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京都チャレンジ・バイ補助金活用インタビュー【あず動物病院(京田辺市)】

1次診療から1.5次診療対応へ!動物たちにも飼い主にも寄り添う病院を目指して

あず動物病院の外観

このたび、「京都チャレンジ・バイ福祉・医療関連商品導入促進補助金」をご活用いただいた京都府京田辺市のあず動物病院(外部リンク)にお伺いし、
チャレンジ・バイ認定商品である“様々な診療シーンに対応する獣医向けレーザー治療器「D-LaseV20」(飛鳥メディカル株式会社(外部リンク)製)”をご購入された、院長の川端先生にお話をお聞きしました。

貴病院について教えてください。

大きな病院ですね‥!

川端)京都では2次診療をしている動物病院が少なく、2次診療をするなら大阪まで行くのが現状です。もともとは1次診療から2次診療まで365日開院していたのですが、従業員体制の関係で今は1.5次診療まで対応できるような病院を目指して、可能な限りかかりつけで診療できる高度動物医療センターとして病院を運営しております。

“あず動物病院”の“あず”にはどういった由来もあるのでしょうか。

川端)A to Z、産まれてから最後まで。家族の一員である動物たちが産まれてから最後まで寄り添うそのような病院を目指して名付けました。

素敵な由来ですね。先生が獣医を目指されたきっかけはなにかあったのでしょうか。

川端)元々、私は中学生の時サッカー少年でして、その頃Jリーグもなかったですからプロを目指すということもなくて‥そのまま帰ることが多かったのですが、帰り道近所の河川敷でよく捨てられた子犬や子猫たちがいたのですが、家に持って帰っては怒られていました(笑)しかしながら、そのおかげか子どもの頃から動物たちと触れあう機会が多く、そこから獣医を目指そうと決意したのです!

そうなのですね。獣医業界の難しさってあるのでしょうか。

川端)獣医業は、外科医や内科医といった専門医が少なく、獣医1人が動物の全ての症状を網羅する必要があります。また動物たちは言葉を話せない‥飼い主から症状をお聞きし、動物の症状を診るという難しさがありますが、毎日とてもやりがいを感じながら診療をしております。また、人と同様に動物たちを診療する医療機器もとても高額です。人のように保険制度もありませんから、原価ぎりぎりで診療を行っても治療費にびっくりされる方も多いです。したがって、獣医のための医療機器もどんどん安くなっていけばよいですね。

京都府チャレンジ・バイ補助金を活用して「D-LaseV20」を導入

そうなのですね。保険制度もなく精密な獣医療機器は高額になりがちだと思います。今回「京都チャレンジ・バイ福祉・医療関連商品導入補助金」をご活用いただき、認定商品である「D-LaseV20」をご購入いただきました!

川端)はい。機器は高額になるため、とても助かっています。
当製品の治療は出血を伴わないため、動物たちの肉体的・精神的負担を大幅に軽減しています。例えば椎間板ヘルニアでは開腹手術を行うことが多いのですが、当院では腹腔鏡手術を採用しているため、開腹することなく小さな傷口のみで治療が可能です。皮膚の上から機器を当てることで出血なく患部を治療できるので、痛みや手術後の入院期間を短縮することができています。また、動物たちに合わせたプログラムのレーザー照射によって、痛みの緩和もしてくれるのです。手術後、動物たちはとてもデリケートです。お薬によっては体調が心配というときには、この製品が大活躍します。まさに「副作用の無い痛み止め」ですね。

あず動物病院診察の様子

腹腔鏡手術を採用し、動物たちに負担のない治療を行ってくれるとのことで、認定製品が活躍してくれて担当としてとても嬉しく思います。

「D-LaseV20」を製造している飛鳥メディカル株式会社様についてお教えください。

川端)府内の企業様ですので不具合が起こってもすぐかけつけてくれ、アフターフォローが充実していてとても助かっています。

最後に今後の抱負を教えてください。

川端)できる限り動物たちに負担のない治療ができるよう設備導入にも力をいれております。それだけでなく、ドックランやドックカフェ、トリミングなど当病院の近所に施設を構えておりまして、はじめてワンちゃんと暮らす方やワンちゃん同士のお友達、飼い主さま同士の交流の場も作っております。動物たちにも飼い主にも寄り添いながら、1次診療から1.5次診療まで対応できる病院を目指して今後も取り組んでまいります!

お忙しい合間にもかかわらず、とても気さくにお話いただきありがとうございました!今後の展開がとても楽しみですね!

京都府ものづくり振興課では、チャレンジ・バイ認定商品・サービスの導入経費一部を助成する「京都チャレンジ・バイ補助金」を実施しています。
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