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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成22年5月21日

こちらでは、現在見頃の植物を紹介しています

平成22年5月21日(金曜)現在

洋風庭園では

バラが咲き始めました!

広大な洋風庭園に約250品種、2000株を植栽展示しています。 

バラ園芸品種  Rosa cvs. バラ科

系統表記の意味:
HT系=ハイブリッド・ティー(モダンローズ、四季咲き大輪)
F系=フロリバンダ(モダンローズ、四季咲き中輪)
CL系=クライミング(モダンローズ、つる性)
LR系=ランドスケープローズ(モダンローズ、修景バラ)
En系=イングリッシュ(1961年に英国で交配開始。オールドローズの良さを引き継ぐ。四季咲き)

バラフリュイテの写真

フリュイテ
Fruite
1985年 フランス作出 F系

バラマリーローズの写真

マリーローズ
Mary Rose
1983年 イギリス作出 En系

バラオセロの写真

オセロ
Othello
1986年 イギリス作出 En系

バラトランペッターの写真

トランペッター
Trumpeter
1977年 ニュージーランド作出 F系

バラ宇多野の写真

宇多野
Utano
1985年 日本作出 HT系

バラ紫雲の写真

紫雲
Shiun
1984年 日本作出 HT系

エキウムウイルドプレッティの写真

エキウム ウィルドプレッティ
Echium wildpretii
ムラサキ科 (洋風庭園、正面花壇ほか)

園内花壇では

ヒルザキツキミソウの写真

ヒルザキツキミソウ
Oenothera speciosa cv.
アカバナ科 (北山ワイルドガーデン)

アイスランドポピーの写真

アイスランドポピー
Papaver nudicaule cv.
ケシ科 (北山ワイルドガーデン)

アネモネの写真

アネモネ
Anemone coronaria cv.
キンポウゲ科 (北山ワイルドガーデン)

フクロナデシコ写真

フクロナデシコ
Silene pendula cv.
ナデシコ科 (北山ワイルドガーデン)

ハナビシソウ写真

ハナビシソウ
Eschscholzia californica cv.
ケシ科(北山ワイルドガーデン)

クリサンセマムバルドサムスノーランド写真

クリサンセマム パルドサム ’スノーランド’
Leuchanthemum paludosum cv.
キク科(北山ワイルドガーデン)

アクイレギアマッカナジャイアント写真

アクイレギア マッカナジャイアント
Aquilegia ×hybrida
キンポウゲ科 (北山ワイルドガーデン)

ワスレナグサバブルズブルー写真

ワスレナグサ バブルズブルー
Myosotis sylvatica cv.
ムラサキ科 (北山ワイルドガーデン)

エキウムリコプシス写真

エキウム リコプシス
Echium lycopsis
ムラサキ科 (北山ワイルドガーデン)

ギリアトリコロル写真 

ギリア トリコロル
Gilia tricolor
ハナシノブ科(北山ワイルドガーデン)

しゃくやく園ではシャクヤクが今きれいです!

シャクヤク園芸品種
Paeonia lactiflora cv.
ボタン科(しゃくやく園) 
シャクヤクダイアナの写真

’ダイアナ’

シャクヤク天真の写真

’天真’

シャクヤク白楽天の写真

’白楽天’

シャクヤクエチドサーモンの写真

’エチドサーモン’

シャクヤク大花筏の写真

’大花筏’

シャクヤク潮騒の写真

’潮騒’

シャクヤク朝日の里の写真

’朝日の里’

 観覧温室では

 ツンベルギアマイソレンシス写真

ツンベルギア マイソレンシス
Thunbergia mysorensis
キツネノマゴ科 (ジャングルゾ-ン)
年間を通じて開花しますが、特に4月から5月にかけて花盛りになります。 

 

ジャングルゾーン入口では食虫植物の花を展示しています。

サラセニアミノール写真

サラセニア ミノール
Sarracenia minor
サラセニア科
原産はノースカロライナからフロリダ。葉は筒状で直立し高さ70センチくらい。高さ40センチくらいの淡黄色、時に内側が少し赤みを帯びます。

サラセニアレウコフィラ花写真

サラセニア レウコフィラ
Sarracenia leucophylla
サラセニア科
原産は北アメリカ東部。葉は筒状で直立しトランペット型、高さ100センチ以上になります。上部で径5センチ前後になり、上部は赤紫または緑色、黄緑色の網目状になり、葉脈は白色で、あたかも白い斑が入ったような感じとなります。開口部にあるふたにも同じような模様が入り、ふたの径5センチ前後、葉縁は波打ちます。新葉に先立って咲く花は萼片、花弁ともに暗赤色またはえび茶色でバイオリン型、50~100センチの花茎に単生します。本種の実生から選抜したものに‘京大錦’があります。
サラセニアの花には花弁、萼片がそれぞれ5個あります。花柱は一個ですが先端5ヶ所に柱頭が突き出した洋傘状になります。この洋傘状の部分を花柱板と呼びます。おしべはたくさんありますが、花柱板に隠れて見ることが出来ません。

ネペンテストランカタ雌花写真 ネペンテストランカタ写真

ネペンテス トランカタ 雌花
Nepenthes truncata
ウツボカズラ科

フィリピン原産。捕虫袋が大型になるウツボカズラです。ウツボカズラは雌雄異株ですが現在雌株が開花しています。

ハエトリグサ花写真

ハエトリグサ
Dionaea muscipula
モウセンゴケ科
花は開花していませんが展示しています。

属名Dionaeaは、ギリシア神話の女神ビーナスのギリシア名のひとつディオネ(Dione)にちなんでいます
。一属一種の単型属で、アメリカのノースカロライナ、サウスカロライナ両州の海岸平野の湿地帯に自生しています。葉身は主脈から左右2片に分かれており、各片の中ほどにはそれぞれ3本の感覚毛があります。この感覚毛を小動物が短時間(20秒から40秒以内)に2度以上触れると、その物理的刺激を感覚細胞が感受し、電位を生じ、膨圧を引き起こし、内表皮と外表皮の伸びが異なってバイメタルのように1片ずつが内側へ反り返り、その結果およそ0.3から0.5秒という短時間で閉じてしまいます。それに伴い、葉縁にある長い刺毛がお互いにかみ合って獲物を逃げられないようにします。

 ジェイドバイン写真 ジェイドバイン写真

ジェイドバイン
Strongylodon macrobotrys
マメ科(ジャングルゾ-ン)
独特の「翡翠(ひすい)色」が印象的です。今年は春先の気温が低かったので新しい花序が5月中旬を過ぎても見受けられます。6月に入っても花が楽しめそうです。ムクナノヴォグィネエンシス写真

ムクナ ノヴォグイネエンシス
Mucuna novo-guineensis
マメ科(ジャングルゾ-ン)

ムクナノヴォグィネエンシス写真

ムクナ ノヴォグイネエンシス冷房室株


ムクナ ノヴァグイネエンシスは京都府立植物園が日本へ初めて導入した植物で、1987年10月にスリランカから種子を入手し、播種、育成後、新観覧温室完成時の1992年にフジ棚仕立てで観覧温室ジャングルゾーンに植栽しました。  1993年4月に国内で初めて開花しました。今年は3月から4月にかけてジャングルゾーンの株が開花しましたが、現在ジャングルゾーンの株が2度目の開花を迎えており、さらに冷房室の株も開花しています。

レンブ果実写真

レンブ果実
Syzygium samarangense
フトモモ科 (熱帯有用作物室)
熱帯アジア原産。花は白色。果実は洋梨型で乳白色から紅色、甘酸っぱくて香気があり、生食または加工用に用いられます。広く熱帯から亜熱帯で栽培されます。 

 デンドロビウムスマイリアエ写真

 デンドロビウム スマイリアエ

Dendrobium smilliae

ラン科(冷房室)

ニューギニア、オーストラリア原産。花は落葉した茎の先端に多数つきます。セロジネ

 セロジネ プルウェルラ
Coelogyne pulverula
ラン科 (冷房室)
マレー半島、スマトラ島、カリマンタン島原産。 

プセウドボンバクスエリプティクム写真

 プセウドボンバクス エリプティクム
Pseudobombax ellipticum
パンヤ科(砂漠 サバンナ室)
白く清楚な花です。一日花ですが、次々と咲いていきます。 果実も大きくなってきました。

球根ベゴニアつり鉢写真

鉢物展示室では球根ベゴニアつり鉢が見頃です。

 

バニラ花写真

バニラ
Vanilla planifolia
ラン科 (ラン室)
メキシコ南部と西インド諸島原産。香料植物として世界の熱帯地域で大量に栽培されています。花は短命で、天気の良い日で午前中にはしぼんでしまいます。曇りもしくは雨の日は夕方まで咲いていることが多いです。果実は肉質でさや状になり、長さ30センチ近くなるものもあります。果実を発酵させ香料となるバニラビーンズを作ります。

球根ベゴニアスタンドタイプ写真 

球根ベゴニアスタンドタイプはラン室ステージで展示しています。

トビカズラ花写真

アイラトビカズラ
Mucuna sempervirens
マメ科(中庭)
ひっそりと咲いています。株の東側の足元に3個花序があります。 熊本県菊鹿町に自生していて国の天然記念物に指定されています。おそらく中国南部から入ったものだと思われています。

 

植物生態園ほかでは

ヤマボウシの写真 

ヤマボウシ
Cornus kousa
ミズキ科 (植物生態園) 
白く見えるのは花弁でなく、花序を包む葉のようなもので総苞片(そうほうへん)と呼ばれるものです。中心にある緑色の器官が花の集合体です。

ノアザミの写真

ノアザミ
Cirsium japonicum
キク科 (植物生態園) 
春の野に咲くアザミで、野趣に富んだ花をつけます。

ヤブデマリの写真 

ヤブデマリ
Viburnum plicatum var. tomentosum
スイカズラ科 (植物生態園)
白く見える花弁のような器官は、装飾花で種子はできません。装飾花は5裂しますが、1つの裂片だけが極端に小さくなります。 

ガクウツギの写真

コガクウツギ
Hydrangea luteo-venosa
ユキノシタ科 (植物生態園)
白く見える花弁のような器官は、上のヤブデマリと同じく装飾花になります。

ムラサキの写真

ムラサキ
Lithospermum erythrorhizon
ムラサキ科 (植物生態園)

トサシモツケの写真

トサシモツケ
Spiraea nipponica var. tosaensis
バラ科 (植物生態園)
基本種のイワシモツケの葉に比べ細長いのが特徴です。庭木などでよく植栽されます。 

ボダイジュの写真

ボダイジュ
Tilia miqueliana 
シナノキ科 (植物生態園東入口付近)
写真はまだ蕾ですが、すこし咲き出しました。花序にはへらのような総苞葉がつきます。秋になると種子といっしょに竹とんぼのようにして落下します。

宿根草・有用植物園では

サルビアドロミネンシスの写真

サルビア ドロミティカ
Salvia dolomitica
シソ科 (宿根草・有用植物園)
南アフリカ原産。高さ1メートル前後になる常緑低木で、葉は灰緑色となります。花は直径約3センチの淡青色で、アズキ色のガクとのコントラストが美しい種類です。サウスアフリカンセージ(South African Sage)とも呼ばれています。

オルニトガルムの写真

オルニトガルム アラビクム
Ornithogalum arabicum
ユリ科 (宿根草・有用植物園)
地中海沿岸原産。花茎は高さ50センチほどで、白色の花を総状に多数つけます。雌しべが黒いところから和名では「クロホシオオアマナ(黒星大甘菜)」とも呼ばれています。

ゼニアオイの写真

ゼニアオイ
Malva sylvestris var. mauritiana
アオイ科 (宿根草・有用植物園)
ヨーロッパ原産。江戸時代に中国経由で渡来しました。現在の百円玉よりもやや大きい花を咲かせます。葉と花は、口内炎等の炎症を抑える生薬としても利用されます。中国では花を錦に見立てて、錦葵(きんき)という漢名もあります。

ツバメズイセンの写真

ツバメズイセン
Sprekelia formosissima
ヒガンバナ科 (宿根草・有用植物園)
メキシコ原産の球根植物。春から秋にかけて生育し、冬に休眠します。開花は初夏から夏で、まれに秋に開花することもあります。花茎は長さ約30センチで直立し、先端に1花をつけます。花は直径約13センチで、光沢のある暗緋紅色となります。和名のツバメズイセンは花の形がツバメに似ていることから。

クレマチスインテグリフォリアの写真

クレマチス インテグリフォリア
Clematis integrifolia
キンポウゲ科 (宿根草・有用植物園)
中央から東部ヨーロッパ、南ロシアから中央アジア、西アジア原産。木立性でつるが絡まないタイプ。花は新しく伸びた茎のの先端に1花をつけます。花色は青から青紫色。

サルビアスペルバの写真

サルビア スペルバ
Salvia ×superba
シソ科 (宿根草・有用植物園)
シルウェストリス(S.sylvestris)とウィリカウリス(S.villicaulis)との交配種。高さ90センチほどになる多年草で、苞は紅紫色、花は淡青色となります。花は小さいですが、花穂が長く、密生すると美しいものです。

エルサレムセージの写真

フロミス フルティコサ
Phlomis fruticosa
シソ科 (宿根草・有用植物園)
地中海東部原産。エルサレムセージとも呼ばれていますが、セージ(サルビア)とは別属です。葉には白色毛が密生し、全体は灰緑色になります。花は鮮黄色で輪生し、レモンの香りがします。

フロミスヘルバウェンティの写真

フロミス ヘルバ-ウェンティ
Phlomis herba-venti
シソ科 (宿根草・有用植物園)
ヨーロッパ南部と東部に分布。高さ70センチになる多年草で、茎は毛が多い。花は淡紅色で小さく、茎上部の葉腋に密に集まって輪生状となります。

ジャーマンアイリスが満開です。見ごろは5月下旬まで。

Iris cv.
アヤメ科 (宿根草・有用植物園)

一部の品種を紹介します。

’ファイブスターアドミラル’
’Five Star Admiral’

’ブロードウェイ’
’Broadway’

’ミスティーク’
’Mystique’

’ハッピートレイルズ’
’Happy Trails’

ツリガネカズラの写真

ツリガネカズラ
Bignonia capreolata
ノウゼンカズラ科 (宿根草・有用植物園)
北米南部原産の常緑つる性低木で、花はカレーに似た香りがするのでカレーバイン、カレーカズラとも呼ばれています。

ラナンキュルスの写真

ラナンキュルス レペンス  ’ゴールドコイン’
Ranunculus repens ’Gold Coin’
キンポウゲ科 (宿根草・有用植物園)
中央アジア原産のハイキンポウゲ(Ranunculus repens)の園芸品種で、旺盛にランナーを伸ばして小さな黄色の花を多数つけます。花弁は光沢があり、金貨を思わせます。

モロッコナズナの写真

モロッコナズナ
Aethionema grandiflorum
アブラナ科 (宿根草・有用植物園)
小アジア原産。水はけの良いところを好みます。耐寒性は強く、挿し芽で容易に殖やせます。

ヤナギバチョウジソウの写真

ヤナギバチョウジソウ
Amsonia tabernaemontana
キョウチクトウ科 (宿根草・有用植物園)
アメリカ東部から中南部原産。茎の先に集散状の花序を出し、淡青紫色の筒状花を咲かせます。花冠は先端で5裂し、英名はブルースター(Blue Star)。

クレマチス大和の写真

クレマチス ’大和’
Clematis ’Yamato’
キンポウゲ科 (宿根草・有用植物園)
花径12~16cmになる青色の園芸品種で、ガク片は6から8枚になります。

 

植物園スタンプラリー

 5月キソウテンガイスタンプ

5月はキソウテンガイです。

4月のクイズの答えは「花粉」です。

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文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142