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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成23年8月19日

こちらでは現在見頃の植物を紹介しています。

科名等の変更について(おしらせ)

植物の分類については、分子生物学の発展によって個々の植物のDNA解析が行われるようになりました。その解析結果や、近年の研究に基づく分類体系が世界的に採用されるようになり、当園ホームページ「見ごろの植物情報」の表記につきましても、4月以降は新しい分類体系で表示しています。科名は新科名のみの表示とします。

平成23年8月19日(金曜)現在

観覧温室では

モクワンジュの写真

モクワンジュ
Bauhinia acuminata
マメ科(観覧温室前)
インドからインドシナ半島、中国、フィリピン原産。常緑で高さ3メートルになります。花は純白色で夏によく咲きます。見頃は9月中旬まで。

シフォノキルスの写真

シフォノキルス デコルス
Siphonochilus decorus
ショウガ科(観覧温室前)
熱帯アフリカ原産。全体的な雰囲気はクルクマ属とよく似ていますが、花は全く異なっています。黄色の大きな花は1日花です。見頃は8月下旬まで。

フアヌロアの写真

フアヌリョア アウランチアカ
Juanulloa aurantiaca
ナス科(鉢物展示室)
メキシコ、ペルー原産。高さ2メートルほどになる半つる性の小低木です。オレンジ色の花は筒状で、長さ4から5センチ、萼筒は5稜形で長さ3センチほどになります。見頃は9月中旬まで。

ペリステリアの写真

ペリステリア エラタ
Peristeria elata
ラン科(ラン室)
コスタリカ、パナマ、コロンビア原産。パナマの国花で、花の中にハトがいるように見えるため、「鳩蘭」の名前でも呼ばれています。見頃は8月下旬まで。

ヒメアリアケカズラの写真

ヒメアリアケカズラ
Allamanda neriifolia
キョウチクトウ科(アナナス室)
ブラジル原産。常緑の低木または半つる性草本で、高さ150センチ程度になります。濃黄色の花は直径約5センチで、花後に直径約5センチで、表面にとげのある球形の実をつけるのが特徴です。見頃は9月中旬まで。

コリトプレクツスの写真

コリトプレクツス スペキオスス
Corytoplectus speciosus
イワタバコ科(冷房室)
エクアドル、ペルー原産。葉はビロード状のくすんだ緑色で、萼が赤橙色、花が黄色のカラフルな種類です。見頃は9月上旬まで。

ツンベルギアマイソレンシスの写真

ツンベルギア マイソレンシス
Thunbergia mysorensis
キツネノマゴ科(ジャングルゾ-ン)
インド南部原産。10メートル以上に伸びるつる性植物で、花序は40から100センチの長さで垂れ下がります。花は一部赤褐色を帯びた黄色になります。苞も暗赤褐色でつぼみのときから美しく印象的です。見頃は9月中旬まで。

パキスタキスコッキネアの写真

パキスタキス コッキネア
Pachystachys coccinea
キツネノマゴ科(ジャングルゾーン)
ガイアナ原産。高さ2メートルほどになる低木で、花は長さ約5センチの緋紅色です。見頃は9月上旬まで。

フウリンブッソウゲの写真

フウリンブッソウゲ
Hibiscus schizopetalus
アオイ科(ジャングルゾーン)
アフリカ、ザンジバル島原産。花弁は5つで弁縁はサンゴ状に深裂します。花が垂れるタイプのハイビスカスの育種親と考えられています。見頃は9月下旬まで。

アリストロキアの写真

アリストロキア サルバドレンシス
Aristolochia salvadorensis
ウマノスズクサ科(冷房室)
中米原産。A. arborea、A. tricaudataとともに灌木状になるタイプで、A. arboreaのシノニム(同一植物を指す別の学名)とされることもありますが、花は明らかに違います。見頃は9月下旬まで。

グラマトフィルムの写真 

グラマトフィルム スペキオスム
Grammatophyllum speciosum
ラン科(ラン室)
ミャンマー、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ニューギニア原産。ラン科最大の種類です。本個体は白色地の花弁に赤褐色の斑点が多く入るタイプで、フィリピンから導入されたものです。見頃は9月下旬まで。

アフリカバオバブの写真

バオバブ
Adansonia digitata
アオイ科(砂漠サバンナ室)
アフリカのサバンナ地域に広く分布。今年は二十数個の蕾が確認できました。花は白色で夜に開花し、翌日の午前中でしおれてしまいます。見頃は9月中旬まで。

 

植物生態園ほかでは

サルスベリ写真

サルスベリ(紅花)

サルスベリ白写真

サルスベリ(白花)
Lagerstroemia indica
ミソハギ科(桜林西ほか)
花木の少ない夏を代表する中国南部原産の落葉高木。古い樹皮のコルク層が剥がれ落ちすべすべした触感の幹肌が特徴で、このことから木登りの得意な猿でも滑り落ちそうだというのが和名の由来です。円錐花序に咲く花の形も特徴的で近寄って観察すると複雑な形がよくわかります。8月下旬まで。

ムラサキサルスベリ写真

ムラサキサルスベリ
Lagerstroemia amabilis
ミソハギ科(桜林)
中国原産の落葉小高木で、サルスベリ[Lagerstoemia indica]とシマサルスベリ[L.subcostata]の雑種と考えられています。枝が横に広がる特徴がありますが、当園の個体は特に大きく下枝を広げた樹形で、花の少ない夏季に樹冠全体に薄紫色の花を多く付ける景色は見事です。8月下旬まで。

キョウチクトウ写真

キョウチクトウ
Nerium oleander
キョウチクトウ科(桜林西ほか)
インド原産で中国には明の時代、日本には江戸時代中期に渡来したと伝わる常緑の小高木です。和名は夾竹桃と表し、葉が竹に似て花は桃に似ているという形質の特徴から付いたものとされます。花の少なくなる夏季に長く咲くことから修景木として公園や庭園、緑地などによく植栽されますが有毒植物でもあります。8月下旬まで。

白祇園守

ムクゲ‘白祇園守’
Hibiscus syriacus ‘Siro-Gionmamori’
アオイ科(桜品種見本園前)
ムクゲは中国原産とされ、日本にも野生しますが真の自生か帰化したものか明らかでないとされます。江戸時代から園芸品種が育成され『本草図譜』(1828)にも多数の花が掲載されているほか欧米でも多くの園芸品種が作出されました。一日花ですが次々に花をつけていき長く鑑賞できます。本種‘白祇園守’は内弁が小さくその数が比較的少ない半八重咲きタイプの園芸品種です。8月中旬まで。

耳原花笠写真

ムクゲ‘耳原花笠’
Hibiscus syriacus ‘Mimihara-Hanagasa’

日の丸写真

ムクゲ‘日の丸’
Hibiscus syriacus ‘Hinomaru’

大仙祇園守

ムクゲ‘大仙祇園守’
Hibiscus syriacus ‘Daisen-Gionmamori’

コエレスティス写真

ムクゲ‘コエレスティス’
Hibiscus syriacus ‘Coelestis’

ルーシー写真

ムクゲ‘ルーシー’
Hibiscus syriacus ‘Lucy’

カノコユリ写真

カノコユリ
Lilium speciosum
ユリ科(植物生態園)
花被片上の紅色斑点が鹿の子絞り模様に似ることからこの和名で呼ばれます。九州、四国のほか台湾、中国にも分布します。欧米に紹介され、海外でも非常に人気があり輸出もされています。庭植えのほか切り花やコサージュなどにも用いられます。8月中旬まで。

サワギキョウ写真

サワギキョウ
Lobelia sessilifolia
キキョウ科(植物生態園)
日本全土から朝鮮半島、中国北部の水辺に自生する多年草。茎の高さは50から100センチになります。夏に濃紫色の深く5裂した唇形の花を茎の上部に総状に咲かせます。有毒植物です。8月下旬まで。

ヒオウギ写真

ヒオウギ
Belamcanda chinensis
アヤメ科(植物生態園)
茎は高さ50から120センチになり、その下方に長さが30から50センチほどの広剣状の扁平な葉を扇形に付けることからこの和名で呼ばれます。種子は光沢のある球状になり「うば玉」や「ぬば玉」と呼ばれます。8月下旬まで。

宿根草・有用植物園では

宿根草有用植物園は7月11日(月曜)からリニューアル工事準備のため全面閉鎖しております。

大芝生地北側では 

旧巨椋池由来の品種約30鉢などおよそ100鉢のハスが見頃を迎えています。写真は毎葉蓮(まいようれん)

毎葉連写真

園内花壇では

 

ウモウケイトウ写真

ウモウケイトウ ‘キャッスルスカーレット’
Celosia cristata var. plomosa‘Castle-Scarlet’
ヒユ科
ヒユ科ケイトウ属の非耐寒性1年草。茎の先に帯化した穂状花序をつけ、花序の下方に赤色の小花を密生させます。雄しべは5本。子房には1本の長い花柱があり、子房中には3~5個の黒色の種子が含まれます。園芸品種には黄色や白色のものもあります。見頃は9月中旬まで。

センニチコウ写真

センニチコウ
Comphrena globosa cvs.
ヒユ科
センニチコウは、ヒユ科の春播き一年草です。園芸植物として栽培されています。草丈は50センチくらい、近縁種のキバナセンニチコウでは1メートル近くになり、よく分枝し、葉は対生し、細長く、白みを帯びていて、全草に粗い毛が生えています。見頃は8月下旬まで。

トウガラシ写真

トウガラシ
Capsicum annuum cvs.
ナス科
トウガラシは、ナス科トウガラシ属の多年草ですが、日本では冬の寒さで枯れてしまうので、一年草として扱います。 果実は上向きで コンパクト、非常にまとまりがよいです。 見頃は10月中旬まで。

クレオメの写真

クレオメ
Cleome hassleriana
フウチョウソウ科(正門前花壇、北山ワイルドガーデン)
熱帯アメリカ原産の一年草で、日本では明治時代の始めに渡来し、夏花壇の草花として栽培されています。茎は高さ80から100センチで直立し、長い柄のある4弁花を咲かせ、チョウが舞う姿を連想させます。花は次々と咲き、1花は2日ほどでしおれます。見頃は9月下旬まで。

フウセンカズラの写真

フウセンカズラ
Cardiospermum halicacabum
ムクロジ科(北山ワイルドガーデン)
北アメリカ南部原産のつる性一年草。茎は細く、高さ3メートルくらいになります。淡緑白色をした径3から5ミリくらいの小さな花をまばらにつけます。見頃は9月上旬まで。

マルバアサガオの写真

マルバアサガオ
Ipomoea purpurea
ヒルガオ科(北山ワイルドガーデン)
原産地は熱帯アメリカです。園芸植物としてアメリカ、ヨーロッパ、その他の地域で栽培されており、また野生化しています。日本には明治時代に導入されたと推定されます。園芸品種にはアサガオよりも耐寒性の強いものが多く、晩秋になっても種子が完熟します。見頃は10月上旬まで。

ジニアの写真

ジニア
Zinnia elegans
キク科
原産地はメキシコ。一年草で、高さ30~90センチになり、茎はかたく、短毛があります。原種では赤みのある紫色または淡紫色ですが、改良種では青色を除いた、ほとんどあらゆる色があります。日本への渡来は1862年(文久2年)。見頃は10月上旬まで。

ナスの写真

ナス‘甲子園’
Solanum melongena‘Koshien’
ナス科(北山ワイルドガーデン)
ナスは多年草(熱帯)ですが、温帯では一年生作物として栽培されます。茎はよく分枝して、小低木状となります。果色は黒紫色、鮮紫色、緑色があり本種は白色で熟果は黄色となります。見頃は10月上旬まで。

 

植物園スタンプラリー

バオバブのスタンプ画像

8月はバオバブです。

7月の答えは「ゴッホ」です。 

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142