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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成19年6月1日

こちらでは、現在、見頃の植物を紹介しています。

平成19年6月1日(金曜)現在 

園内花壇では 

 ホワイトレースフラワー グリーンミストの写真

ホワイトレースフラワー  ’グリーンミスト’
Ammi  majus  ’Green Mist’
セリ科 (北山ワイルドガーデン)

 セラスチュームの写真

セラスチューム
Cerastium  tomentosum
ナデシコ科 (沈床花壇) 
ヨーロッパ、アジア西部原産です。さっぱりした銀葉が大変美しい。 

 デルフィニュームの写真

デルフィニュウム 
Delphinium  cv.
キンポウゲ科 (沈床花壇他) 
後方に写っている花は「スイートピー Lathyrus odoratus cv. マメ科」です。

  ジギタリスの写真

ジギタリス 
Digitalis purpurea cv. 
ゴマノハグサ科 (沈床花壇) 
原種は地中海沿岸に分布し、多くの園芸品種が昨出されています。

 イベリスウンベラタの写真

イベリス・ウンベラタ 
Iberis umbellata cv.
アブラナ科 (沈床花壇) 

 アリウムギガンテウム の写真

アリウム・ギガンテウム
Allium giganteum
ユリ科 (洋風庭園他)  
紫色の巨大ネギ坊主です。

 バラ園の写真

バラ園風景  ピークは過ぎましたが、6月中旬ごろまで見られます。 



 観覧温室では

 

 タッカシャントリエリ写真

タッカ・シャントリエリ
Tacca chantrieri
タシロイモ科 (ジャングルゾーン) 
原産は東南アジア大陸部からマレー半島です。珍奇な植物として温室でよく栽培されます。コウモリの翼を思わすような幅の広い苞は黒栗色です。垂れ下がっているひも状の部分は不稔花柄と呼ばれ、花粉を有するおしべはまた別にあります。タシロイモ科はタッカ属のみの単型科でタシロイモが知られています。 

アリストロキアグランディフロラの写真

アリストロキア・グランディフロラ
Aristolochia grandiflora
ウマノスズクサ科 (ジャングルゾーン) 
地上でもっとも長い花と呼ばれます。かなりきつい腐敗臭がします。ハエが花粉を媒介するためで、開花中の花の中にはハエが大量に入っています。

オンシディウムアルティッシムム写真 

オンシディウム・アルティッシムム
Oncidium altissimum

ラン科(ラン室)
フロリダ、メキシコ、ペルー、ブラジル原産。花茎は弓状になり長さは1メートル以上になります。花は径2.5から3.5センチと小さいですが、花色には変異が多いです。

 モクマオウ写真

モクマオウ
Casuarina stricta
モクマオウ科 (中庭)
オーストラリアとタスマニアに広く分布します。高さ10メートルになる常緑小高木です。

植物生態園ほかでは

 イボタノキの写真  

イボタノキ 
Ligustrum obtusifolium  
モクセイ科 (植物生態園)  
秋になると黒く熟した小さな果実をつけます。

     
ハシドイ 
Syringa  reticulata  
モクセイ科 (植物生態園)

ヨーロッパ原産の「ライラック」と同じハシドイ属です。香りの良い白い花序をつけています。

 イヌビワの写真       

イヌビワ  
Ficus erecta 
クワ科 (しゃくやく園南側ほか)

イチジク属の花は壷状の花嚢(かのう)と呼ばれるもの中に花序をつけます。雄花に寄生するイヌビワコバチが花粉を運びます。雌雄異株。鳥が種子を運ぶせいか、葉が細いホソバイヌビワ(f. sieboldii) とともに園内各所に実生苗が生えます。

ハマクサギの写真

ハマクサギ 
Premna japonica
クマツヅラ科 (シャクヤク園南側)

葉は対生でにおいがあります。盆栽界では「ニオイカエデ」という名でよく呼ばれています。若木では大きな鋸歯のある葉が出ます。      

ヤマアジサイクレナイヤマアジサイの写真

 ヤマアジサイ ’クレナイヤマアジサイ’ 
Hydrangea serrata
’Kurenaiyamaajisai’ 
ユキノシタ科 (あじさい園)                                

装飾花が白から深紅に変化してきます。植物園よもやま話(平成19年5月29日)を参照してください。セイヨウアジサイは6月中旬頃が見頃になりそうです。

 イワガラミの写真       
イワガラミ
Schizophragma hydrangeoides
ユキノシタ科 (あじさい園)

今年も多くの花をつけてくれました。装飾花のガク片は1枚で、4枚のツルアジサイ(Hydrangea petiolaris)と一目で区別できます。

宿根草・有用植物園では  

ルイジアナアヤメの写真 ルイジアナアヤメの写真 ルイジアナアヤメの写真

ルイジアナアヤメ
Louisiana Irises  (学名 :Iris louisiana cvs.) 
アヤメ科
(宿根草有用植物園内西側の池)
「ルイジアナアヤメ」とはアメリカ合衆国南部のルイジアナ州ミシシッピー河下流域の三角州(湿地)に広く自生する一群のアヤメの総称です。原生地では自然変異や自然雑種が数多く発見されており、これらをもとに品種改良も進められています。最大の特徴は、アヤメ属植物の中で最も花色が多いことで、青、紫の濃淡から紅紫、ラベンダーピンク、ベージュ、褐色、クリーム、橙、白などに大変バラエティーに富んでいます。花径は7cmぐらいの小輪から15cmを越す大輪まであります。

トケイソウクリアスカイの写真

トケイソウ ’クリアスカイ’
Passiflora caerulea ’Clear Sky’
トケイソウ科
(宿根草有用植物園東入口)
原種(P. caerulea)は南米ペルー原産。本種「クリアスカイ」はドイツで作出された4倍体の園芸種です(染色体数が原種の2倍)。花は原種に比べやや大きめです。


アワモリショウマの写真

アワモリショウマ
Astilbe japonica
ユキノシタ科
(宿根草有用植物園内中央パーゴラ北)
本州南部、四国、九州原産。山地の谷川沿いなどの湿地に自生します。白い円錐状の花序が泡が盛りあがるように見えることから漢字では「泡盛升麻」と書きます。

サルビアスペルバの写真 

サルビア・スペルバ
Salvia ×superba
シソ科
(宿根草有用植物園)
交配種。草丈50センチメートル前後の小型のサルビアです。

ヤマモモソウの写真  

ヤマモモソウ
Gaura lindheimeri
アカバナ科
(宿根草有用植物園)
北米原産。四枚の花弁は蝶のように見えるため、「白蝶草(はくちょうそう)」という別名があります。

ハルウコンの写真 

ハルウコン
Curcuma aromatica
ショウガ科
(宿根草有用植物園)
熱帯アジア原産。日本では沖縄以南が露地栽培適地です。一般にウコンというと、夏秋咲きのウコン(Curcuma longa、英名「ターメリック」)を指しますが、本種は開花に短日を要求しない春咲きのウコンです。熱帯の原生地では、もう少し草が生育した状態で咲くようです。

ペンステモンコバエアの写真 

ペンステモン・コバエア
Penstemon cobaea
ゴマノハグサ科
(宿根草有用植物園)
北米南部原産。本種コバエアには、白花種の他にピンクや薄紫の花を咲かせる種もあります。

シランの写真   

シラン
Bletilla striata
ラン科
(宿根草有用植物園)
日本の本州以南、台湾、中国南部原産。漢字では「紫蘭」。紫色の美しい花を咲かせることから。鱗茎には粘液物質が含まれており、植物性の糊や、傷口を保護する薬として利用される薬草でもあります。

バーバスカムニグラムの写真

バーバスカム・ニグラム
Verbascum nigrum
ゴマノハグサ科
(宿根草有用植物園)
ヨーロッパ原産。黄色の花の雄しべは暗い褐色なために、英名ではマレインダーク(マレインとはモウズイカ属の雑草総称)、和名ではクロモウズイカと呼ばれます。 

 植物園スタンプラリー

 

 6月はハナショウブです。

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142