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人のうわさ | ||
幕末期の事件記録集ともいえるもので、安政5(1858)年から慶応4(1868)年までの11年間にわたり、桜田門外の変や長州戦争等の諸事件に関わる文書や戯れ歌、張り紙・高札等の写を収集しまとめたもので31冊あります。特に文久年間(1861〜1864)に繰り広げられた暗殺事件や河原でのさらし首については、挿絵付で克明に記されています。京都市中京区木屋町通四条上ル鍋屋町の旧家で発見されており、表紙に記された「久兵衛」と云う名前の京都の町人が筆写したり収集しともの推測されます。 |
人のうわさ | ||
信州松代藩出身、幕末の思想家で公武合体・開国をすすめていた佐久間象山が、元治元(1864)年7月11日に三条木屋町で尊王攘夷派の浪士に暗殺された記事です。白昼すれ違いざまに、馬に乗っていた佐久間に飛びかかったと、暗殺の状況について絵入りでリアルなに描かれているものです。 | ||
<解読文> 佐久間修理落馬之図 斬戮之死骸、直様家来之者 若党等借宅へかけ付、早速ニ参り 宅まて持帰り候ニ付、死骸御座なくよし |