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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成21年5月29日

こちらでは、現在見頃の植物を紹介しています

平成21年5月29日(金曜)現在

洋風庭園ではバラが見頃です!
バラ写真 バラ写真 バラ写真 バラ写真

冬季の入念な土作りの成果もあり、ボリュームある株には沢山の花がつきました。花色も一際鮮やかに映ります。

五月一杯は良い状態でお楽しみ頂けます。

広大な洋風庭園に約250品種、2000株を植栽展示しています。 

バラ園芸品種  Rosa cvs. バラ科

系統表記の意味:
HT系=ハイブリッド・ティー(モダンローズ、四季咲き大輪)
F系=フロリバンダ(モダンローズ、四季咲き中輪)
CL系=クライミング(モダンローズ、つる性)

LR系=ランドスケープローズ(モダンローズ、修景バラ)
En系=イングリッシュ(1961年に英国で交配開始。オールドローズの良さを引き継ぐ。四季咲き) 

バラの写真1

アラベスク
Arabesque
1988年 アメリカ作出 F系

バラの写真2

ジャルダン ドゥ フランス
Jardins de France
1998年 フランス作出 F系

バラの写真3

ガートルード ジェキル
Gertrude Jekyll
1986年 イギリス作出 En系

バラの写真4

セント セシリア
St. Cecilia
1987年 イギリス作出 En系

バラの写真5

ウララ
Urara
1995年 日本作出 F系

バラの写真6

ブルー バュー
Blue Bajou
1993年 ドイツ作出 F系

バラの写真7

アイスバーグ
Iceberg
1968年 ドイツ作出 CL系

バラの写真8


Rin
2007年 日本作出 F系

バラの写真9

ピエール ドゥ ロンサール
Pierre de Ronsard
1989年 フランス作出 CL系

バラの写真10

 マチルダ
Matilda
1988年 フランス作出 F系

観覧温室では

 ツンベルギアマイソレンシス写真 ツンベルギアマイソレンシス写真2

ツンベルギア マイソレンシス
Thunbergia mysorensis
キツネノマゴ科 (ジャングルゾ-ン)
インド南部原産。花は腋生または頂生で、長さ40から100センチの総状花序を下垂します。花冠裂片は暗赤褐色で、基部は濃黄色、大きく開いた花筒内部は濃黄色になります。苞(ほう)も暗赤褐色でつぼみのときから美しく印象的です。

 

食虫植物にも花が咲く!

ジャングルゾーン入り口付近に食虫植物を展示しています。食虫植物展は8月なのですが、ここでは現在開花中のものを展示しています。

サラセニア レウコフィラ
Sarracenia leucophylla
サラセニア科
原産は北アメリカ東部。野生種はわずか8種しかありません。葉は筒状で直立しトランペット型、高さ100センチ以上になります。上部の径は5センチ前後、赤紫または緑色、黄緑色の網目状になり、葉脈は白色で、あたかも白い斑が入ったような感じとなります。開口部にあるふたにも同じような模様が入り、ふたの径5センチ前後、葉縁は波打ちます。新葉に先立って咲く花は萼片、花弁ともに暗赤色またはえび茶色でバイオリン型、50~10センチの花茎に単生します。本種の実生から選抜したものに‘京大錦’があります。
野生種はわずか8種しかありません。戸外で越冬可能です。腰水で夏涼しい方が生育が良いです。日光に良く当てます。冬期は休眠します。2月には植え替えをします。
サラセニアの花には花弁、萼片がそれぞれ5あります。花柱は一個ですが先端5ヶ所に柱頭が突き出した洋傘状になります。この洋傘状の部分を花柱板と呼びます。おしべはたくさんありますが、花柱板に隠れて見ることが出来ません。

ハエトリグサ
Dionaea muscipula
モウセンゴケ科
花は白色で1花茎に10数花咲きます。がく片、花弁は基本的には5個、おしべは10から20個、柱頭は5個あります。果実は球形の蒴果で、種子は多数取れます。ミズゴケ植えにして浅い腰水で管理します。増殖は実生もしくは株分けで行います。

ネペンテストランカタ雄株

Nepenthes truncata

ウツボカズラ科

花は小さく地味ですが、香ばしい香りがします。人によっては「はいた後の靴下の臭い」とおっしゃる方も・・・・・・。

 

イチベンバナ
Swartzia pinnata
マメ科
(ジャングルゾ-ン)
花弁は旗弁一枚だけで他の四枚は退化しています。そのためイチベンバナ(一弁花)と呼ばれます。

 

 

ボンバクスエリプティクム果実開裂後写真

ボンバクス エリプティクム果実裂開後

ボンバクスエリプティクム開裂前写真

ボンバクス エリプティクム果実

ボンバクスエリプティクム種子写真

ボンバクス エリプティクム種子

ボンバクス エリプティクム
Bombax ellipticum
パンヤ科
(砂漠 サバンナ室)
果実がなりました。同じパンヤ科であるバオバブの果実に良く似ています。果実が割れて中のワタが見えています。

 

ヘリコニアヴァグネリアナ写真

ヘリコニア ヴァグネリアナ
Heliconia wagneriana
バショウ科 (ジャングルゾ-ン)
中央から南アメリカ原産で、特に日当たりのよい水辺に自生します。
バナナと同じバショウ科です。鮮やかな赤い色をした部分は苞とよばれ、その中に小さな緑色の花があります。ヘリコニアロストラタ写真

ヘリコニア ロストラタ
Heliconia rostrata
バショウ科
(ジャングルゾ-ン)
温室に植栽展示される代表的なヘリコニアです。ペルー、ハワイに分布します。

 ホウガンノキ花写真 ホウガンノキ写真2

ホウガンノキ
Couroupita guianensis
サガリバナ科 (ジャングルゾ-ン)
花は2種類の花粉を作ります。一つは花柱の周りを取り巻く環状のおしべによって作られ、単粒で滑らかな表面を持ち発芽能力を有します。もう一方は帽子状になるおしべ群から生じる花粉で4集粒になり表面は粗く発芽能力がありません。訪花したハナバチ類は帽子状のおしべ群から花粉を集めていることが観察されており、この不稔のおしべは送粉者のハナバチ類に対する報酬と考えられています。花には芳香があり、香水の原料として研究されています。
花は朝7時ごろに開き、午後4時ごろまでには落花します。栽培条件下では結実しないため人工授粉してやる必要がありますが、授粉は開花直後がよいこと、また、開花が始まる時期には同時に古い葉が落葉し、新葉がいっせいに伸びてきますが、新葉が伸びきったころの方が、結実しやすいことが、今までの経験からわかってきました。 

ムユウジュ写真

ムユウジュ
Saraca indica
マメ科 (ジャングルゾーン)
花は橙色で芳香があります。仏教三霊樹の一つで、お釈迦様の母君摩耶(まや)夫人がこの花に触れようとした時、お釈迦様が右脇腹から歩み出て「天上天下唯我独尊」と唱えたと伝えられています。インド、タイ、ミャンマーの寺院ではムユウジュの並木が多く見られます。サンスクリット語ではasokaといわれます。意味は無憂で、和名のムユウジュ(無憂樹)はここからくるといわれます。

ヤエサンユウカ写真 

ヤエサンユウカ
Tabernaemontana divaricata ’Flore Pleno’
キョウチクトウ科 (ジャングルゾ-ン)
インド原産。花は白色で芳香があり、特に夜にはよく香ります。材は香料にされています。インドでは庭木にされています。

タイワンハマオモト写真 

 タイワンハマオモト
Crinum asiaticum var. sinicum
ヒガンバナ科
(ジャングルゾーン)
琉球諸島から台湾、中国に分布します。日本の暖地に分布するハマオモトに比べて大型になります。

レンブ写真

レンブ
Syzygium samarangense
フトモモ科 (熱帯有用作物室)
熱帯アジア原産。花は白色。果実は洋梨型で乳白色から紅色、甘酸っぱくて香気があり、生食または加工用に用いられます。広く熱帯から亜熱帯で栽培されます。

アリストロキアサルバドレンシス写真 

アリストロキア サルバドレンシス
Aristolochia salvadrensis
ウマノスズクサ科 (冷房室)
原産は中米です。摂南大学から挿し木発根苗を2000年3月1日に譲り受けたものを栽培育成したものです。開花株は当園と摂南大学だけと思われます。A. arborea、A. tricaudataとともに灌木状になるタイプのアリストロキアで、A. arboreaのシノニム(同一植物を指す別の学名)とされることもありますが花は明らかに違います。一個の花の寿命は約一週間ですが、地際に発生した花茎が長期間にわたって伸張し、花を一個ずつつけていきます。

 カエンカズラ写真

カエンカズラ
Pyrostegia venusta
ノウゼンカズラ科
(アナナス室)

例年はこんな時期に咲かないのですが、なぜか今見頃です。本来は年末、ちょうどポインセチア展の頃に開花します。
ソーセージノキ写真

ソーセージノキ
Kigelia pinnata
ノウゼンカズラ科
(ジャングルゾーン)
ソーセージにそっくりの果実を垂らすことからソーセージノキと名付けられています。果肉は硬く繊維質で種子は食用にされることもあります。ゾウ、サイなど大型の哺乳動物が果実を食べて種子を散布します。開花は夜で、朝には落ちてしまうため、開花中の花をご覧いただくことはできません。今年は植物ホルモン処理も行いましたので、果実の期待大です!

バニラ果実写真

バニラ・果実
Vanilla planifolia
ラン科 (ラン室)
メキシコ南部と西インド諸島原産。香料植物として世界の熱帯地域で多く栽培されています。花は短命で、天気の良い日では午前中にしぼんでしまいます。曇りもしくは雨の日は夕方まで咲いていることがあります。果実は肉質でさや状になり、長さ30センチ近くなるものもあります。果実を発酵させ香料となるビーンズを作ります。

 

植物生態園ほかでは

 ウツギの写真

ウツギ
Deutzia crenata
ユキノシタ科 (植物生態園)
「ウノハナ」とも呼びます。

キョウガノコの写真

キョウガノコ
Filipendula purpurea
バラ科
(植物生態園) 

アワブキの写真

アワブキ
Meliosma myriantha
アワブキ科 (植物生態園)

コアジサイの写真

コアジサイ
Hydrangea hirta
ユキノシタ科 (植物生態園)

花には芳香があります。装飾花はありません。

ヤマアジサイの写真

ヤマアジサイ
Hydrangea serrata
ユキノシタ科 (植物生態園、あじさい園)

宿根草有用植物園では

クレマチスの写真

クレマチス‘篭口’
Clematis‘Rouguchi’
キンポウゲ科 (宿根草・有用植物園)
直径3から5センチメートルのベル形花をつける園芸品種で、インテグリフォリアとレティキュラータとの交配種。花色は濃紫色で葯は黄色で、新梢の側枝に次々と咲きます。ラムズイアーの写真

ラムズイヤー
Stachys byzantina
シソ科 (宿根草・有用植物園)
コーカサス地方からインド原産。葉の手触り感は「子羊の耳(Lamb’s ears)」を思わせます。クリスマスリースやポプリの材料に用いられます。

スイセンノウの写真

スイセンノウ
Lychnis coronaria
ナデシコ科 (宿根草・有用植物園)
ヨーロッパ南部から西アジア、北アフリカ原産。紫紅色の花を咲かせます。全体が白い細毛に被われているので「フランネルソウ」とも呼ばれています。

トゲハアザミの写真

トゲハアザミ
Acanthus spinosus
キツネノマゴ科 (宿根草・有用植物園)
ヨーロッパ南部から地中海原産。紫色を帯びた白花を穂状につけます。葉には大きく切れ込みが入り、切れ込みの葉の先端は刺がついています。コリント様式の柱の頭部にデザインされた葉の文様はこのアカンサスとされています。日本には明治末ごろに渡来。

ツバメズイセンの写真

ツバメズイセン
Sprekeria formosissima
ヒガンバナ科 (宿根草・有用植物園)
メキシコに1種類が分布する球根植物で、花茎の先に10センチほどの赤花を1個つけます。この花の形がツバメが飛んでいる様子に似ているのでツバメズイセンの名前があります。

ディエラマの写真

ディエラマ クーペリィ
Dierama cooperi
アヤメ科 (宿根草・有用植物園)
南アフリカ原産の球根植物。この仲間は花茎が細長く伸び、花の重みで弓状にしだれるところから「天使の釣竿」(Fairy’s Fishing Rods)とも呼ばれる。

エレムレスの写真

エレムルス‘トロピカル ドリーム’
Eremurus‘Tropical Dream’
ユリ科 (宿根草・有用植物園)
中央アジア西部に分布する多年草の園芸品種。高さ1メートル50センチ以上にもなる花茎に、小さな花を下から順に咲かせます。英名はデザートキャンドル(Desert Candle)。

フロミスの写真

フロミス フルティコサ
Phlomis fruticosa
シソ科 (宿根草・有用植物園)
地中海東部原産。エルサレムセージとも呼ばれていますが、セージ(サルビア)とは別属です。葉には白色毛が密生し、全体は灰緑色になります。花は鮮黄色で輪生し、レモンの香りがします。  

ヤマモモソウの写真

ヤマモモソウ
Gaura lindheimeri
アカバナ科 (宿根草・有用植物園)
北米のテキサス、ルイジアナ原産。長く伸ばした茎の先端に、約1.5センチの白花をつけます。花茎が風に揺れ、小さな蝶が舞っているように見えるところから、ハクチョウソウ(白蝶草)の別名もあります。ピンク色の花を咲かせる園芸品種もすぐ近くに植栽展示しています。

バーバスカムニグラム の写真

バーバスカム ニグラム
Verbascum nigrum
ゴマノハグサ科 (宿根草・有用植物園)
ヨーロッパ原産。花は黄色、その雄しべは暗い褐色なために、英名ではダーク マレイン(Dark Mullein)、和名ではクロモウズイカと呼ばれています。モウズイカは「毛蕊花」の意味で、花糸に毛が生えていることに由来します。

その他園内では

  チドリソウ写真

チドリソウ(ラークスパー)

Condolida ambigua

キンポウゲ科

(北山ワイルドガーデン)

ヘアリーベッチ写真

ヘアリーベッチ

Vicia villosa

 マメ科

(北山ワイルドガーデン)

ラグルスオヴァツス写真

ラグルス オヴァツス

Lagurus ovatus

イネ科

 (北山ワイルドガーデン)


ディアスキア写真

ディアスキア ‘ディアモンテ コーラルローズ’ 

 Diascia cv.

ゴマノハグサ科 

オールアメリカンセレクションズ(全米草花新品種審査協会)2006年金賞受賞品種

(北山ワイルドガーデン)

サルビアスペルバメロー写真

サルビア スペルバ ‘メロー’

Salvia cv. 

シソ科 

フロロセレクト(欧州草花新品種審査協会) 

2003年 金賞受賞品種

(北山ワイルドガーデン)

カンパヌララブンクルス写真

カンパヌラ ラプンクルス ‘涼姫’ 

Campanula rapunculus cv. 

キキョウ科

(北山ワイルドガーデン)

ブルネラグランディフロラフリーランダー写真

プルネラ グランディフロラ ‘フリーランダー’ 

Prunella grandiflora `Freelander’ 

シソ科 

フロロセレクト(全米草花新品種審査協会)

2006年金賞受賞品種

(北山ワイルドガーデン)

ダイアンツススプラパープル写真

ダイアンツス ‘スプラ パープル’ 

Dianthus `Supra Purple’

ナデシコ科 

オールアメリカンセレクションズ(全米草花新品種審査協会) 2006年金賞受賞品種

(北山ワイルドガーデン)

ノベルナクラウン写真

ダイアンツス ‘ノベルナクラウン’ 

Dianthus cv.

ナデシコ科 

フロロセレクト(欧州草花新品種審査協会) 

2007年 金賞受賞品種

(北山ワイルドガーデン)

ダイアンツスノベルナパープル写真

ダイアンツス ‘ノベルナパープル’ 

Dianthus cv.

ナデシコ科 

フロロセレクト(欧州草花新品種審査協会) 

2002年 金賞受賞品種

(北山ワイルドガーデン)

カンパニュラロンギステライザベラ写真

カンパニュラ ロンギステラ ‘イザベラ’ 

Campanula longistyla cv.

キキョウ科

(北山ワイルドガーデン)

エノテラレモンドロップ写真


エノテラ ‘レモンドロップ’ 

Oenothera sp.

アカバナ科

(北山ワイルドガーデン)

ハナワギク写真

ハナワギク 

Chryanthemum carinatum cv.

キク科

(北山ワイルドガーデン)

ホワイトレースフラワー写真

ホワイトレースフラワー 

Ammi majus cv.

セリ科

(北山ワイルドガーデン)

ディルフィニュームオーロラブルーインプ写真

ディルフィニューム ‘オーロラ ブルーインプ’ 

Delphinium cv. 

キンポウゲ科

(北山ワイルドガーデン)

ラバテラノベラローズ写真

ラバテラ ‘ノベラローズ’

Lavatera cv. 

アオイ科 

フロロセレクト(欧州草花新品種審査協会) 

2004年 金賞受賞品種 

オールアメリカンセレクションズ(全米草花新品種新審査協会) 

2004年 金賞受賞品種

(北山ワイルドガーデン)

パパヴェルコンムタツムピエロ写真

 パパヴェル コンムタツム ”ピエロ”

Papaver commtatum "Pierrot" 

ケシ科

(北山ワイルドガーデン)

ヒナゲシ写真

ヒナゲシ 

Papaver rhoeas cv.

ケシ科

(北山ワイルドガーデン)

ハナショウブ写真

はなしょうぶ園ではハナショウブが咲き始めています。

 

植物園スタンプラリー

5月スタンプエキウム

5月はエキウム ウィルドプレッティーです。 

 

 

 

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142