

 

 

全国大会まで残りの準備期間もわずかですが、地区大会の結果と同様に日頃の訓練の成果を十二分に発揮していただきたいです!

【成績】

走行競技 1位

モデル審査 ゴールドモデル(1位)

総合優勝

特別賞 近畿経済産業局長賞

 

 

 

 

9月

 システム設計科2年生 「ETロボコン2023」地区大会、迫る!

 

「ETロボコン2023関西・北陸地区大会」がいよいよ10月1日と迫って来て、システム設計科2年生は、大会優勝を目指し走行調整を行いました。

9月28日にロボットの最終調整を終え、1年生向け進捗発表会を開催。1年生は普段は資格取得のための机上での個人学習に取り組んでいるため、2年生が展開するチーム開発のやりとりの生の様子を、来年の自分達の姿を予見するかのように興味津々と観察し、活発に質疑を繰り返していました。

 

 

9月29日は大会当日のスケジュールおよび各メンバーの役割分担の最終確認を行い、これから大会に臨む万全の準備に余念がありませんでした。

 

 

「ETロボコン2023」全国大会優勝を目指すシステム設計科2年生には、まずは第一関門として、関西・北陸地区大会での優勝を勝ち取ってくれることを心から期待しています!

 

 

 システム設計科1・2年生 QC(品質管理)検定を受験しました

 

システム設計科では、IT以外の分野の資格対策として、9月3日実施の「品質管理(QC)検定」合格を目指し、夏休みの間も訓練生は勉学に励んでいました。

品質管理の知識は、製造業だけに限らず、IT業界やサービス業等でもお客様が必要とする品質を提供するために必須となっており、特に最前線の現場で行われる3Sカイゼン活動やQCサークル活動等は、職場で働くメンバー全員に一定水準の知識と問題意識の共有がなければチーム活動として十分な効果は発揮できません。業務に携わる際に社会人として要求される素養の一つであり、京都府内のIT企業様からもIT分野以外の資格にもよらず「QC検定」合格者は大変重宝されると伺っています。システム設計科では両学年から4名の訓練生が受験し、結果は下記の通りとなりました。

とりわけQC検定2級については、品質管理の手法を用いて自ら問題解決ができ、かつ、リーダー的存在になれる能力を証明するものとして出題レベルが設定されており、2022年度の全国合格率は25.23%と難関試験ですが、今回、システム設計科から訓練生1名が見事合格を勝ち取りました。

 QC検定4級: 1名受験/1名合格

 QC検定3級: 1名受験/1名合格

 QC検定2級: 2名受験/1名合格 

システム設計科では、今後も業界ニーズの動向を見極め、一人でも多くの訓練生がより上級のQC検定試験合格を果たせるよう訓練展開していきます!

 

 システム設計科1年生 基本情報処理試験対策(生産管理・経営管理)

 

システム設計科1年生の訓練では、10月までに国家資格である「基本情報技術者試験」の合格を目指し、全員が試験対策に臨んでいます。9月は試験対策の追込み期間ということもあり、4月からの訓練の講義で学んだ内容を、過去問の対策を通し、あらためて理解を深めています。

また、基本情報技術者試験対策として、今回訓練生には、生産管理・経営管理を含めた会計の知識を習得してもらいました。IT業界では、業務として会計システムや業務システム等の開発に携わるケースもあり、会計の知識が求められる局面が少なからずあります。

 

 

システムエンジニアには、業務に携わる上で、お客様の置かれている立場や環境に細やかな配慮を寄せながら、現在取り組んでいる業務内容について多角的・複眼的に把握・分析できる能力が求められます。

システム設計科訓練生の皆さんは、基本情報技術者試験合格を目指すことももちろん大事ですが、就労後に日常実際に接することになるIT業界の業務内容全般についての理解も深めていきましょう!

 

 

8月

 システム設計科訓練生の夏季休暇(8月5日~20日)

 

今年度、当校は8月5日から8月20日までが夏季休校期間でしたが、今秋開催予定の「ETロボコン2023大会」事務局へのモデル(設計書)提出締切日が8月23日に迫っていたため、8月4日までは2年生全員がモデル作成のための追込みに没頭することになりました。

夏季休校期間中、システム設計科訓練生は、提出する「ETロボコン2023」大会モデルの仕上がり具合の最終検証を進めた者もいれば、まとまった時間が確保可能なため国家資格等の試験対策に取り組んだ者、また、久々に家族水入らずでゆったりと周遊旅行を楽しんだ者等、めいめい充実した夏休みを過ごされたようです。

休暇明け早々から、1年生含めシステム設計科訓練生は、QC検定試験、応用情報処理技術者試験等の受験対策を日々の訓練カリキュラムと並行して取り組まなければならず、いろいろとこなすべき課題が満載ですが、上手にスケジュール調整を行うことで一つひとつ、着実に目標を達成してください!

 

 

7月

 

 システム設計科2年生 Edge Tech+ West2023に参加しました

 

システム設計科2年生は、野外訓練として、7月28日にグランフロント大阪で開催の「カンファレンス、Edge Tech West2023」に参加しました。

会場では、AI、IoT、ワイヤレス、組込みなどを中心に、エッジテクノロジー(※)に関する講演の聴講と各企業展示ブースの見学を行いました。

(※)エッジテクノロジー・・・インターネット接続した端末側で大量・高速に行うデータ処理技術

参加した訓練生からは、IT専門用語が飛び交う講演や企業説明に接した際にも内容理解に困らなかったのは、システム設計科での日頃の訓練で培った実力でIT関連資格を取得した成果のおかげだという、頼もしい声も聞かれました。

 

訓練生の皆さんは、今回の講演やブース展示に接し、現在の先端技術の進展状況について実際に見聞きすることで、エッジテクノロジーへの理解を深めることができたようです。

また、午後には、会場の一角で、当校訓練生がETロボコンのヒートアップセッションに参加し、ロボットの走行実演を行いました。実際のロボコン競技コースで試走できる大変貴重な機会のため、訓練生はこの日のために入念にロボットの走行調整をしてきました。

 

今回試走の機会を得たことで、他チームのロボット走行の様子についても把握することができました。また、思いのほか走行前の調整時間が限られており手際よく進める必要があることや、会場の照明環境がカラーセンサーに与える影響が大きいことについて、試走を実体験することで初めて気付きを得ました。

訓練生皆さん、大会まで残された時間は僅かですが、ETロボコン競技優勝へ向け一つひとつ課題を解決していきましょう!

 

 システム設計科1年生 基本情報技術者試験対策「情報システムセキュリティ概論」

 

7月に入り、システム設計科1年生は、基本情報技術者試験対策として「情報システムセキュリティ概論」を受講しています。

 

業種に関係なく、ITを活用したサービス、製品、システムの開発・運用に当たり情報セキュリティの知識は必須となっており、企業や個人の情報資産を脅かす脅威は今後も増え続けることが懸念されます。そのため、基本情報技術者試験においても、情報セキュリティの分野は頻出の重要課題となっています。

日常を脅かすサイバー攻撃の種類は多岐にわたり、その名称も「水飲み場攻撃」とか「ブルートフォース攻撃」とか、日常生活では聞きなじみのない、独特な言い回しの言葉ばかりですが、IT業界への就職を目指し将来エキスパートとしての活躍が期待される訓練生の皆さんには、システム設計科での訓練を通して正しい専門用語の理解を深めていただきたいです。

 

6月

 

 システム設計科2年生  ETロボコン チーム開発の様子 

 

現在、システム設計科2年生の訓練では、水曜日以外は制御プログラミング実習に取り組んでいます。

4月・5月の実習では、各チームごとに役割分担を決定し、チームマネジメント手法をまとめることに専念しました。6月に入ってからは、いよいよロボットの走行、調整を各チームで行っています。

 

 

ロボットの安定した走行を実現するためには、何よりもまず第一に、各種センサ、モータの特性を理解することが要求されます。いざ走行してみたら様々な課題が次々と浮上するのが現状ですが、各チームごと、メンバー間相互の情報共有を欠かさず課題解決に取り組んでいます。

本実習を進めていく中で、「未知の問題」に直面し悩み抜くような局面があります。訓練生の皆さんが実際に就職し働き出してから以降も、先端分野ならではの「未知の課題」に直面し四苦八苦することなど、もう日常茶飯事の業界です。システム設計科指導員は、訓練生自身が自らの頭で考え、創意工夫し、突破口を見付け出して課題解決できるよう、一人ひとりに応じたきめ細かいアドバイスを行っています。

 

 

ETロボコン関西地区大会が10月1日に迫っておりますが、大会優勝を目指し現在直面している課題を一つひとつ解決することに注力していきましょう!

 

5月

 

 システム設計科1年生 基本情報処理技術者試験対策 講義 

 

システム設計科1年生では、水曜日を除き、毎日午前中の実習で基本情報技術者試験対策の講義を受講します。

4月、5月の訓練では、主にコンピュータシステムを構成するハードウェア及びソフトウェアの概要を理解していただきます。

 

 

5月30日の講義では、訓練生は、ハードウェアに関する基本情報技術者試験の過去問の解答法について受講しました。試験に合格するための知識を蓄えることはもちろんですが、効率的で実効性の高い学習計画を立てることや、解答する際の問題の優先度を決めることなど、戦略として様々な受験テクニックも重要となります。訓練生は一つひとつ過去問の出題傾向を調べながら、合格への基本となる解答手法について学んでいました。

 

 

 システム設計科1・2年生合同 野外訓練(「富岳」見学)

 

5月26日、システム設計科1・2年生合同の野外訓練として、神戸市にある理化学研究所計算科学研究センターにてスーパーコンピュータ「富岳」を見学しました。

 

スーパーコンピューター「富岳」は、2021年3月の共用(本格稼働)の開始以降、未来社会全体を予測し、Society5.0の課題解決と価値創造に貢献することを目指して稼働し、日本のヘルスケア、スマートシティ、ものづくり等様々な業界において必要不可欠の役割を果たしています。

 

 

訓練生達は、158976ノード(※)が並んで構成されている「富岳」が実際に目の前で稼働している姿に触れ、日ごろ座学訓練の基本情報技術者試験対策で学んでいる、ハードウェア概論、オペレーティングシステムの専門用語についての理解を一層深める良い機会になりました。

(※)ノード・・・基本ソフト(OS)が動作しているCPU、メモリの塊

今回見学へ参加の訓練生の皆さんは、既にIT企業から就職内定を得た2年生からIT分野の知識・技能の習得をこれから進めようとする1年生まで様々ですが、システム設計科の訓練生を経て京都府内IT企業を支える有望な人材として成長されるよう大いに期待しています!

 

 

4月

 

 システム設計科2年生(令和5年度生)訓練開始

 

システム設計科2年生は、制御プログラミング実習の訓練内容として、組込みソフトウェア技術教育をテーマとして今年の秋開催予定のロボコン大会「ETロボコン2023」へ出場します。

今年は、応用スキルとなる「アドバンストクラス」へ6名1チームが出場し、基礎スキルとなる「プライマリークラス」へ13名1チームが出場します。

 

昨年度の大会出場の様子

 

4月は、ロボコン大会の規約の理解、そして各チームのチーム管理の手法の検討が主な課題となりました。各チームごとに、出場ロボット製作前にまず部品箱の管理を徹底することから始め、部品整理を第一に行いました。京都高等技術専門校の全5科で昨年度実施した「3Sカイゼン活動」の成果が早速、このようなチーム開発課題において活かされる場面となりました。

 

システム設計科2年生一同、「ETロボコン2023」大会優勝を目指し、“とことん勝ち抜ける”チーム開発に攻めの姿勢で取り組んでいきます!

 

 システム設計科1年生(令和5年度生)訓練開始

 

システム設計科は2年制の訓練科で、1年次ではティーチングを主体として個人課題や資格試験対策を中心とした訓練に取り組みます。

4月14日(金曜)は入校式に続いて、システム設計科新1年生14名の訓練が開始しました。

式後のオリエンテーションでは、一人30冊近い教科書が配布されました。その強烈な分量に威圧された訓練生から、一様に驚きの声が挙がりました。

早速、入校初日の緊張感の中、情報技術者試験対策とプログラミング言語(Java)の授業がスタート!システムエンジニアやプログラマなど目標職種への就職を見据え、システム設計科1年生の今後2年間の技能飛躍が楽しみです!

 

教科書25冊 資格対策の訓練風景

 

 

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