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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成21年10月2日

こちらでは、現在見頃の植物を紹介しています

平成21年10月2日(金曜)現在

 

観覧温室では

キバナキョウチクトウ写真

キバナキョウチクトウ
Thevetia peruviana
キョウチクトウ科 (ジャングルゾーン)
熱帯アメリカ原産。開花には十分な日光が必要です。花は芳香があり、次々に咲いていきます。観賞用として温室内によく植えられています。

ヘリコニアマリアエ写真

ヘリコニア マリアエ
Heliconia mariae
バショウ科
(ジャングルゾ-ン)
赤い色をした部分は苞とよばれ、その中に小さな花があります。苞の中から青い色の果実が顔をのぞかせているものもあります。
属名ヘリコニアはギリシャ神話の芸術の女神が住むヘリコン山に由来し、優雅な花姿にちなみます。中央アメリカや、南太平洋諸島に約100種が分布します。

ヘリコニアゴールデントーチ写真

ヘリコニア ’ゴールデントーチ’
Heliconia `Golden Torch’
バショウ科
(ジャングルゾ-ン)
Heliconia psittacorum × H. spathocircinata の交配種

イエライシャン写真 

イエライシャン
Telsoma cordata
ガガイモ科 (ジャングルゾ-ン)
中国名は夜来香。開花すると芳香があります。中国南部で栽培され歌謡曲に歌われて特に有名になりました。実際は昼間もよく香ります。香水を採ったりスープに花を散らしたりもします。ナス科の夜香木(Cestrum nocturnum)やリュウゼツラン科のチューベローズ(月下香:Polianthes tuberosa)をイエライシャンと混同している事例も見受けられますが、いずれも花の香りのよい別の植物です。

ヒメノカリスカリバエア写真

ヒメノカリス カリバエア
Hymenocallis caribaea
ヒガンバナ科 (ジャングルゾ-ン)
西インド諸島に分布します。花は白色で、芳香があります。 

ディコリサンドラティルシフロラ写真

ディコリサンドラ ティルシフロラ
Dichorisandra thylsiflora
ツユクサ科 (ジャングルゾ-ン、ラン室)
ブラジル原産。濃青紫色の花が印象的です。ジャングルゾーンでは通路から少し奥まったところに植栽しています。英名をブルージンジャー(青いショウガ)といい、草姿がショウガ科の植物に似ていることからつけられました。

ゴレンシ花写真

ゴレンシ
Averrhoa carambola
カタバミ科 (熱帯有用作物室)
原産地はインド、インドネシアもしくはマレー半島といわれていますが、はっきりと分かっていません。現在では東南アジアを中心に世界の熱帯亜熱帯に分布しています。果実に5本の稜が立ち、その横断面が星型をしていることからスターフルーツとも呼ばれます。
果実は生食か砂糖漬けに、また薄く切ってサラダに入れたりもします。

アリストロキアサルバドレンシス写真 

アリストロキア サルバドレンシス
Aristolochia salvadorensis
ウマノスズクサ科 (冷房室)
原産は中米です。摂南大学から挿し木発根苗を2000年3月1日に譲り受けたものを栽培育成したものです。開花株は当園と摂南大学だけと思われます。A. arborea、A. tricaudataとともに灌木状になるタイプのアリストロキアで、A. arboreaのシノニム(同一植物を指す別の学名)とされることもありますが花は明らかに違います。一個の花の寿命は約一週間ですが、地際に発生した花茎が長期間にわたって伸張し、花を一個ずつつけていきます。

アリストロキアトリカウダタ写真 

アリストロキア トリカウダタ
Aristolochia tricaudata
ウマノスズクサ科  (冷房室)

アリストロキアギガンテア写真

アリストロキア ギガンテア
Aristolochia gigantea
ウマノスズクサ科 (冷房室)
ブラジル原産のつる性低木です。花は長さ25センチ、幅20センチを超え大型です。高さ3メートルくらいの位置で咲いているので見上げて頂かなくてはいけません。

アデニアペリエリ写真

アデニア ペリエリ
Adenia perrieri
トケイソウ科(砂漠サバンナ室)
マダガスカル原産。木本性のつる植物でツルが温室の高い位置まで登っており、花も上の位置にたくさんあります。今年はつるの下、大人の目の高さくらいの位置にもたくさん花がついています。

コバナンツスカロクラミスつぼみ写真 コバナンツスカロクラミス花写真

 コバナンツス カロクラミス
Cobananthus calochlamys
イワタバコ科 (冷房室)
中央アメリカ原産。花は黄色で筒状になりますが、オレンジ色の萼が美しく、つぼみが大きくなる前は、オレンジ色の花が咲いているように見えます。

鉢物展示室写真1 鉢物展示室写真2

鉢物展示室ではアキメネス、ストレプトカーパスを中心にイワタバコ科植物を多く展示しています。

 ソーセージノキ果実写真

ソーセージノキ果実
ソーセージノキ
Kigelia pinnata
ノウゼンカズラ科 (ラン室)
アフリカ原産です。長さ30から50センチ、直径10センチ程度のソーセージにそっくりの果実を垂らすことからソーセージノキと名付けられています。果肉は硬く繊維質で食用にはなりませんが、種子は食用にされることもあります。ゾウ、サイなど大型の哺乳動物が果実を食べて種子を散布します。花は径8センチ程度で花弁の内側が暗赤色です。開花は夜で、現地では夜行性のコウモリやガが花粉を媒介します。今年初めて結実しましたが、職員の地道な人工交配が成功した結果です。

 

植物生態園では

 サラシナショウマの写真

サラシナショウマ
Cimicifuga simplex
キンポウゲ科

ホトトギスの写真

ホトトギス
Tricyrtis hirta
ユリ科

ヒキオコシの写真

ヒキオコシ
Rabdosia japonica
シソ科

ウメモドキの写真

ウメモドキ(果実)
Ilex serrata
モチノキ科 
植物生態園中央にある池(通称、琵琶湖池)付近。少し目線から離れたところに植栽されていますが、果実が鈴なりについています。

カワラノギクの写真

カワラノギク
Aster kantoensis
キク科
関東地方と静岡県東部の河原に自生します。

ツリフネソウの写真

ツリフネソウ
Impatiens textori
ツリフネソウ科
花は紅紫色が基本色ですが、白花もあります。湿地の木橋付近に植栽していますが、どんどんエリアを拡大してきており、少し困っています。果実は熟すと、接触などの刺激により、種子をはじき飛ばし、果皮はクルっと内側に巻きます。小学校でよく栽培されるホウセンカの仲間というとおわかりになると思います。属名のラテン語、Inpatiensは「我慢できない、耐えられない」の意味がありますが、果実をさわっていただくと納得するかもしれません。

宿根草・有用植物園では

サルビアマドレンシスの写真

 サルビア マドレンシス
Salvia madrensis
シソ科  (宿根草・有用植物園)
メキシコ原産。高さ2メートル以上になる大型の多年草で、長さ約2センチの筒状花を穂状につけます。花色は黄色で、茎がはっきりとした四角形になります。 
パシフロラアウランティアの写真

パシフロラ アウランティア
Passiflora aurantia
トケイソウ科  (宿根草・有用植物園)
オーストラリア、フィジー、マレーシア、ニューギニアなどが原産。花径約5から8センチ。1花の寿命は長く3から4日で、花色は咲き進むにつれてクリーム色からオレンジピンク色に色付きます。

ステビアの写真

ステビア(アマハステビア)
Stevia rebaudiana
キク科  (宿根草・有用植物園)
パラグアイ、ブラジル原産。高さ1メートル程になる多年草で、天然の甘味料としてよく知られています。葉を噛むと口一杯に甘味が広がります。甘さは砂糖の約200倍とも。

ステルンベルギアの写真

ステルンベルギア ルテア
Sternbergia lutea
ヒガンバナ科  (宿根草・有用植物園)
地中海沿岸原産。キバナノタマスダレの別名があり、クロッカスに似た黄花を一本の花茎に1つ咲かせます。葉は蕾とほぼ同時に出て、春には葉が枯れ、夏に休眠します。日本には大正時代に渡来しました。 

サルビアメキシアナの写真

サルビア メキシカナ‘ライムライト’
Salvia mexicana ‘Lime Light’
シソ科  (宿根草・有用植物園)
南アメリカ原産。高さ1から1.5メートルになる多年草で、淡いライムイエローの苞から、濃紫色の唇形花を咲かせます。コントラストが美しい種類です。

ホソバヒマワリの写真

ホソバヒマワリ
Helianthus salicifolius
キク科  (宿根草・有用植物園)
北米原産。草丈1メートル以上になる多年草で、株一面にたくさんの黄色花をつけます。ヒマワリと同属ですが、本種は秋咲きです。 

シクラメングラエクムの写真

シクラメン グラエクム
Cyclamen graecum
サクラソウ科  (宿根草・有用植物園ミニハウス)
ギリシアから小アジア南部原産。葉に先立って多数の花が咲きます。花は淡いピンクから濃いピンクで、豪華な園芸品種とは違った風情があります。 

ローゼルカクテルレッドの写真

ローゼル ‘カクテルレッド’
Hibiscus sabdariffa ‘Cocktail Red’
アオイ科  (宿根草・有用植物園)
基本種はアフリカ西南部原産で、食用を中心に原産地をはじめ熱帯、亜熱帯で幅広く栽培されています。高さ1から2メートルになる低木で、葉腋に直径10センチほどの花を咲かせます。花色はクリーム色で、中心が暗褐色になります。花後は萼が肥大し、成熟した萼は多汁質でクエン酸や酒石酸を多く含み、乾燥させたものがハイビスカスティーの原料となります。‘カクテルアイボリー’は淡黄色花で、萼が白色となります。
ローゼルカクテルアイボリーの写真
ローゼル ‘カクテルアイボリー’
Hibiscus sabdariffa ‘Cocktail Ivory’

トカドヘチマの果実の写真

 トカドヘチマ (果実)
Luffa acutangula
ウリ科 (宿根草・有用植物園)
東南アジア原産。果実は太さ約8センチ、長さ約30センチの棍棒状で、果面に10条のくっきりとした稜があります。和名の「トカド」はこの10個の角に由来します。スリランカやインドでは重要な夏野菜となっています。花は黄色で、雄花は総状様に集まり、雌花は単生します。

アイの写真

 アイ (アイタデ)
Polygonum tinctorium
タデ科 (宿根草・有用植物園)
中国原産。高さ50センチ程になる一年草。藍染料をとる植物として知られていますが、近年は合成染料におされ、栽培は少なくなっています。葉は緑色で乾燥すると藍色になります。花色は淡紅色。英名はチャイニーズインディゴ(Chinese Indigo)。

サルビアパープルマジェスタの写真

 サルビア ‘パープルマジェスティー’
Salvia ‘Purple Majesty’
シソ科 (宿根草・有用植物園)
グアラニティカ(S. guaranitica)とゲスネリフロラ(S. gesneriiflora)の交配種で、高さ1メートル程になります。花の形はグアラニティカとよく似ていますが、花色は青紫色となります。

サルビアレウカンタの写真

サルビア レウカンタ
Salvia leucantha
シソ科 (宿根草・有用植物園)
メキシコから中米原産。高さ1から1.5メートルになる多年草で、秋から晩秋にかけて開花します。花は白色で、萼が紫色となり、よく目立ちます。メキシカンブッシュセージ(Mexican bush sage)やアメジストセージ(Amethyst sage)とも呼ばれています。

オルトシフォンラビアツスの写真

オルトシフォン ラビアツス
Orthosiphon labiatus
シソ科 (宿根草・有用植物園)
南アフリカ原産の多年草で、高さ1.5メートル程になります。明緑色の葉は心形で芳香があり、茎頂の総状花序に、ピンク色の花を穂状につけます。サルビアによく似ているため、ピンクセージ(Pink sage)とも呼ばれています。

ウコンの写真

ウコン
Curcuma longa
ショウガ科 (宿根草・有用植物園)
インド原産。地下に黄色の根茎を持つ大形の多年草。花序は葉の中心から伸び、苞は緑白色、花冠は白色で唇弁に黄色い筋が入ります。カレーに欠かせない香辛料で、たくあん漬けの着色料として知られています。日本への渡来は古く1700年代。

クルクマペチオラタの写真

クルクマ ペティオラタ
Curcuma petiolata
ショウガ科 (宿根草・有用植物園)
マレーシア原産。ウコンの花(のように見える苞葉)が大きくガッチリして真っ白であるのに対し、こちらペティオラタは、やや華奢で苞葉の先がピンクから紫色を帯びています。

トケイソウパンダの写真

パシフロラ‘パンダ’
Passiflora ‘Panda’
トケイソウ科 (宿根草・有用植物園)
2006年ドイツ作出。花は直径10センチで、花弁は淡紫色を帯びた白色で、ガク片は白色となります。副花冠は直径6センチで中心が黒に近い暗藤色となります。2輪同時に咲けばパンダの目になるかも。

スイフヨウの写真

朝の花色

 スイフヨウ夕方の写真

夕方の花色

スイフヨウ(酔芙蓉)
Hibiscus mutabilis f. versicolor
アオイ科 (宿根草・有用植物園)
中国の熱帯、亜熱帯部原産。花は一日花です。白い花は真昼頃から夕方にかけて赤く色づいていきます。天候や気温によって色づき方は異なり、最近は気温の低下にともない、色づきが遅くなっています。

シチメンフヨウの写真

シチメンフヨウ (七面芙蓉)
Hibiscus mutabilis var.polygamus
アオイ科 (宿根草・有用植物園)
フヨウの八重咲き種にはスイフヨウとこのシチメンフヨウがあります。花の形や色の変化は様々で、八重咲きもあれば、いくつかの花が集まって、1つの花になっているものもあります。いろいろな花の姿が楽しめます。

オキナワスズメウリの写真

オキナワスズメウリ
Diplocyclos palmatus
ウリ科 (宿根草・有用植物園)
九州、沖縄地域に自生するつる性の一年草。気温が高くなると旺盛につるを伸ばし、葉腋に小さな黄色の花を数個つけます。花後につく果実は直径3センチほどの球形で、熟すと赤く色づきます。

ルリマツリの写真

ルリマツリ
Plumbago auriculata
イソマツ科 (宿根草・有用植物園)
南アフリカ原産の半つる性低木。茎頂や茎頂付近の葉腋から穂状花序を伸ばし、淡いブルーの花を多数つけます。萼には腺毛があり粘ります。

園内花壇では

コスモス写真1

コスモス写真2

コスモス
Cosmos bipinnatus cv.
キク科 (北山ワイルドガーデン)
今見頃です。

ハゴロモルコウソウ ハゴロモルコウソウアップ写真

ハゴロモルコウソウ
Quamoclit×multifida 
ヒルガオ科 (北山ワイルドガーデン) 

カンナトロピカルローズ写真

カンナ ‘トロピカルローズ’
Cannna generalis cv.
カンナ科 (北山ワイルドガーデン)

ネコノヒゲの写真

ネコノヒゲ
Orthosiphon aristatus
シソ科 (沈床花壇)

 

 

チトニア ‘フィエスタ デルソル’
Tithonia cv.
キク科
全米草花新品種審査協会2000年金賞受賞品種

サンビタリア ‘ゴールドブレイド’
Sanbitalia procumbens cv.
キク科
(北山ワイルドガーデン)

キツネノツノゴマの写真

キバナノツノゴマ 
Ibicella lutea
マーティニア科 (北山ワイルドガーデン)
南アフリカ原産。葉裏等に粘液があり、食虫植物の一つです。

 

ソライロアサガオの写真

ソライロアサガオ ’ヘブンリーブルー’
Ipomoea tricolor ’Heavenly Blue’
ヒルガオ科 (沈床花壇)

 

 

植物園スタンプラリー

10月のスタンプイチョウ画像

10月はイチョウです。 

9月のクイズの答えは「万願寺」です。

 

 

 

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142