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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成19年1月12日

こちらでは、現在、見頃の植物を紹介しています。

平成19年1月12日(金曜)現在

観覧温室では

  

サリタエアマグニフィカ写真

サリタエア・マグニフィカ
Saritaea magnifica
ノウゼンカズラ科
原産はコロンビア。
移植後すでに咲いていたのですが、これだけたくさんの花芽をつけたのは初めてです。2月中旬までは花が楽しめると思います。

サラカタイピンゲンシス

サラカ・タイピンゲンシス
Saraca thaipingensis
マメ科
(ジャングルゾーン)
今年は非常にたくさん咲いてくれました。同じ属のムユウジュに比べて少し地味ですが、よく似た花をつけます。新葉も赤く非常に美しいです。

 

サラカタイピンゲンシス針葉写真

サラカ・タイピンゲンシスの新葉
Saraca thaipingensis
マメ科
(ジャングルゾーン)

プレウロタリスマルタエ写真 

プレウロタリス・マルタエ
Pleurothalis marthae
ラン科
(冷房室)
原産はコロンビア。プレウロタリス属は世界で約1100種あり、熱帯アメリカのみに分布しています。葉の付け根から花茎が伸びているので葉の中心部から花が咲いているように見えます。マルタエはプレウロタリス属の中では大型の種で、花茎のつき方が良く分かります。

プレウロタリスマルタエ写真

プレウロタリス・マルタエの葉と花
Pleurothalis marthae
ラン科
デンドロキルムグルマケウム写真

デンドロキルム・グルマケウム
Dendrochilum grumaceum
ラン科
(冷房室)
見た目は地味で小さい花ですが、とてもよい香りがします。部屋全体がこの花の香りに包まれています。

ホワイトヘッディアビフォリア写真

ホワイトヘッディア・ビフォリア
Whiteheadea bifolia
ユリ科
(砂漠・サバンナ室)
国内ではこの株しかおそらく存在しません。それは貴重であるとか、栽培が困難であるとかではなく、花が非常に地味であるため、導入されていないだけです。学名は白い花で、葉が二枚出ているという意味ですが、これほどまでに素直に特徴を表現した学名も珍しいと思います。

 

レリオプシスドミンゲンシス写真

レリオプシス・ドミンゲンシス

Laeliopsis domingensis

ラン科

(エントランスホール) 

花径は5-6cmで、淡桃色の花を数花まばらにつける、中型の着生種です。カリブ海のモナ島とイスパニオラ島に自生する1属1種のランです。種名は地名(サントドミンゴ)にちなみます。最近では栽培されているところをあまり見かけなくなりました。この植物は19日まで展示します。

植物生態園ほかでは

シモバシラの写真              
シモバシラ  
Keiskea  japonica 
シソ科
(植物生態園)  

1月10日の朝、今シーズンはじめての霜柱ができました。

ヤブツバキの写真             
ヤブツバキ   
Camellia  japonica 
ツバキ科
(つばき園)

本種や日本海側積雪地帯に自生するユキツバキから豊富な園芸品種が生まれています。

ツバキ紅佗助の写真       
ツバキ ’紅佗助’
Camellia japonica  ’Beniwabisuke’
ツバキ科
(つばき園) 

ツバキ雪中花の写真

 ツバキ ’雪中花’
Camellia japonica  ’Secchuuka’
ツバキ科
(つばき園) 

非常に花付きのいい品種です。

 ソシンロウバイの写真

ソシンロウバイ 
Chimonanthus praecox  ’Concolor’ 
ロウバイ科
(盆栽・鉢物展示場向かい側) 

 開花直前の状態です。内側の花被片も黄色ところがロウバイと異なります。梅林内にあるロウバイは12月中に開花し、ピークは過ぎた感じです。

ユズリハ冬芽の写真

ユズリハ(冬芽)
Daphniphyllum  macropodum 
トウダイグサ科
(植物園会館前)
常緑樹も冬芽をつくりますが、よく観察するときれいなものが多いです。てっぺんにつく冬芽が葉芽で、葉腋につく冬芽が花芽です。若葉が出てから古葉が落ちることから、無事に代譲りするめでたい木とされ、お正月の飾りにされます。

宿根草・有用植物園では

  オルトシフォンについたシモバシラ

オルトシフォン・ラビアツス
Orthosiphon labiatus 
シソ科
(宿根草有用植物園)

南アフリカ原産。秋に薄赤色の花を咲かせる植物です。今回、ご覧いただきたいのは、この植物についた「霜柱」です。上掲のシモバシラ(学名:Keiskea japonica、場所:植物生態園)というシソ科植物と同様に、このオルトシフォンも気象条件が揃うと立ちます。 霜柱ができるメカニズムについて興味のある方は、京都府立植物園よもやま話(平成17年12月16日)にお立ち寄り下さい。

クレマチスアンスエンシスの写真 クレマチスアンスエンシスの写真(遠景)            
クレマチス・アンスエンシス
Clematis anshuensis
キンポウゲ科
(宿根草有用植物園内円形パーゴラ) 
中国雲南省原産。昨春、地植えしました。沢山の蕾、花、花、、よく咲きました。葉の色は淡くなり、なんだか身を削って咲かせているようです。株の消耗が激しそうです。

 クレマチスキロサの写真     
クレマチス・キロサ バレアリカ
Clematis cirrhosa var.balearica 
キンポウゲ科
(宿根草有用植物園内)
こちらも冬咲きのクレマチスです。上のアンスエンシス同様、萼片(花びらのように見える部分)は4枚、そしてクリーム色の萼片には赤い斑点が入り、野趣に富んだ花です。

ミニハウスの全景

宿根草・有用植物園内の北西端にある小ガラスハウス(通称ミニハウス)
南アフリカ原産の球根植物など、異国情緒の漂う珍しい植物を展示しています。寒い時期ですが、植物園北西部、奥にあるミニハウスまで、ぜひお越しください。 小さな小さな春です!

アンドロシンビウムキリオラツムの写真 
アンドロシンビウム・キリオラツム 
Androcymbium ciliolatum 
ユリ科
(宿根草有用植物園内小ガラスハウス)
南アフリカ原産。白い花弁のように見えるのは、苞葉(ほうよう)です。その中心部に複数の小花が総状に咲きます。

ラケナリアアロイデスクアドリカラーの写真
ラケナリア・アロイデス クアドリカラー 
Lachenalia aloides var.quadricolor
ユリ科
(宿根草有用植物園内小ガラスハウス)
南アフリカ原産のケープ地方原産。変種名が表すとおり、クワッド(=4つ)のカラーの横縞模様の花です。花茎、葉には黒い斑点があります。

フサザキスイセンガリルの写真
スイセン ’ガリル’
Narcissus ’Gallil’
ヒガンバナ科
(宿根草有用植物園)

ヨーロッパ原産の房咲き種。 極早生種で12月中旬から咲いています。春に咲くスイセンに比べ、この時期に咲くスイセンは気温が低いせいか、長期に渡ってよい状態で咲き続けます。



 

 園内花壇では

北山ワイルドガーデンでは、ハボタンが見頃です。クジャク、タカ、踊りハボタンなどなど様々なタイプの紅白ハボタンでデザインされた力作花壇は、熟練担当者ならではのなせる技です。ぜひご鑑賞ください。 

ハボタンの遠景写真 ハボタンの遠景写真2 ハボタンの植え込み写真 ハボタンの植え込み写真2

 以下、ハボタンの品種を一部ご紹介します。

ハボタンしろたか2号の写真

ハボタン ’白たか2号’
Brassica oleracea var.acephala cv.
アブラナ科
(北山ワイルドガーデン)

 ハボタンベニクジャクの写真
 ハボタン ’紅くじゃく’
Brassica oleracea var.acephala cv.
アブラナ科
(北山ワイルドガーデン)

 
 

 スイセンカンタブリクスの写真

ナルキッサス(スイセン)・カンタブリクス
Narcissus cantabricus
ヒガンバナ科
(北山ワイルドガーデン)

スイセンも、原種になると、園芸種とはずいぶん異なる風情の姿です。草丈は20から30センチメートルです。

ビオラの写真  
パンジー Viola ×wittrockiana cv. 
スミレ科
(北山ワイルドガーデン)

担当者の「少しでも早く、揃って咲いて欲しい。。」という願いからか、雪が被らぬよう、ワラぶき屋根がかかっています。

メキャベツの写真

メキャベツ(コモチカンラン)
Brassica oleracea var.gemmifera cv. 
アブラナ科
(北山ワイルドガーデン)

主茎にブツブツとついているのが可食部です。「芽キャベツってこんな風についてるんや」っと驚かれる方も多いのではないでしょうか。

 

植物園スタンプラリー

ハボタンのスタンプの写真      
1月はハボタンです

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142