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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成23年10月28日

こちらでは現在見頃の植物を紹介しています。

科名等の変更について(おしらせ)

植物の分類については、分子生物学の発展によって個々の植物のDNA解析が行われるようになりました。その解析結果や、近年の研究に基づく分類体系が世界的に採用されるようになり、当園ホームページ「見ごろの植物情報」の表記につきましても、4月以降は新しい分類体系で表示しています。科名は新科名のみの表示とします。

平成23年10月28日(金曜)現在

観覧温室では

サリタエアの写真

サリタエア マグニフィカ
Saritaea magnifica
ノウゼンカズラ科 (ジャングルゾーン)
コロンビア原産。非常に生育が旺盛です。美しい花を咲かせるので、熱帯、亜熱帯地方では公園、庭園など観賞用として栽培されています。見頃は11月下旬まで。

熱帯スイレンの写真

熱帯スイレン ‘ダイレクターGTムーア’
Nymphaea ‘Director G.T.Moore’
スイレン科(ジャングルゾーン)
青紫系熱帯スイレンの代表的な園芸品種です。見頃は11月中旬まで。

ディフルゴサの写真

ディフルゴサ コロラタ
Diflugossa colorata
キツネノマゴ科 (ジャングルゾ-ン)
花は大きくありませんが次々に咲きます。長い期間楽しめます。見頃は11月下旬まで。

クバノラの写真

クバノラ ドミンゲンシス
Cubanola domingensis
アカネ科 (鉢物展示室)
高さ3メートルになる常緑低木で、ドミニカ共和国原産。クリーム色の花は筒状で、長さ約25センチ、径約6センチになります。葉腋に1個が垂れ下がって咲きます。見頃は11月上旬まで。

アキメネスの写真

アキメネス
Achimenes cvs.
イワタバコ科(鉢物展示室)
メキシコからコロンビアにかけて21種が分布。乾期には休眠し、細長い松かさ状の根茎ができます。花は、管状あるいはろうと状で、先端が5つに分かれます。花の直径は2cm程度のものから5cmを超えるものまであります。多くの園芸品種があり、花色は紫、赤、桃、白などがあります。見頃は11月中旬まで。

ブルージンジャーの写真

ディコリサンドラ ティルシフロラ
Dichorisandra thyrsiflora
ツユクサ科 (ジャングルゾ-ン、ラン室)
ブラジル原産。濃青紫色の花が印象的です。ジャングルゾーンでは通路から少し奥まったところに植栽しています。ブルージンジャー(青いショウガ)とも呼ばれ、草姿がショウガ科の植物に似ていることから名付けられました。見頃は11月上旬まで。

アリストロキアの写真

アリストロキア サルバドレンシス
Aristolochia salvadorensis
ウマノスズクサ科(冷房室)
中米原産。A. arborea、A. tricaudataとともに灌木状になるタイプで、A. arboreaのシノニム(同一植物を指す別の学名)とされることもありますが、花は明らかに違います。見頃は11月中旬まで。

 

特別展示室では「中南米の植物」と「大きな植物の標本」の展示を行っています。

中南米の植物の写真

チランジアを中心にディスプレー。

大きな植物の標本の写真

いくつかのパーツに分けて標本を作製し、再びそれらをつなぎ合わせた物を展示しています。

 

植物生態園ほかでは

ジュウガツザクラ写真

ジュウガツザクラ (十月桜)
Cerasus subhirtella ’Autumnalis’
バラ科(桜林)
マメザクラとエドヒガンの種間雑種と考えられる栽培品種のサクラで、その名のとおり秋から春にかけてぽつぽつと花を付けます。八重咲きで淡紅色の花弁、萼筒が太い壺型であることが特徴です。
コブクザクラ写真
コブクザクラ (子福桜)
Cerasus ‘Kobuku-Zakura’(盆栽展示場前)
カラミザクラとコヒガンから生まれた栽培品種。ひとつの花に雌しべが1~5本ありひとつの小果柄に複数の果実を付けることにちなむ和名です。秋から冬にかけてぽつぽつと咲いてゆきます。
サラシナショウマ写真
サラシナショウマ
Cimicifuga simplex
キンポウゲ科(植物生態園)
日本では北海道から九州、その他朝鮮半島や中国、シベリアまでの落葉樹林内や草原などに自生する多年草。名前の「サラシナ」は若菜を茹で水にさらして山菜として食したことに由来すると言われます。
ワレモコウ写真
 ワレモコウ
Sanguisorba officinalis
バラ科(植物生態園)
日本列島、朝鮮半島、中国大陸、シベリアなどに分布する多年生草本。根は地楡(ちゆ)という生薬でタンニンやサポニン多くを含み、収斂薬として止血や火傷、湿疹の治療に用いられます。
アメリカマンサク写真
アメリカマンサク
Hamamelis virginiana
マンサク科(大芝生地東)
和名のとおりアメリカ原産でアメリカ東部やカナダ、メキシコの湿度の高い森林などに自生します。マンサクによく似ていますが花は秋に咲きます。葉や樹皮は収斂薬や化粧水として古くから使われています。
フウ写真
フウ
Liquidambar formosana
マンサク科(アジサイ園)
台湾や中国南部が原産の落葉高木。日本には江戸時代中期の享保年間に渡来したと伝わります。紅葉が美しく庭木、街路樹、公園樹などとして利用されます。当園アジサイ園の個体は本日現在、樹冠上部がわずかに色付いてきています。
ハナノキ写真
ハナノキ
Acer pycnanthum
ムクロジ科(芍薬園東)
日本の固有種で、長野・岐阜・愛知・滋賀の4県にのみ自生するカエデの仲間の落葉広葉樹です。当園芍薬園東の個体は本日現在、樹冠上部がわずかに色付いてきています。
イロハモミジ写真
イロハモミジ
Acer palmatum

ムクロジ科(なからぎ池)
日本では最も一般的なカエデ属の落葉広葉樹で、紅葉の代表ともいえる樹種です。当園なからぎ池付近の紅葉は、数個体がわずかに色付きはじめています。

宿根草・有用植物園では

宿根草有用植物園は7月11日(月曜)からリニューアル工事準備のため全面閉鎖しております。

大芝生地では

大芝生地西側ではフヨウの仲間が開花しています。宿根草有用植物園の改修に伴い移植したもので、例年に比べて株は少し小振りです。

 

スイフヨウ写真

スイフヨウ

Hibiscus mutabilis `Versicolor’

アオイ科

フヨウ写真 

フヨウ

Hibiscus mutabilis

アオイ科

菊花展大芝生地にて11月15日まで開催中です

千輪仕立て

千輪仕立て

 大菊の早咲き長幹種を使用し、摘心(茎の先端を摘み取る)を3~4回繰り返して、わき芽を目的の数まで増やす仕立て方です。

懸崖仕立て写真

懸崖仕立て

長幹種の小菊を使い、摘心を繰り返すことで枝数を増やし、伸びた枝を枠に止めていくことで目標の大きさまで平面上に広げたものです。

小菊盆栽仕立て写真

小菊盆栽仕立て
 樹木を使った盆栽の姿を小菊で再現したものです。

福助仕立て写真

福助仕立て
  大菊の栽培法には、いろいろな仕立て方があります。
  この中で最も草丈が低いもの(鉢底から花の頂部までを50センチ以下)で、枝分かれさせず一株に1輪の花を咲かせた独特な姿(福助人形を思わせる)から福助仕立てと呼びます。

大菊三本仕立て写真

大菊3本仕立て 
  頭花の直径が18センチ以上となるものを大菊と呼びます。花弁の形で厚物(花弁が樋状)と管物(花弁が管状)の2つに大別されます。

 3本仕立てとは1本の苗の先端を摘心し、3本に枝分かれさせて花を咲かす栽培法です。鑑賞のために前に2輪、後に1輪の花を配置し、花の咲く位置に高低差を設けています。

まゆまろ写真

菊で作られた「まゆまろ」です。まゆまろはまゆをモチーフにした京都国文祭PR隊長 です。京都国文祭とは「第26回国民文化祭・京都2011」のこと。各都道府県持ち回りで開催されてきた「日本最大の文化祭典」です。

 

園内花壇では 

センニチコウ写真

センニチコウ
Gomphrena globosa cvs.
ヒユ科
センニチコウは、ヒユ科の春播き一年草です。園芸植物として栽培されています。草丈は50センチくらい、近縁種のキバナセンニチコウでは1メートル近くになり、よく分枝し、葉は対生で、細長く、白みを帯びていて、全草に粗い毛が生えています。見頃は10月下旬まで。

トウガラシの写真

トウガラシ
Capsicum annuum cvs.
ナス科
トウガラシは、ナス科トウガラシ属の多年草ですが、日本では冬の寒さで枯れてしまうので、一年草として扱います。 果実は上向きで コンパクト、非常にまとまりがよいです。 見頃は10月下旬まで。

ジニアの写真 

ジニア
Zinnia elegans cvs.
キク科(北山ワイルドガーデン)
原産地はメキシコ。一年草で、高さ30~90センチになり、茎はかたく、短毛があります。原種は赤みのある紫色または淡紫色ですが、改良種では青色を除いた、ほとんどあらゆる色があります。日本への渡来は1862年(文久2年)。見頃は10月下旬まで。

ナスの写真

ナス‘甲子園’
Solanum melongena ‘Koshien’
ナス科(北山ワイルドガーデン)
ナスは多年草(熱帯)ですが、温帯では一年生作物として栽培されます。茎はよく分枝して、小低木状となります。果色は黒紫色、鮮紫色、緑色があり本種は白色で熟果は黄色となります。見頃は10月下旬まで。

 ネコノヒゲの写真

ネコノヒゲ
Orthosiphon aristatus
シソ科(正門前花壇)
インド、マレーシア原産の多年草。茎の高さは40から60センチに伸び、花序は頂生します。花は2から6個、輪生して下部から開花し、花は白色でごく淡い青色を帯びます。見頃は10月下旬まで。 
エキナケアの写真                                    

エキナケア‘パウワウワイルドベリー’
Echinacea prupurea‘Pow Wow Wild Berry’
キク科(北山ワイルドガーデン)
アメリカのオハイオ州からジョージア州にかけて自生しています。茎は無毛で、高さ60から100センチになります。花の形がまといの馬簾に似ているところから、ムラサキバレンギクという和名があります。見頃は10月下旬まで。

アスクレピアスの写真

アスクレピアス
Asclepias tuberosa
カガイモ科(北山ワイルドガーデン)
北アメリカとアフリカに100種以上が分布し、そのうち数種が花壇、鉢植え、切り花として栽培されています。見頃は10月下旬まで。

ヨルガオの写真

ヨルガオ
Calonyction aculeatum
ヒルガオ科(北山ワイルドガーデン)
熱帯アメリカ原産。現在では熱帯地域に広く分布し、また栽培されています。日本には明治初年に渡来しました。夏~秋 の夕暮に開花し芳香を放ちます。見頃は10月下旬まで。

アゲラタムの写真

アゲラタム
Ageratum houstonianum cvs.
キク科(正門前花壇)
メキシコ・グアテマラ・ベリーズ原産。亜低木の多年草ですが、一年草として取り扱われます。草丈60センチ、茎は直立して上部だけ2から3本に分枝し、頭花を散房状につけます。花色は青紫色です。見頃は10月下旬まで。 

ペンタスの写真                    

ペンタス
Pentas lanceolata cvs.
アカネ科(正門前花壇)
東熱帯アフリカからアラビア半島南部原産。常緑の多年草。関東以西の暖地では、挿し木を行い夏から秋花壇用の草花として利用します。草丈30から130センチ。見頃は10月下旬まで。                                                                    

ソライロアサガオの写真  

ソライロアサガオ‘ヘブンリー・ブルー’
Ipomoea tricolor‘Heavenly Blue’
ヒルガオ科(会館前花壇)
メキシコ、中央アメリカ、西インド諸島、熱帯南アメリカに分布。日本ではセイヨウアサガオという名で市販されています。‘ヘブンリー・ブルー’はもっとも人気の高い園芸品種でこの花の青色はじつに美しいのですが、土壌伝染性のバクテリアにより立ち枯れ症状をおこすことがあります。見頃は10月下旬まで。 

サルビアレウカンタの写真

サルビアレウカンタ
Salvia leucantha
シソ科(正門前花壇、洋風庭園、北山ワイルドガーデン)
メキシコ原産の多年草です。秋に茎頂から長い花穂を伸ばしビロード状の軟毛に覆われた赤紫の萼に、白や薄紫の花が密生して咲きます。見頃は11月下旬まで。

 

バラ園では

バラの写真

四季咲大輪種‘ヘンリー・フォンダ’
Rose cv.‘Henry fonda’

バラ科

 バラの写真

四季咲中輪種‘ウララ’
Rose cv.‘Urara’

バラ科

バラの写真

 つるバラ‘スペクトラ’
Rose cv.‘Spectra’

バラ科

植物園スタンプラリー

10月はイチョウです

10月はイチョウです。

9月の答えは「万願寺」です。 

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142