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京都チャレンジ・バイ補助金活用インタビュー【醍醐の家ほっこり(京都市伏見区)】

介護食のDX!?今まで食べれなかったお肉が食べれるなんて…
利用者様、施設担当者にも寄り添う介護食の進歩を醍醐から発信!

醍醐の家ほっこりの皆さん

このたび、「京都チャレンジ・バイ福祉・医療関連商品導入促進補助金」をご活用いただいた京都市伏見区の醍醐の家ほっこりにお伺いし、
チャレンジ・バイ認定商品である“見た目と味をそのままに、料理を柔らかくすることができる調理家電「デリソフターDS-1」(ギフモ株式会社(外部リンク))”をご購入された施設リーダーの生駒様、管理栄養士のお二人にお話をお聞きしました。

デリソフターDS-1との出会い

管理栄養士)これ施設にもほしいです!
そんな声をあげたのは施設で働く管理栄養士でした。

今日はお忙しいところお時間いただきありがとうございます。もう時間は11時頃ですが、昼食の準備をされるのでしょうか。いい匂いがしてきましたね。

生駒)今日の献立のメインは、おでんです。本日は25名の方にご利用頂いています。

管理栄養士)2月に100歳を迎えられる方がいらっしゃるのですが、お肉はもう繊維が残って飲み込めなく、ずっと魚料理等に変更していました。いろいろと食事形態を考えたり、柔らかい介護食を提供できるよう試行錯誤していたのですが‥

生駒)とある展示会でこのデリソフターの調理された柔らかい料理を試食し、頭の中で数名ご利用者様の顔が思い浮かび、これは是非、施設に導入したいと。

管理栄養士)ギフモさんにデモンストレーションをお願いして、柔らか食を体験し、感動しました。私達も興味を持ち、施設長に直談判しました(笑)。
チャレンジ・バイ補助金を活用させていただき、施設内で購入が決まったのですが、初めてこのデリソフターを使った鶏のから揚げをその方に提供したら、なんと完食。念のため魚料理も用意していたのですが…(笑)。美味しい!と仰っていただいた時は感動しました。今日もデリソフターを使って、大根と牛すじを調理していきます。

チャレンジ・バイ認定製品「デリソフターDS-1」を早速使いこなされているのですね。とても嬉しいです。

生駒)月1回あるデイ会議の中で、デリソフターで調理したものと通常の調理したものを比較する試食会をしまして、これはすごいと。味はそのままなのに見た目はそのままで歯を使わずに飲み込める!これなら利用者様に刻み食ではなく、美味しい食事を提供できる!と職員たちで感銘しました。

なんと!お話を聞いていたら丁度デリソフターで調理した牛すじと大根ができたようです。

管理栄養士)昼食に間に合うようデリソフターの調理時間を逆算しています。ぜひデリソフターで調理したものと、そうでないもの、食べ比べしてみてください。上半分がデリソフターで調理したものですが、分かりますか?

違いがわからないおでんの画像

ええ!見た目が同じで分からないです

(試食‥)デリソフターで調理したものは、口に入れると溶けるようになくなりますね。大根はとくに汁が染みていて美味しさがアップしていように感じます。

京都府チャレンジ・バイ補助金を活用して「デリソフターDS-1」を導入

今回は「京都チャレンジ・バイ福祉・医療関連商品導入補助金」をご活用いただき、認定商品である「デリソフターDS-1」をご購入いただきました!

生駒)はい。補助金助成で安く購入でき、コストの面でとても助かっています。ありがとうございます。

実際に導入していて変化はありましたか?

生駒)介護業界は一般的には人手が不足していて、現場は対応に追われていることが多くあるかと思います。新しいものを取り入れることにすごくハードルを感じている、そんな時間なんてあまりない、といった施設様も多いのではないでしょうか。しかし、“人の力では解決できないことが意外と“新しいもの”で解決することが多い”のではと思っています。新しいものを導入するときって、最初は慣れることに時間がかかりますが、導入して使い慣れたら効率化・生産性の向上に繋がります。実際に、デリソフターを導入したことで、別食対応の方や刻み食対応の方が減り、調理現場の業務軽減にも繋がっています。

最後に今後の抱負を教えてください。

生駒)ご利用者様にどう還元してくか、毎日試行錯誤しておりますが、現場の声をくみ取り、管理者が常に新しい情報を収集することが大事だと思っております。今年度のデイサービスのスローガンは「一人一人の歩幅を大切にゆったり寄り添うほっこりデイ」です。今回は“食事”という項目で「デリソフター」と出会う事ができました。お一人お一人に合わせたケアといった点でギフモさんと志しが合致し、ご縁があったのだと思っています。
ご利用者の方、ご家族の方、さらには職員にも寄り添うような管理者として、また施設として今後も様々な新しいことに挑戦していきたいと思います!

お忙しい合間にもかかわらず、とても熱心にお話いただきありがとうございました。

今後のどのような取組に挑戦されるのか展開がとても楽しみですね!

京都府ものづくり振興課では、チャレンジ・バイ認定商品・サービスの導入経費一部を助成する「京都チャレンジ・バイ補助金」を実施しています。
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