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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成21年10月16日

こちらでは、現在見頃の植物を紹介しています

平成21年10月16日(金曜)現在

 

観覧温室では

ホルムショルディアサンギネア写真

ホルムショルディア サンギネア
Holmskioldia sanguinea
クマツヅラ科(ジャングルゾーン)
インド、ヒマラヤの亜熱帯地方原産。萼はレンガ色からオレンジ色、花冠は萼と同色で円筒形。園芸品種には萼と花冠の色が鮮黄色のもの、紫色のものがあります。英名はチャイニーズハット。長くのびた花冠と萼を帽子に見立てています。

ヘリコニアマリアエ写真

ヘリコニア マリアエ
Heliconia mariae
バショウ科
(ジャングルゾ-ン)
赤い色をした部分は苞とよばれ、その中に小さな花があります。苞の中から青い色の果実が顔をのぞかせているものもあります。
属名ヘリコニアはギリシャ神話の芸術の女神が住むヘリコン山に由来し、優雅な花姿にちなみます。中央アメリカや、南太平洋諸島に約100種が分布します。

ヘリコニアゴールデントーチ写真

ヘリコニア ’ゴールデントーチ’
Heliconia `Golden Torch’
バショウ科
(ジャングルゾ-ン)
交配種 Heliconia psittacorum × H. spathocircinata

パナマソウ果実写真

パナマソウ
Carludovica palmata
パナマソウ科
中央アメリカ、ボリビア原産。花は単生で雌雄同株です。雄花には花被があり、15から20裂します。花被は白く細長いので、我々は「ラーメン花」と呼んだりしています。花序は数個の早落性の苞で覆われます。葉は長さ1から2メートルの葉柄をもち、葉身は長さ1メートルほどで2裂し、2裂した各片はさらに中裂し扇状になります。主として観賞用に栽培されます。エクアドルではパナマ帽の製造原料とされ重要な輸出品となっています。サガリバナ花写真

サガリバナ
Barringtonia racemosa
サガリバナ科
(ジャングルゾーン)
東南アジアから太平洋諸島の湿地に分布します。薄いピンク色の糸状に広がっている部分は雄しべです。その下に短い花弁がつきます。花序は50センチくらいで15から20花つけますが、いったん花が終わった後も、その花序がさらに伸びて花をつけます。熱帯では日陰樹や防風林として利用されます。夜に開花し、朝には落ちてしまっているので開花した状態は観察できませんが、落ちた花を水鉢に浮かべていますのできれいな状態で観察していただけます。大変よい香りがします。

 

ディコリサンドラティルシフロラ写真

ディコリサンドラ ティルシフロラ
Dichorisandra thylsiflora
ツユクサ科 (ジャングルゾ-ン、ラン室)
ブラジル原産。濃青紫色の花が印象的です。ジャングルゾーンでは通路から少し奥まったところに植栽しています。英名をブルージンジャー(青いショウガ)といい、草姿がショウガ科の植物に似ていることからつけられました。

ゴレンシ花写真

ゴレンシ
Averrhoa carambola
カタバミ科 (熱帯有用作物室)
原産地はインド、インドネシアもしくはマレー半島といわれていますが、はっきりと分かっていません。現在では東南アジアを中心に世界の熱帯亜熱帯に分布しています。果実に5本の稜が立ち、その横断面が星型をしていることからスターフルーツとも呼ばれます。
果実は生食か砂糖漬けに、また薄く切ってサラダに入れたりもします。

 アリストロキアサルバドレンシス写真

アリストロキア サルバドレンシス
Aristolochia salvadorensis
ウマノスズクサ科 (冷房室)
原産は中米です。摂南大学から挿し木発根苗を2000年3月1日に譲り受けたものを栽培育成したものです。開花株は当園と摂南大学だけと思われます。A. arborea、A. tricaudataとともに灌木状になるタイプのアリストロキアで、A. arboreaのシノニム(同一植物を指す別の学名)とされることもありますが花は明らかに違います。一個の花の寿命は約一週間ですが、地際に発生した花茎が長期間にわたって伸張し、花を一個ずつつけていきます。

アリストロキアアルボレア写真

アリストロキア アルボレア
Aristolochia arborea
ウマノスズクサ科(冷房室)

多くのアルストロキア属がつる性であるのに対し、高さ3m程度のかん木になる種です。
一つの花の寿命は一週間程度ですが、主に株元につく花茎に次々と花が咲き、長期間楽しめます。花は直径7cm程度の頭巾のような形をしており、花色は茶色で、下部が白くなります。
原産地は、メキシコからエルサルバドルにかけての中央アメリカで、湿度の高い環境を好みます。現在開花している株は、2000年9月にインドネシアのボゴール植物園から挿穂を譲り受けたもので、アリストロキア アルボレアの開花は、国内2例目です。開花株は現在国内では当園のみです。

コバナンツスカロクラミスつぼみ写真 コバナンツスカロクラミス花写真

 コバナンツス カロクラミス
Cobananthus calochlamys
イワタバコ科 (冷房室)
中央アメリカ原産。花は黄色で筒状になりますが、オレンジ色の萼が美しく、つぼみが大きくなる前は、オレンジ色の花が咲いているように見えます。

鉢物展示室写真1 鉢物展示室写真2

鉢物展示室ではアキメネス、ストレプトカーパスを中心にイワタバコ科植物を多く展示しています。

 ソーセージノキ果実写真

ソーセージノキ(果実)
ソーセージノキ
Kigelia pinnata
ノウゼンカズラ科 (ラン室)
アフリカ原産です。長さ30から50センチ、直径10センチ程度のソーセージにそっくりの果実を垂らすことからソーセージノキと名付けられています。果肉は硬く繊維質で食用にはなりませんが、種子は食用にされることもあります。ゾウ、サイなど大型の哺乳動物が果実を食べて種子を散布します。花は径8センチ程度で花弁の内側が暗赤色です。開花は夜で、現地では夜行性のコウモリやガが花粉を媒介します。今年初めて結実しましたが、職員の地道な人工交配が成功した結果です。

 

植物生態園では

 カワラノギクの写真

カワラノギク
Aster kantoensis
キク科

キブネギクの写真

キブネギク
Anemone hupehensis var. japonica
キンポウゲ科

ヒキオコシの写真

ヒキオコシ
Rabdosia japonica
シソ科

オヤマボクチの写真

キクバヤマボクチ
Synurus excelsus var. palmatopinnatifidus
キク科 

アザミの写真

アザミ
Cirsium sp.
キク科

ツリバナ果実の写真

ツリバナ(果実)
Euonymus oxyphyllus
ニシキギ科
はなしょうぶ園東側の小川付近に植栽しています。

フユイチゴの写真

フユイチゴ
Rubus buergeri 
バラ科

宿根草・有用植物園では

レオノティスレオヌルスの写真

レオノティス  レオヌルス
Leonotis leonurus
シソ科 (宿根草・有用植物園)
南アフリカ原産で高さ2から3メートルになる多年草です。「橙色」の花が輪生する姿はエキゾチックな風情です。和名はカエンキセワタ(火焔着せ綿)、英名はライオンズイアー(Lion’s ear)。

サルビアエレガンスの写真

サルビア エレガンス
Salvia elegans
シソ科 (宿根草・有用植物園)
メキシコ、グァテマラ原産で高さ1から1.5メートルになります。端正な姿の赤い花は、まさに「エレガント」です。 葉にはパイナップルの香りがあり、パイナップルセージとも呼ばれています。

クコの実の写真

クコ(果実)
Lycium chinense
ナス科 (宿根草・有用植物園)
東アジアの熱帯域から温帯域原産。果実、根、葉は、疲労回復や滋養強壮等の効果がある生薬です。クコ茶(葉)やクコ酒(果実)などとして利用されます。

サルビアインウォルクラタの写真

サルビア インウォルクラタ
Salvia involucrata
シソ科 (宿根草・有用植物園)
メキシコから中央アメリカ原産。高さ1メートル以上になる大型種で、花茎の先端が球状になるのが特徴です。このピンクの球状のものは苞が重なり合って蕾を包んでいて、花はこの苞が脱落した後に開花します。葉の形から「ローズリーフセージ」(rose leaf sage)とも呼ばれています。

コルチカムウォーターリリーの写真

コルチカム‘ウォーターリリー’
Colchicum ‘Water Lily’
ユリ科(宿根草・有用植物園)
八重咲きの園芸品種。コルチカムの仲間は夏の休眠から覚めた後、出葉(春)の前に、まず花だけを咲かせます。本品種は日当たりが良いほど、紫色が濃くなります。

サルビアマドレンシスの写真

 サルビア マドレンシス
Salvia madrensis
シソ科  (宿根草・有用植物園)
メキシコ原産。高さ2メートル以上になる大型の多年草で、長さ約2センチの筒状花を穂状につけます。花色は黄色で、茎がはっきりとしたシソ科の特徴である四角形になります。 
パシフロラアウランティアの写真

パシフロラ アウランティア
Passiflora aurantia
トケイソウ科  (宿根草・有用植物園)
オーストラリア、フィジー、マレーシア、ニューギニアなどが原産。花径約5から8センチ。1花の寿命は長く3から4日で、花色は咲き進むにつれてクリーム色からオレンジピンク色に色付きます。

サルビアメキシアナの写真

サルビア メキシカナ‘ライムライト’
Salvia mexicana ‘Lime Light’
シソ科  (宿根草・有用植物園)
南アメリカ原産。高さ1から1.5メートルになる多年草で、淡いライムイエローの苞から、濃紫色の唇形花を咲かせます。コントラストが美しい種類です。

シクラメングラエクムの写真

シクラメン グラエクム
Cyclamen graecum
サクラソウ科  (宿根草・有用植物園ミニハウス)
ギリシアから小アジア南部原産の野生種。葉に先立って多数の花が咲きます。花は淡いピンクから濃いピンクで、豪華な園芸品種とは違った風情があります。 

ローゼルカクテルレッドの写真

ローゼル ‘カクテルレッド’
Hibiscus sabdariffa ‘Cocktail Red’
アオイ科  (宿根草・有用植物園)
基本種はアフリカ西南部原産で、食用を中心に原産地をはじめ熱帯、亜熱帯で幅広く栽培されています。高さ1から2メートルになる低木で、葉腋に直径10センチほどの花を咲かせます。花色はクリーム色で、中心が暗褐色になります。花後は萼が肥大し、成熟した萼は多汁質でクエン酸や酒石酸を多く含み、乾燥させたものがハイビスカスティーの原料となります。‘カクテルアイボリー’は淡黄色花で、萼が白色となります。
ローゼルカクテルアイボリーの写真
ローゼル ‘カクテルアイボリー’
Hibiscus sabdariffa ‘Cocktail Ivory’

アイの写真

 アイ (アイタデ)
Polygonum tinctorium
タデ科 (宿根草・有用植物園)
中国原産。高さ50センチ程になる一年草。藍染料をとる植物として知られていますが、近年は合成染料におされ、栽培は少なくなっています。葉は緑色で乾燥すると藍色になります。花色は淡紅色。英名はチャイニーズインディゴ(Chinese Indigo)。

サルビアパープルマジェスタの写真

 サルビア ‘パープルマジェスティー’
Salvia ‘Purple Majesty’
シソ科 (宿根草・有用植物園)
グアラニティカ(S. guaranitica)とゲスネリフロラ(S. gesneriiflora)の交配種で、高さ1メートル程になります。花の形はグアラニティカとよく似ていますが、花色は青紫色となります。

サルビアレウカンタの写真

サルビア レウカンタ
Salvia leucantha
シソ科 (宿根草・有用植物園)
メキシコから中米原産。高さ1から1.5メートルになる多年草で、秋から晩秋にかけて開花します。花は白色で、萼が紫色となり、よく目立ちます。メキシカンブッシュセージ(Mexican bush sage)やアメジストセージ(Amethyst sage)とも呼ばれています。

オルトシフォンラビアツスの写真

オルトシフォン ラビアツス
Orthosiphon labiatus
シソ科 (宿根草・有用植物園)
南アフリカ原産の多年草で、高さ1.5メートル程になります。明緑色の葉は心形で芳香があり、茎頂の総状花序に、ピンク色の花を穂状につけます。サルビアによく似ているため、ピンクセージ(Pink sage)とも呼ばれています。

 

    洋風庭園ではバラが咲きはじめました! 

広大な洋風庭園に約250品種、2000株を植栽展示しています。 
バラ園芸品種  Rosa cvs. バラ科
系統表記の意味:
HT系=ハイブリッド・ティー(モダンローズ、四季咲き大輪)
FL系=フロリバンダ(モダンローズ、四季咲き中輪) 

ロブロイの写真
 ロブロイ
Rob Roy
1970年 イギリス作出 FL系
キャゼールの写真
キャルゼール
Carrousel
1975年 アメリカ作出 FL系
マパーキンスの写真
マパーキンス
Ma Perkins
1952年 アメリカ作出 FL系
トロピカルシャーベットの写真
トロピカルシャーベット
Tropical Sherbet
2003年 日本作出 FL系
花房の写真
花房
Hana-Busa
1981年 日本作出 FL系
ピースの写真
ピース
Peace
1942年 フランス作出 HT系
パフュームデライトの写真
パフュームデライト
Perfume Delight
1874年 アメリカ作出 HT系
ゴールドマリー84の写真
ゴールドマリー‘84
Goldmarie‘84
1988年 ドイツ作出 FL系
アイスバーグの写真
アイスバーグ
Iceberg
1985年 ドイツ作出 FL系

園内花壇では

コスモス写真1

コスモス写真2

コスモス
Cosmos bipinnatus cv.
キク科 (北山ワイルドガーデン)
今見頃です。

ハゴロモルコウソウ ハゴロモルコウソウアップ写真

ハゴロモルコウソウ
Quamoclit×multifida 
ヒルガオ科 (北山ワイルドガーデン) 

カンナトロピカルローズ写真

カンナ ‘トロピカルローズ’
Cannna generalis cv.
カンナ科 (北山ワイルドガーデン)

ネコノヒゲの写真

ネコノヒゲ
Orthosiphon aristatus
シソ科 (沈床花壇)

ブルグマンシアの写真

ブルグマンシア ウェルシコロル
Brugmansia versicolor
ナス科 (植物園会館前花壇)

チトニア ‘フィエスタ デルソル’
Tithonia cv.
キク科
全米草花新品種審査協会2000年金賞受賞品種

サンビタリア ‘ゴールドブレイド’
Sanbitalia procumbens cv.
キク科
(北山ワイルドガーデン)

キツネノツノゴマの写真

キバナノツノゴマ 
Ibicella lutea
マーティニア科 (北山ワイルドガーデン)
南アフリカ原産。葉裏等に粘液があり、食虫植物の一つです。

ソライロアサガオの写真

ソライロアサガオ ’ヘブンリーブルー’
Ipomoea tricolor ’Heavenly Blue’
ヒルガオ科 (沈床花壇)

トウガラシ八房の写真

トウガラシ‘八房’
Capsicum annum cv.
ナス科 (沈床花壇)

トウガラシホットパープルの写真

トウガラシ‘ホットパープル’
Capsicum annum cv.
ナス科 (沈床花壇)

トウガラシブラックパールの写真

トウガラシ‘ブラックパール’
Capsicum annum cv.
ナス科 (沈床花壇)
全米草花新品種審査協会2006年金賞受賞品種

トウガラシ五色旭光の写真

トウガラシ‘五色旭光’
Capsicum annum cv.
ナス科 (沈床花壇)

トウガラシハバネロの写真

トウガラシ‘ハバネロ’
Capsicum chinense
ナス科 (沈床花壇)

トウガラシ紫炎の写真

トウガラシ‘紫炎’
Capsicum annum cv.
ナス科 (沈床花壇)

植物園スタンプラリー

10月のスタンプイチョウ画像

10月はイチョウです。 

9月のクイズの答えは「万願寺」です。

 

 

 

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142