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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成19年1月26日

こちらでは、現在、見頃の植物を紹介しています。

平成19年1月26日(金曜)現在

観覧温室では

  

 ストロビランテスアニソフィルス写真

ストロビランテス・アニソフィルス
Strobilanthes anisophyllus
キツネノマゴ科
(ジャングルゾ-ン)
インドのアッサム地方原産。淡紫赤色の小さい花ですが、同時にたくさん咲くので可愛らしい印象です。葉は対生につくのですが、片方の葉が非常に小さくなり、気づかない場合もあります

クレロデンドルムクアドリロクラレ写真

クレロデンドルム・クアドリロクラレ
Clerodendrum quadriloculare
クマツヅラ科
(ジャングルゾ-ン)
原産はフィリピン、ニューギニアです。
珍しい植物ではないのですが、観覧温室には昨年後半に植栽したので、当植物園で一般の方に見ていただくのは初めてになります。英名はfire works、すなわち花火という意味です。

 サリタエアマグニフィカ写真

サリタエア・マグニフィカ
Saritaea magnifica
ノウゼンカズラ科
(ジャングルゾーン)
コロンビア原産。 過去にも開花していたのですが、非常に高いところで咲いてしまい、とてもみなさんに見ていただけるような状態にはなっていませんでした。まとまって花が咲き始めたのでご紹介いたします。 2月中旬までは花が楽しめると思います。

ハマオモト写真
ハマオモト
Crinum asiaticum var. japonicum
ヒガンバナ科
(ジャングルゾーン)
日本の暖地に分布します。花は夜中に開花し強い芳香を放ちます。

アングレクムエブルネウム写真

アングレクム・エブルネウム
Angraecum eburneum
ラン科
(砂漠・サバンナ室)
マダガスカル、マスカリーン諸島、コモロ諸島及びアフリカ東部に分布する大型のランです。 長さ1mあまりの花茎に香りのある白花を10から20輪ぐらい咲かせます。 花は花径約10cmで、花弁に厚みがあり、萼片と側花弁はやや緑色がかり、唇弁は白色をしています。株が大きくなりすぎて栽培温室では管理し難くなってきました。
キンカチャ写真

キンカチャ
Camellia chrysantha
ツバキ科
(鉢物展示場)
原産地は中国チワン族自治区のベトナム国境付近です。1965年に発表された種で、当時ツバキ属には黄色の花が知られていなかったので、新しい花色を持つ種として非常に注目されました。その後黄花のツバキが中国で次々と発見され、現在では12種が知られています。

デンドロビウムローウィー写真
デンドロビウム・ローウィー
Dendrobium lowii
ラン科
(エントランスホール、特別展示室)
ボルネオ原産で、葉の裏面から葉鞘にかけて短い黒毛が密生しています。茎の上部の葉腋に直径約5cm、濃黄色で大変美しい花を2から7個つけます。気難しい種類で、注意を怠ると突然調子が悪くなっていつの間にか枯れてしまうことが多く、国内ではほとんど見られなくなっていましたが、近年マレーシアから再導入されるようになりました。この植物は1月31日まで展示します。 
 

植物生態園ほかでは

ソシンロウバイの写真               

ソシンロウバイ
Chimonanthus praecox ’Concolor’
ロウバイ科
(盆栽・鉢物展示場向かい側)

 ツバキ有楽の写真             
ツバキ ’有楽’   
Camellia  japonica  ’Uraku’
ツバキ科
(つばき園)

「太郎冠者」という名前でも呼ばれています。京都の寺院などで、本種の古木を見ることがあります。

 ツバキ白佗助の写真       
ツバキ ’白佗助’
Camellia japonica  ’Shirowabisuke’
ツバキ科
(つばき園) 

早咲きの品種で、白い花弁のなかにたまに赤い線が入ることがあります(わかりにくいですが上の写真にも少し出ています。)。佗助(わびすけ)とは、一般には、一重で小花、筒咲きまたは猪口咲きのツバキの一群のことで、茶花として高い人気があります。

 ツバキ梅ヶ香の写真

 ツバキ ’梅ヶ香’
Camellia japonica  ’Umegaka’
ツバキ科
(つばき園西側) 

サザンカとの交雑種といわれており、花にはほのかな香りがあります。

  ツバキ紅唐子の写真

ツバキ ’紅唐子’
Camellia japonica  ’Benikarako’
ツバキ科
(つばき園)  
ツバキは花型にも個性があり、本種のように雄しべが小さな花弁に変化したものを「唐子咲き」といいます。

宿根草・有用植物園では

   オキザリスウェルシコロルの写真

オキザリス・ウェルシコロル
Oxisalis versicolor
カタバミ科
(宿根草有用植物園内小ガラスハウス)
南アフリカのケープ地方原産。日が差さない時は、花弁は筒状にすぼみ、赤紫色の縁取り模様が楽しめます。
日が差すと花はパッと開きます。

 ラケナリアアロイデスクアドリコロルの写真

ラケナリア・アロイデス クアドリカラー
Lachenalia aloides var.quadricolor
ユリ科
(宿根草有用植物園内小ガラスハウス)
南アフリカのケープ地方原産。変種名が表すとおり、クワッド(=4つ)のカラーの横縞模様の花です。花茎と葉には黒い斑点があります。

クリスマスローズヤエザキの写真      
クリスマスローズ八重咲き
Helleborus x hybrids double
キンポウゲ科
(宿根草有用植物園)
八重咲きのクリスマスローズです。 まだ咲き始めたばかりです。


 グレビレア園芸種の写真

グレビレア属の植物
Grevillea sp.
ヤマモガシ科
(宿根草有用植物園)
グレビレア属の植物は、オーストラリア、ニュージーランドに多く自生し、250種程が知られています。日本に自生するシノブノキ(G. robusta)もこの属の植物です。針葉樹のような細い葉、筒状のユニークな形状の花が特徴です。残念ながらこの個体の正確な種名は不明ですが、多くのお客様は熱心に観察されていきます。

 ヘレボルスリビドゥスの写真  
ヘレボルス・リビドゥス 
Helleborus lividus  ssp.corsicus 
キンポウゲ科
(宿根草有用植物園)
スペインのマジョルカ島(地中海)原産。数種展示しているヘレボルスの内、いち早く蕾を上げ、開花間近です。編み目模様の葉と木立性の株姿は特徴的です。

スノードロップの写真 
スノードロップ 
Galanthus elwesii 
ヒガンバナ科
(宿根草有用植物園)
ギリシャ、トルコ等、地中海北部原産。スノードロップとは、ガランツス属を総称する英名で、15種ほどが知られています。本種の和名は「オオマツユキソウ」。比較的大きな花が特徴です。

バクチノキの写真 バクチノキの説明書きの写真

バクチノキ(幹) 
Prunus zippeliana 
バラ科
(宿根草有用植物園東側入り口付近)

樹皮はうろこ状にはがれ落ちています。説明ラベルの写真をご覧下さい。
クレマチスアンスエンシスの写真

クレマチス・アンスエンシス
Clematis anshuensis
キンポウゲ科
(宿根草有用植物園内円形パーゴラ)
中国雲南省原産。花の少ない冬季に咲き、原種のクレマチスですが日本に導入されたのは近年になってからのようです。クリーム色の花は下向きに咲き、分厚い花弁のように見えるガク片が特徴的です。  

 園内花壇では

北山ワイルドガーデンでは、ハボタンが見頃です。 

 北山ワイルドガーデンハボタンの写真

ハボタン 
Brassica oleracea var.acephala cv.
アブラナ科
(北山ワイルドガーデン)

 ナルキッサス・カンタブリクスの写真

ナルキッサス(スイセン)・カンタブリクス
Narcissus cantabricus
ヒガンバナ科
(北山ワイルドガーデン)

スペイン南部から北アフリカ原産のスイセンです。

 

メキャベツ(コモチカンラン)
Brassica oleracea var.gemmifera cv. 
アブラナ科
(北山ワイルドガーデン)

茎を横からのぞくとキャベツの赤ちゃんがいっぱいくっついています。

エキウム・ウイルドプレッティーの写真 
エキウム・ウイルドプレッティー (現在の状況)
Echium wildpretii
ムラサキ科
(洋風庭園ほか)

播種から開花まで三年を要する植物で、今年の5月中下旬には下の写真のように満開になる予定です。カナリア諸島(スペイン領アフリカ大陸北西約100kmの海上にある島々)原産。別名を「宝石の塔(Tower of jewels)」と呼びます。乞御期待!

エキウム・ウイルドプレッティー 過去の開花状況の写真

 エキウム・ウイルドプレッティー (過去の開花状況)

植物園スタンプラリー

ハボタンのスタンプの写真      
1月はハボタンです

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142