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吾妻紀行
(あずまきこう)
谷口重以(たにぐちじゅうい)撰 江戸時代中期
街道が左右に分かれるところを「追分け」といいます。逢坂山西麓、現在の山科区と大津市の境付近一帯のこの名称は、東海道と奈良街道の分岐点であることに由来しています。図の中の「走井(はしりい)」は大津市大谷町にある、古来旅人に親しまれた名水です。
この書は、京から江戸に至る東海道の宿場や名所旧跡を簡単に説明し、漢詩や歌をそえたものです。