南丹広域振興局

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令和2年度SDGs体験型環境学習について

 南丹保健所では、SDGsを大きなテーマとして廃棄物・温暖化・自然環境等の専門家や地域の企業の取り組みから学ぶICT機器を活用した体験型環境学習を実施しています。令和2年度は、新型コロナウィルス感染症の感染拡大のため実施時期を夏休みから変更して規模を縮小し、感染症対策を徹底した上で開催しました。
 南丹地域の小学4~6年生を対象に参加を公募し、下表のとおり全3回の環境学習を実施し、延べ18名の子ども達に参加いただきました。

 ~新型コロナウィルス感染症の対策について~
1.参加者数の縮小・・・例年、各回最大30名の募集としていたが、三密を回避するため、各回最大15名に変更。
2.当日の検温、手指消毒、マスク着用、換気の実施、参加者への注意喚起を実施。
3.タブレットを活用したオンライン授業の実施

表 SDGs体験型環境学習の概要

1 第1回 京都大学と資源循環・温暖化を考える。

 

10月24日(土曜日)

京都大学の浅利准教授、バース講師とワーキング等を交えて、資源循環、温暖化、SDGsについて学び、SDGs達成のために地域や自分達でできることを考える。

 

京都府南丹広域振興局園部総合庁舎
※オンライン授業

2 第2回 紅葉と気候を考える。

 

11月15日(日曜日)

京都先端科学大学の丹羽准教授と南丹管内の紅葉の名所であるるり渓自然公園でフィールドワークを行い、紅葉と気候の関係から、SDGs達成について考える。

 るり渓自然公園

京都府南丹広域振興局園部総合庁舎

3 第3回 持続可能なものづくりを考える。

 

11月28日(土曜日)

雪印メグミルク(株)京都工場の生産工程や排水処理施設等の工場見学や、ニチコン亀岡(株)の出前授業により、企業での環境保全の取り組みについて学び、SDGs達成のために日々の生活の中で自分たちにできることを考える。

雪印メグミルク(株)京都工場

ニチコン亀岡(株)
※京都府南丹広域振興局亀岡総合庁舎にて出前授業

第1回 京都大学と資源循環・温暖化を考える。

 京都大学の浅利准教授とバース講師によるSDGs、資源循環と温暖化の授業は、新型コロナウィルス感染防止対策のためオンライン形式で開催しました。参加した子ども達は、それぞれタブレットを活用して、オンラインで先生方の授業を受けました。
 バース講師の授業では、英語コミックやビデオを活用してSDGsを学び、温暖化などの地球規模の問題についても理解を深め、自分たちに何ができるかを考えました。
 浅利准教授の授業では、プラスチックごみの減量について学びました。また、自分のカバンの中のプラスチック製品調査をして、身の回りにあるプラスチック製品を再認識し、どのようにすれば他の素材に替え、プラスチックを減らせるかを考えてもらいました。
 最後に、SDGs達成のために自分達に何ができるかを考え、「SDGs達成のための宣言シート」に記入し、自らの行動宣言を発表してもらいました。 

(1) 日時:令和2年10月24日(土曜日) 13時30分~17時00分
(2) 場所:京都府南丹広域振興局園部総合庁舎 ABC会議室

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第2回 紅葉と気候を考える。

 京都先端科学大学丹羽准教授による自然環境の授業は、南丹管内の紅葉の名所である、るり渓自然公園を訪問し、紅葉の観察調査等のフィールドワークを行い、紅葉する植物やその色づき方、色の違い等、植物について理解を深めました。
 午後は、園部総合庁舎に戻り、子ども達が事前に取り組んだ気温計測と紅葉観察の調査結果を共有し、紅葉調査の紹介、フィールドワークのまとめから、紅葉の仕組みと気候や周辺環境との関係等について学び、紅葉を含む自然環境、気候とSDGsの関連について考えました。また、プログラムに参加した記念に、拾った落ち葉を使ってしおり作りをしました。
 最後に、SDGs達成のために自分達に何ができるかを考え、「SDGs達成のための宣言シート」に記入し、自らの行動宣言を発表してもらいました。

(1) 日時:令和2年11月15日(日曜日) 9時30分~15時30分
(2) 場所:るり渓自然公園、京都府南丹広域振興局園部総合庁舎 ABC会議室

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 第3回 持続可能なものづくりを考える。

 午前中には雪印メグミルク(株)京都工場を訪問して工場見学を行い、午後には京都府南丹広域振興局亀岡総合庁舎にてニチコン亀岡(株)の出前授業を行いました。
 雪印メグミルク(株)京都工場では、生産工程や排水処理施設等を見学しました。牛乳パックのリサイクルに関する啓発動画やクイズからリサイクルの大切さや、企業におけるSDGs、環境のための取組みを学びました。
 ニチコン亀岡(株)の出前授業では、工場紹介と工場での環境保全のための取組み、温暖化について学び、電気自動車を使ったデモンストレーションを見学しました。また、プラレールを使った発電体験を通して、電気の大切さを体感しました。
 最後に、SDGs達成のために自分達に何ができるかを考え、「SDGs達成のための宣言シート」に記入し、自らの行動宣言を発表してもらいました。 

(1) 日時:令和2年11月28日(土曜日) 9時30分~16時30分
(2) 場所:雪印メグミルク(株)京都工場、京都府南丹広域振興局亀岡総合庁舎

 

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≪SDGs達成のための宣言シート≫

 各回に参加した子ども達には、環境やSDGsについて学んだことから、「SDGs達成のための宣言シート」を活用して自分の考えをまとめ、行動宣言をし、みんなで共有してもらいました。
 子ども達からは、「リサイクルをしたり、落ちているごみを拾ったりする。」、「学校で食品ロスを減らすために、給食を残さないように呼びかける。」や「友達にSDGsについて話して広めていこうと思う。」など、環境問題やSDGsを自分事としてとらえ、自分の考えをまとめ、積極的な発表が行われました。
 今回の環境学習を通して、地元企業の見学や、地元の名所訪問等により自分の住んでいる地域を深く知り、子ども達がSDGs達成のために行動を起こすきっかけとなりました。
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≪SDGsノート≫

プログラムに参加するための事前学習ツール(京都大学浅利准教授 考案、作成)

 


問い合わせ

南丹保健所 環境衛生課 環境係
TEL:0771-62-4755
FAX:0771-62-0451

お問い合わせ

南丹広域振興局健康福祉部 南丹保健所

南丹市園部町小山東町藤ノ木21

ファックス:0771-62-0451

nanshin-ho-nantan-kankyo@pref.kyoto.lg.jp

環境衛生課環境係