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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成19年11月2日

こちらでは、現在、見頃の植物を紹介しています。

 

平成19年11月2日(金曜)現在 

第41回菊花展開催中(11月15日(木曜)まで)

大芝生地では、秋恒例の菊花展を開催しています。本年も、大菊作りをはじめ、懸崖作り、盆栽作り、福助作りなどの秀作がずらりと出展されています。 懸崖作り等多くの出展菊は、これから開花最盛期を迎えますので、ご期待下さい。 


福助作りの写真 福助作りの写真

福助作り

 

盆栽作りの写真
盆栽作り

 


懸崖作り

菊即売所の写真
菊即売コーナー

 

園内花壇では

花壇の光景の写真 ソライロアサガオの写真

園内各所の修景花壇は、秋の深まりとともに、ますます鮮やかできれいになってきました。逸品の秋花壇をぜひお楽しみください。 


トウガラシブラックパールの写真

トウガラシ ’ブラックパール’
Capsicum annuum  ’Black pearl’
ナス科 (北山ワイルドガーデン)
オールアメリカセレクションズ(全米草花新品種審査協会)
2006年金賞受賞品種

黒真珠(ブラックパール)と呼ぶに相応しく黒く輝いています。黒く着色した分厚い葉も独特な質感です。

 

ツルムラサキの写真
ツルムラサキ(花と果実)
Basella  rubra
ツルムラサキ科 (北山ワイルドガーデン)
熱帯アジア原産。ビタミンやミネラルを豊富に含む健康食品として知られるツルムラサキの花と果実です。葉や茎はおひたしや炒め物などにされます。 でも、ここのはもって帰らないでくださいね!

センニチコウの写真 

センニチコウ
Gomphrena  globosa  cv.
ヒユ科 (北山ワイルドガーデン)
原種は熱帯アメリカ原産。江戸時代に日本へ導入されました。花は乾燥させても色あせしないため、ドライフラワーとしてよく利用されます。和名の千日紅は「千日も紅い」の意味です。

 

キバナノツノゴマの写真 

キバナノツノゴマ(果実) 
Ibicella lutea
マーティニア科 (北山ワイルドガーデン)
南アフリカ原産。葉裏などの腺毛から出る粘液で補虫する食虫植物です。角のような果実が固く熟してきました。 

コールラビの写真 

コールラビ  ’サンバード’(白茎)
        ’パープルバード’(紫茎)
Brassica  oleracea  var.gongylodes
アブラナ科 (北山ワイルドガーデン)
コールは独語でkohl(キャベツの意)、ラビは独語でrabi(カブの意)、というわけでカブのようなキャベツです。キャベツやハボタンは近縁種(皆、B. oleracea)です。


観覧温室では

ヤスミヌムレクス写真 

ヤスミヌム・レクス
Jasminum rex
モクセイ科
(ジャングルゾ-ン)
タイ原産。ヤスミヌム属の中で最大の花をつけます。ただ、ほかのヤスミヌム属の白花種と違い、花に芳香がありません。ヤスミヌム属の香りのする白花種として有名なのはマツリカです。マツリカの花からジャスミン茶を作ります。今まさに満開です。香りがないのが本当に不思議です。

フィランツスエピフィランツス写真

フィランツス・エピフィルス
Phyllanthus epiphyllanthus
トウダイグサ科
(ジャングルゾーン)
西インド諸島原産。葉から花が直接咲いているように見えますが、これは葉ではなく、葉状枝(ようじょうし)と呼ばれます。実際には葉状枝の周縁には小型の退化した葉があり、その葉腋に花がつきます。フィランツス属は本種を含めて一部観葉植物として使われるものや、アメダマノキ(P. acidus)のように果実が食用になるものなどがあります。日本人にとって一番馴染みがあるのは、庭の雑草として扱われるコミカンソウ(P. urinaria)ではないでしょうか。

クラリンドウ写真

クラリンドウ
Clerodendrum wallichii
クマツヅラ科
(ジャングルゾ-ン)
アッサム、ヒマラヤ原産。白い花序が垂れ下がり美しいです。熟果が黒紫色で赤色のガクにつき花後も楽しめます。

カッシアスラッテンシス写真

カッシア・スラッテンシス
Cassia surattensis
マメ科
(ジャングルゾ-ン)
マレー半島、ジャワ、スマトラ島原産。高さ2から7メートルになります。和名はモクセンナと呼ばれます。

ムサベッカリー写真

ムサ・ベッカリー
Musa beccarii
バショウ科
(ジャングルゾ-ン)

平成3年に京大古曽部農場(当時)から導入されました。平成4年の現在の観覧温室がオープンする時に植栽され、現在に至ります。植栽後10年以上たって初めて開花したことになります。国内での所有は当園と熱川バナナワニ園のみで、開花は熱川バナナワニ園に続いて2例目になります。 ムサ・ベッカリーはマレーシア東部とボルネオ島サバ州にに分布します。高さ1メートルから1.5メートルになり、 赤い苞が鮮やかで印象的なバナナの仲間です。

宿根草・有用植物園では  

コダチダリアの近況(10月30日現在)

コダチダリアの写真

草丈は無摘芯株で5m程度に達しています。今年は一部の株を摘芯し、より近距離で花の様子をご覧いただけるようにしました。

コダチダリアの写真

10月25日に着蕾を確認しました(昨年は10月20日)。11月2日現在、まだ花の色は見えませんが、順調に行けば、開花は11月10日頃(昨年は11月5日)になりそうです。どうぞ、ご期待下さい!

コダチダリア開花時の写真 昨年の開花時の写真 

コダチダリア Dahlia imperialis  キク科
メキシコ、コスタリカ等原産。原産地では草丈3から5メートル程に生長する木立ち性のダリア。


コルチカムウォーターリリーの写真
コルチカム ’ウォーターリリー’
Colchicum  ’Water lily’
ユリ科(宿根草・有用植物園)
八重咲きの園芸品種。コルチカムは、夏の休眠から覚めた後、出葉(春)の前に、まず花だけを咲かせる植物です。本品種は日当たりが良いほど、紫色が濃くなります。

サルビアエレガンスの写真
サルビア・エレガンス
Salvia  elegans
シソ科(宿根草・有用植物園)
メキシコ、グァテマラ原産。端正な姿の赤い花は、まさに「エレガント」です。

オルトシフォンラビアツスの写真

オルトシフォン・ラビアツス
Orthosiphon  labiatus
キンポウゲ科(宿根草・有用植物園)
南アフリカ原産。淡い紫色の花は見応えがあります。花盛りの時期は過ぎましたが、まだご覧頂けます。(花期は8月頃から11月頃まで)

サルビアインヴォルクラタの写真
サルビア・インヴォルクラタ
Salvia involucrata
シソ科  (宿根草・有用植物園)
メキシコ、中央アメリカ原産。花茎の頂部にある球状の苞(ほう)が可愛らしいサルビアです。

レオノティスレオヌルスの写真 

レオノティス・レオヌルス
Leonotis  leonurus
シソ科(宿根草・有用植物園)
南アフリカ原産。多くのシソ科植物がそうであるように茎断面は四角形です。花後のガク片だけの姿もユニークなのでドライフラワーの花材として用いられます。別名を、Lion’s  ear(ライオンの耳)といいます。

トケイソウレディマーガレット
トケイソウ ’レディマーガレット’
Passiflora  coccinea X incarnata  ’Lady Margaret’
トケイソウ科(宿根草・有用植物園)
園芸品種。交配親は熱帯、亜熱帯が原産地。朝夕、摂氏10度前後まで冷え込むようになりましたが、まだトケイソウをお楽しみ頂けます。

リョウリギクモッテノホカの写真 リョウリギクアボウキュウの写真
リョウリギク ’もってのほか ’ (赤花)
        ’阿房宮’ (黄花)
Dendranthemum  X  grandiflorum cv.
キク科 (宿根草・有用植物園)
赤花の「もってのほか」は、「菊の紋花を食べるなどもってのほか」、「こんな美味なものをたべるなどもってのほか」など名前の由来には諸説あり、山形県が主産地です。花びらを軽くゆがいておひたし等にします。また、黄花の「阿房宮」は、青森県を主産地とし、花びらを蒸してから乾燥したものを「菊のり」にしたものが、豪雪地帯の保存食になるそうです。

クコの写真
クコ(果実)
Lycium chinense
ナス科 (宿根草・有用植物園)
東アジアの熱帯域から温帯域原産。 枝垂れた枝に鈴なりにつく果実は、クコ酒やドライフルーツとして利用されます。滋養、強壮、血圧降下の効果がある生薬(枸杞子:くこし)でもあります。

 

 植物園スタンプラリー

  

11月はフウです。

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142