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おすすめ情報 (令和6年2月23日)

このページでは現在各エリアでオススメの植物情報を発信しています!

観覧温室では

ブルボフィルム マクロブルブム
Bulbophyllum macrobulbum
ラン科
ニューギニア島原産。標高300m~400mの地域に分布。苔で覆われた木や岩の表面に着生して生長する。水分や栄養を蓄えるための大きな偽球茎をもつ。花は受粉に必要なハエを呼び寄せるため、腐肉臭がする。当園では、2015年から栽培開始。2017年に国内初開花。冷房室にて見頃は2月下旬まで。

ファレノプシス アマビリス
Phalaenopsis amabilis
ラン科
オーストラリア北部、ニューギニア、フィリピン・パラワン島原産。花茎が弓状に伸び、10~20花をつけて芳香を放つ。当園では吊り鉢に数株を寄せ植えしてボリュームのある展示をしている。ラン室にて見頃は2月下旬まで。

 

樹林地では

オニグルミ(葉痕)
Juglans mandshurica var. sachalinensis
クルミ科
北海道~九州、ロシアに分布。日本に自生するクルミで種子は食用となる。褐色の短毛が密生した大きな頂芽と、落葉痕(葉痕)に残る維管束の痕が羊や猿の顔に見える。球根南側ガーデンにて、見頃は2月下旬まで。
 

 

アセビ
Pieris japonica
ツツジ科
本州~九州、中国に分布。前年の夏から花蕾をつける。花は垂れ下がり壺型。アセビは庭木に植えられ、江戸時代からいろいろな園芸品種がある。つばき園東側ほかにて、見頃は2月下旬まで

花壇では

ルピナス‘リリアン’
Lupinus‘Lillian’
マメ科
野生種は北米原産。チョウに似た小花が咲き上がる様子がフジ(藤)を逆さまにしたようで、ノボリフジ(昇り藤)とも呼ばれる。リリアンはその園芸品種で、促成栽培により2月上旬から開花しているが、屋外では4月下旬から開花する。現在開催中の早春の草花展でまで展示中。

ネメシア‘コットンピーチ’
Nemesia‘Cotton Peach’
ゴマノハグサ科
野生種は南アフリカ原産。ネメシアには種子から育てる一年草の他に宿根性の品種もあるが、展示種は一年草の園芸種で上弁がピンク色、下弁が明るいレモン色のツートンカラーが特徴。こんもりとまとまり、たくさんの花を咲かせる。現在開催中の早春の草花展で3月10日まで展示中。

四季 彩の丘・植物生態園などでは

セツブンソウ
Eranthis pinnatifida
キンポウゲ科
関東以西の本州に特産の小型の多年草。一年のほとんどを球状の塊茎で休眠して過ごし早春の一時期だけ地上部に姿をあらわす。今年は例年になく開花が遅く、現在群生がみられる。植物生態園にて見頃は2月下旬まで。

スグキナ
Brassica rapa var. neosuguki
アブラナ科
野生種は中近東~北アフリカを起源にもつ一年草。中国で野菜として改良されたツケナの一種。ナノハナによく似た花があがってきた。当園はスグキナをはじめ、様々な野菜の花も観察対象として結実するまで残している。四季 彩の丘にて見頃は3月頃まで。
 

 

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142