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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成24年3月23日

こちらでは現在見頃の植物を紹介しています。

科名等の変更について(おしらせ)

植物の分類については、分子生物学の発展によって個々の植物のDNA解析が行われるようになりました。その解析結果や、近年の研究に基づく分類体系が世界的に採用されるようになり、当園ホームページ「見ごろの植物情報」の表記につきましても、4月以降は新しい分類体系で表示しています。科名は新科名のみの表示とします。

平成24年3月23日(金曜)現在

観覧温室では

3月23日から4月8日まで、ジャングルゾーンで球根ベゴニア展を開催しています。

球根ベゴニアの写真1

球根ベゴニア
Begonia ×tuberhybrida
シュウカイドウ科。南米のアンデス高山地帯に自生する、数種の原種をもとに作り出された球根性の交雑品種群です。茎は多汁質で、直立性と下垂性とがあります。直立性品種は大輪花を次々に咲かせ、下垂性品種は小~中輪花を多数咲かせます。花色は豊富で、赤、黄、白、オレンジ色など多彩です。冷涼な気候を好む長日性植物です。

球根ベゴニアの写真2

直立性品種の球根ベゴニア

球根ベゴニアの写真3

下垂性品種の球根ベゴニア

ツンベルギアマイソレンシスの写真

ツンベルギア マイソレンシス
Thunbergia mysorensis
キツネノマゴ科(ジャングルゾ-ン)
インド南部原産。10メートル以上に伸びるつる性植物で、花序は40から100センチの長さで垂れ下がります。花は一部赤褐色を帯びた黄色になります。苞も暗赤褐色でつぼみのときから美しく印象的です。見頃は4月下旬まで。

ルエリアコロラタの写真

ルエリア コロラタ
Ruellia colorata
キツネノマゴ科(ジャングルゾーン)
ブラジルのアマゾン、コロンビア南部、エクアドル、ペルーの森林内原産。高さ1.5メートルほどになる低木状の多年草で、茎の先端に赤色の苞を4列つけます。緋赤色の花は苞の基部に1から2花がつきます。見頃は4月中旬まで。

ボーモンティアムルティフロラの写真

ボーモンティア ムルティフロラ
Beaumontia multiflora
キョウチクトウ科(ジャングルゾーン)
原産はジャワ島。夜間に香りが強くなりますが、昼間も顔を近づければよい香りがします。見頃は4月中旬まで。

バーチェリアブバリナの写真

バーチェリア ブバリナ
Burchellia bubalina
アカネ科(ジャングルゾーン)
南アフリカ原産。高さ2メートルほどになる小低木。花は筒状で朱赤色となり、先端で浅く5裂します。黄色の柱頭が突き出てよく目立ちます。見頃は4月下旬まで。

アルピニアマラッケンシスの写真

アルピニア マラッケンシス
Alpinia malaccensis
ショウガ科(ジャングルゾーン)
インドネシア、マレーシア原産。同じ仲間のゲットウ(月桃)は花序が垂れ下がって咲くのに対して、本種は直立した花序に花をつけます。開花後結実すると直径3センチほどの球果をつけ、熟すとオレンジ色になります。 見頃は4月下旬まで。

フレイキネティアムルティフロラの写真

フレイキネティア ムルティフロラ
Freycinetia multiflora
タコノキ科(ジャングルゾーン)
オレンジ色の苞が鮮やかです。たくさん花がついているので、木が燃えているようです。フィリピン原産。英名をクライミングパンダナスといいます。木本性のツル植物です。フレイキネティア属は約180種が知られています。タコノキ属に似ますが果実が液果状になることが異なっています。見頃は4月中旬まで。

熱帯スイレンの写真

熱帯スイレン ‘ダイレクターGTムーア’
Nymphaea ‘Director G.T.Moore’
スイレン科(ジャングルゾーン)
青紫系熱帯スイレンの代表的な園芸品種です。見頃は5月中旬まで。

アルディシア ピラミダリス
Ardisia pyramidalis
サクラソウ科(ヤブコウジ科)(ジャングルゾーン)
ピンク色の小さい花をたくさんつけます。一斉には咲かないのですが、その分長い期間楽しめます。見頃は4月下旬まで。

ブラウネアアリザの写真

ブラウネア アリザ
Brownea ariza
マメ科(ジャングルゾーン)
ペルー原産。高さ6から20メートルになる高木です。花序は腋生または頂生で直径約15センチになります。花色は深紅色です。 見頃は4月中旬まで。

ジャボチカバの写真

ジャボチカバ(果実)
Myrclaria cauliflora
フトモモ科 (熱帯有用作物室)
ブラジル南部原産。高さ10メートルほどになる中高木。白色の花は直径約1センチで、1から数個が幹につき、結実すると直径約3センチのブドウのような果実がつきます。見頃は4月下旬まで。

ブラウネアグランディケプスの写真

ブラウネア グランディケプス
Brownea grandiceps
マメ科(ジャングルゾーン)
ベネズエラ原産。高さ5メートルになる低木で、シャクナゲに似た豪華な花を枝先や幹につけます。新葉も美しく、赤味を帯びます。和名はオオホウカンボク(大宝冠木)で、英名はローズオブベネズエラ(Rose of Venezuela)。見頃は4月中旬まで。

ラン室ディスプレイの写真

ラン室ではコチョウラン、デンドロビウム、オンシディウム、カクチョウランを中心にした展示を行っています。

 

園内樹木ほかでは

ウメ1写真

ウメ2写真

ウメ
Armeniaca mume
バラ科(梅林)
ウメは中国中部の原産とされるが、古来に日本に渡来し、花は観賞、果実は食用として広く各地で栽培されてきたバラ科の落葉高木です。文化の面では特に春の“花見”という習慣は、現代では桜を観賞することが主だが平安時代以前に宮中や貴族の間にこの習慣が根付いた頃は梅の花を鑑賞することであったとされます。園芸品種は300を超えるといわれます。
アンズ写真
アンズ
Armeniaca vulgaris
バラ科(杏林)
日本には古代に中国から渡来したと考えられる落葉高木で、桜より少し早くウメによく似た花を付けます。種子の成分が咳止めや風邪の予防薬として用いられるほか、独特の味が杏仁豆腐に使われます。
キンキマメザクラ写真
キンキマメザクラ
Cerasus incisa var. kinkiensis
バラ科(植物生態園ほか)
本州日本海側の富山、石川、福井、長野県南部と岐阜県から近畿・中国地方にかけて分布する小型で野生の桜。
カンザクラ写真
カンザクラ(寒桜)
Cerasus x kanzakura‘Kan’
バラ科(盆栽展示場南)
古くから栽培されてきた早咲きの桜の品種で、カンヒザクラとヤマザクラの種間雑種と考えられています。秋から咲くジュウガツザクラなどを除けば、もっとも早く開花する桜の品種として人気です。
カワズザクラ写真
カワヅザクラ(河津桜)
Cerasus x kanzakura‘Kawazu’
バラ科(桜林)
カンヒザクラ系の早咲き品種で、野生状態で発見された原木が後に静岡県河津町に移植され有名になりました。
サンシュユ写真
サンシュユ
Cornus officinalis
ミズキ科(森のカフェ北ほか)
ハルコガネバナ、アキサンゴ、ヤマグミなどとも呼ばれる落葉小高木。中国から朝鮮半島原産で、日本には享保年間に薬用植物として渡来したとされます。果肉には強精薬、止血、解熱作用としての効用がありますが、春先に黄色い花を樹冠いっぱいに付ける特徴から、しばしば庭園や公園などに修景目的で植栽されます。
ワサビ写真
ワサビ
Eutrema japonicum
アブラナ科(植物生態園)
独特の強い刺激性の香味を持つ日本原産の香辛料として、寿司や刺身を食するうえで欠かせない多年生草本。深山の豊富で清涼な谷水が供給される場所に自生しますが、江戸時代に寿司や蕎麦を食す文化が普及するにつれ、栽培技術も確立されてきたようです。
カタクリ写真
カタクリ
Erythronium japonicum
ユリ科(植物生態園)
早春に10センチ程度の花茎を伸ばし薄紫色の花を下向きに咲かせることで、春の林床を彩る多年草。この植物の鱗茎から抽出したデンプンを片栗粉として食用利用していましたが、近年は精製量が豊富なジャガイモやサツマイモのデンプン粉が主に利用されているようです。

有楽写真有楽 ’Uraku’

京唐子写真京唐子 ’Kyokarako’

菱唐糸写真菱唐糸 ’Hishikaraito’

菊冬至写真菊冬至 ’Kikutouji’

 土佐有楽写真土佐有楽 ’Tosauraku’

玉垂写真玉垂‘Tamadare’
 ツバキ
Camellia japonica cvs.
ツバキ科(ツバキ園)
青森県から九州までの広い範囲で照葉樹林の代表的な樹木であるツバキは、花が美しく有用であるため古くから日本人にとって重要な植物ですが、近世に茶の文化が確立すると「わび、さび」を表す茶花として愛でられ、多くの園芸品種が作出されることとなりました。

宿根草・有用植物園では

宿根草有用植物園は7月11日(月曜)からリニューアル工事準備のため全面閉鎖しております。

園内花壇では 

クリスマスローズの写真

クリスマスローズ
Helleborus orientalis hyb.
キンポウゲ科(北山ワイルドガーデン・洋風庭園)
ギリシャ、トルコなどの原産で耐寒性があります。花色は開花し始めはクリーム色であるが、後に褐色を帯びた黄緑色になり、いくらか下向きに咲きます。他種との交雑により多くの雑種がつくられています。見頃は4月中旬まで。

フェリシアの写真

フェリシア
Felicia aelloides
キク科(北山門前)
南アフリカ原産。丈は1メートル近くにもなり、長い柄をもった頭花は径4センチになり、舌状花は淡青色で管状花が黄色で美しいです。見頃は4月上旬まで。

ジプソフィラの写真

ジプソフィラ‘ジプシーローズ’
Gypsophila muralis‘Gypsy Rose’
ナデシコ科(北山門広場)
原産地は中央アジア、ヨーロッパ。草丈はと大きくならずにこ這うように広がり、小さな花が咲き広がります。鉢植えや寄せ植えなどに適します。見頃は4月上旬まで。

 カレンデュラの写真

キンセンカ‘ドワーフアリストオレンジ’
calendula officinalis‘Dwarf Aliceorange’
キク科(沈床花壇、北山ワイルドガーデン)
南ヨーロッパの原産です。耐寒性があり、茎は直立性でよく分枝し、葉は広楕円形です。頭花は径約10センチです。種小名のオフィシナリスは「薬用の」という意味で、その名前の通り、ヨーロッパでは昔から民間薬として利用され、特に殺菌作用に優れるとされていました。見頃は5月上旬まで。

イオノプシディウム

イオノプシディウム
Ionopsidium acaule
アブラナ科(北山門広場)
地中海沿岸の原産です。丈は5センチから8センチになり、葉身は円状卵形です。花は淡紫青色から白紫色になり芳香があります。見頃は4月上旬まで。

アネモネの写真

アネモネ‘デ・カーン’
Anemone coronaria‘DeCaen’
キンポウゲ科(正門前花壇、沈床花壇、北山ワイルドガーデン)
地中海沿岸の原産で、秋植え球根として切り花、花壇、鉢物に広く栽培されています。花茎は根茎から伸び上がり、1花を頂生します。花色は赤、桃、紫、藍、白など各色があります。見頃は4月上旬まで。

 
 ビオラ28品種 パンジー17品種の品種見本を北山ワイルドガーデンに植栽しました。 

ビオラ
Viola cvs.
スミレ科 (北山ワイルドガーデン)
見頃は4月上旬まで。                                                         

ビオラの写真

ビオラ

パンジーの写真

パンジー

チェイランサス
Cheiranthus cheiri cvs.
アブラナ科(北山ワイルドガーデン、沈床花壇)
南ヨーロッパ原産、晩夏播早春咲きの二年草として利用されます。数本の分枝を生じ、茎は半木質化します。花は径2センチで、頂生の総状花序につき、芳香を発します。見頃は4月上旬まで。 

チェイランサスの写真 

チェイランサス‘ベガローズレッド’
Cheiranthus cheiri‘Vega Rose Red’
アブラナ科(北山ワイルドガーデン、沈床花壇)
見頃は4月上旬まで。

チェイランサスの写真

チェイランサス‘ベガイエロー’
Cheiranthus cheiri‘Vega Yellow’
アブラナ科(北山ワイルドガーデン、沈床花壇)
見頃は4月上旬まで。

チェイランサスの写真 

チェイランサス‘ベガクリームイエロー’
Cheiranthus cheiri‘Vega Cream Yellow’
アブラナ科(北山ワイルドガーデン、沈床花壇)
見頃は4月上旬まで。

                

植物園スタンプラリー

 コブシスタンプ写真

 

3月はコブシです。

2月の答えは「種子」です。 

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142