南丹広域振興局

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普及活動報告

 

南丹普及センターの活動を紹介します!​

令和6年度

令和6年度京都丹波就農サポート講座開講式を開催!~京都丹波農業を支える新たな担い手を目指して~(5月21日)

開講式では、来賓者より受講生に激励の言葉が送られ、受講生は自己紹介で、目指す農業像や営農に対する意欲を語られました。開講式後の第1回講座では、普及センター職員が黒大豆・枝豆、夏野菜について講義を行いました。

受講生の自己紹介では「地域の農業を守りたい」「儲かる農業を目指したい」等の抱負が述べられ、講義後には「畝幅はどこを指すのか」「野菜の種類によって堆肥の種類を変えるのか」など多くの質問が寄せられました。普及センターは今後も、サポート講座を通して地域の担い手の育成に注力していきます。

受講者への激励黒大豆・枝豆の講義の様子

南丹市日吉町でJAと壬生菜の合同巡回を実施(5月17日)

日吉町の壬生菜生産者7ヶ所のほ場をJAと合同巡回し、病害虫発生の状況確認に基づき、播種、発芽、葉色等の生育やかん水・除草等の栽培管理について助言しました。

巡回中にお会いした生産者からは、キスジノミハムシのローテーション防除に使える薬剤の相談や、夏季の高温対策に関して「ハウス上部の熱された空気を逃がすためのダクトを導入したい」「遮光シートも導入したいが、高価で補助がないと購入は難しい」といった声が寄せられました。

今後普及センターは、病害虫防除の指導や栽培状況の確認を日々の巡回と合わせて行うと共に、高温対策について補助事業の活用も含めて生産者に情報提供し、引き続き壬生菜の安定生産と高品質化に向けて支援していきます。

合同巡回の様子ほ場の様子

令和6年度京かんざし研究会総会・研修会を開催~安定生産に向けて一歩前進!~(5月17日)

令和6年度の播種時期や出荷、共撰期間など、今年度の活動方針について確認した後、普及センターは、遮熱・遮光資材(太陽シート)のトンネル掛けによる夏期の発芽安定方法を説明し、安定出荷に向けた播種計画を呼びかけました。また、来賓の京果、JA全農京都から、市場の情勢についての情報提供と令和5年度の出荷実績について報告があり、品質向上と安定出荷を継続して目指すこととして、生産者が決意を固めました。

総会・研修会では、生産者と関係機関の間で、安定出荷に向けた出荷調製や栽培時期について、積極的な提案と意見交換がなされました。普及センターでは、今年度も高品質な京かんざしの安定出荷に向けて、関係機関及び団体とともに支援を行っていきます。

今年度の活動方針について共有高品質な生産物の安定出荷を目指す生産者

適期収穫に向けたビール麦の合同巡回を実施(5月14日、5月21日)

ビール麦の収穫適期を予測するために、農家組合の代表者と関係者で亀岡市各地のほ場を巡回しました。団地ごとに行った成熟進展の確認と子実水分の測定結果から、生産者が行う刈取計画の立案を支援しました。

生産者からは「暖冬や3月の低温などで生育が心配だったが、収穫期の目安が立てられる」などの声が寄せられました。普及センターは、JAとともに適期収穫の啓発を行い、ビール麦の高品質生産を支援していきます。

穂の状態を確認水分計での測定の様子

瑞穂小学校5年生を対象に食育活動を実施~お米づくりについて学んでみよう!~(5月14日)

水稲生産を担う株式会社鎌谷の職員(きょうと食いく先生を含む)から、育苗施設の説明がなされた後、田植え体験が行われました。普及センターからは、米づくりの手順や年間消費量の推移について説明し、地産地消が農地保全や美しい自然景観維持につながっていくことを伝えました。

小学生からは、田植えを楽しみつつ、この体験を通じて「米作りの大変さとお米を食べる大切さを知ることができた」等の感想が寄せられました。普及センターは今後も、地域農業に対する興味を育む食育活動を支援していきます。

田植えを体験する小学生たちお米について説明

法人化に向けた農業経営相談会を実施~経営規模拡大に向けて前進!~(5月9日)

担い手の農業経営の課題解決に向けた専門家派遣を受けて、相談会を実施しました。まず、経営主から今後の経営と黒大豆、枝豆の生産活動の方向性について話を伺い、普及センターからは、枝豆の出荷作業の効率化や出荷量の増加に向けた改善案を提案しました。専門家からは、雇用就農やバイヤーに対する販売戦略についてのアドバイスが行われました。

参加者からは、今後も定期的に相談の機会を設けてほしい等、経営規模拡大に向けた前向きな声が寄せられました。普及センターは引き続き、法人化を目指している生産者を対象に経営支援を進めていきます。

農作物管理適期予測システムの開発に向けた気象観測装置を設置中~農林水産技術センターとの連携活動~(5月7日~5月15日)

農林水産技術センターから「府内全域の中山間地域に適用可能な、農作物管理適期を予測するシステム」開発のため、地理条件が異なる複数地点への気象観測装置の設置について協力要請がありました。普及センターは、設置地点の選定、生産者との調整を行い、農林センター担当者と協力して気象観測装置の設置を行いました。

農作業に支障がないように配慮して装置を設置し、最終的に水稲18地点、豆類16地点に設置予定です。設置後6か月間データを取り、普及センターは現地巡回時に装置を確認するなど、調査に協力することとしています。

設置場所を相談(亀岡市薭田野町)装置設置作業気象観測装置

 

JA京都瑞穂地区女性部がトマトの栽培講習会を開催~美味しいトマトを作ろう!~(4月30日)

本講習会は瑞穂地区女性部の活動の一環として開催され、普及センターからは、中玉トマトの栽培のポイント及び病害虫防除について説明しました。講習会終了後、JAからレッドオーレの苗が配布されました。

参加者からは、幼苗の倒伏対策や保温方法についての質問が挙がりました。また、講習会後「幼苗が育つように支柱の立て方を工夫したい」といった声が寄せられました。普及センターは引き続き、地域農業の多様な担い手を対象に、栽培技術の情報発信を進めていきます。

中玉トマトの栽培方法について聴講される女性部会員

京みず菜目合わせ会で高温対策としての品種検討を提案(4月25日)

当日出荷された品物で、京みず菜の1袋の入り株数や株元等の調製状況について、目合わせを行いました。普及センターからは、この時期に発生しやすい、葉先の縁枯れやしおれ原因と対策についての説明をしました。

また、高温対策として新たな品種試作への協力を呼びかけました。さらに、農作業安全及び熱中症の注意喚起を行いました。

生産者から「切り口黄化の原因や防止対策は?」「この時期、株元にいる黒っぽい小さな害虫は何?」などの質問がありました。普及センターは、JA京都とともに、コロナ禍で途絶えていた月例巡回を復活させ、京みず菜の安定生産に向けた支援を行っていきます。

京みず菜目合わせ会の様子(1)京みず菜目合わせ会の様子(2)

ガレリア朝市が第19回総会を開催(4月24日)

総会では、令和5年度の事業報告等が行われ、売上が前年比96.4%と微減だったことなどが報告されました。また、運営要領の改正案、令和6年度の事業計画、売上計画、予算の議案は全て承認され、本年度も売上1億円達成を目指していくことが決議されました。

新鮮で安心・安全な野菜を供給するため、農薬等使用記録簿の提出の義務化が周知徹底されました。これは、会員が前年度から研修を行い、記入しやすい様式を検討し、会員総意で作成したものです。普及センターは今後も、朝市や直売所など顔の見える農産物供給に対する活動を支援していきます。

役員会会長からのあいさつ総会の様子

万願寺とうがらし苗配布会で定植について説明(4月17日)

万願寺とうがらし苗の配布会が開催され、その際に定植時の注意点、トンネル被覆による保温やわき芽かき等の定植後の管理についてのポイントをまとめた資料を生産者に配布し、説明しました。

参加した生産者からは「定植後、気づかない間にアブラムシが発生している」といった相談や「ここ数日は気温が高いので活着が進みそうだ」といった発言がありました。今後、普及センターは、JA京都と配布した苗の定植状況の確認を目的とした合同巡回や、出荷物の品質安定を目的とした出荷目合わせ会での講習会を予定しており、引き続き万願寺とうがらしの安定生産に向けて支援していきます。

万願寺とうがらし苗の俯瞰写真

令和5年度

これまでの活動報告
(クリックしたら過去の活動報告が見られます)

 

お問い合わせ

南丹広域振興局農林商工部 南丹農業改良普及センター

南丹市園部町小山東町藤ノ木21

ファックス:0771-63-1864

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