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株式会社iPSポータル(京都企業紹介)

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セルテクノロジーで人間の尊厳・新たな価値を創造

(令和3年3月5日更新 ものづくり振興課 足利)

 企業イメージ

参考:細胞培養について

株式会社iPSポータル(外部リンク)(京都市左京区)の太田取締役専務COO、吉田取締役専務CFOにお話をお伺いしました。

セルテクノロジー

--いつもお世話になっておりますが、改めまして、御社の概要から教えてください。

太田)設立は2014年、現在30名を超えました。コア技術は「セルテクノロジー」です。iPS細胞技術だけでなく、幹細胞技術全般、ゲノム編集技術などの様々な新しい技術を採り入れたCell-Techにより、創薬・食品・化粧品等のメーカー様、医療機器・分析機器等の開発企業様、デジタルヘルス等に関わるAIベンダー様、化学メーカー様など多岐に亘る分野の方々をサポートしています。

--AI等もですか。

太田)そうです。順番にご説明しますと、まず、創薬・食品・化粧品等の「研究支援・試験受託」、培養装置・分析機器、培養基材、試薬等の評価を行う「開発支援」のほか、AIやロボティックス等の技術をライフサイエンス領域に導入する「事業支援」等を行っています。

--いわゆる参入支援ですね。

太田)そうですね。さらにiPS細胞の基礎知識習得や技術トレーニングを行う「研修事業」、海外のレギュレーションへの適用をはじめ、薬事支援を行う「再生医療関連事業」という5つの事業の柱があります。

iPS細胞樹立、論文再現確認、アッセイ・スクリーニング試験、バイオインフォマティクスデータ解析

--少し具体的にお聞きしてもいいでしょうか?

吉田)例えば、「研究支援・試験受託」で言えば、健常者や疾患患者由来の細胞からiPS細胞を樹立、提供することが可能です。

初期化因子導入

--初期化因子の導入による初期化から、培養、冷凍保存とかということですね。

吉田)そうですね。iPS細胞の未分化性、多分化能についての評価も行います。

iPS細胞樹立

--なるほど。

吉田)あるいは、論文をもとに、分化誘導試験を実施し、論文の再現性を確認します。また、指定の条件での分化誘導試験もお受けします。

論文再現性確認

--ほう。

吉田)顧客企業様にとって便利なようにと、研修事業や技術移管もサポートしています。

技術移管

--なるほど。

吉田)あるいは、iPS細胞や分化誘導細胞、その他各種細胞を用いて、薬の候補物質(低分子化合物、抗体医薬、核酸医薬、ペプチドタンパクなど)、食品成分や化粧品成分などのアッセイ(評価)、スクリーニング(選別)試験をお受けしており、様々なin vitro試験(試験管内の試験)を行っています。

アッセイ

--はい。

吉田)あるいは、バイオインフォマティクスデータ解析です。

--生命科学と情報科学の融合ですね。

吉田)次世代シークエンサーによる多量配列解析によって、手軽に網羅的に解析することができるようになってきたように思われますが、反面、結局のところデータ分析に詳しい人にしか理解できないケースが多々あります。当社は細胞実験から受託していますので、バイオインフォマティシャンと連携して細胞実験からデータ分析までをトータルで評価します。

バイオインフォマティクスデータ解析

コロナでリモートワークを強いられる研究者・開発者を支援

--おもしろいですね!

太田)その他「開発支援」では、培養関連デバイス・培地・試薬や、細胞培養装置・分析装置・イメージング装置などの性能を評価します。開発装置を当社のオープンラボに設置いただけますので、当社の研究員が顧客企業様に代わり実験させていただくことも、顧客企業様の研究員が当社のラボで実験いただくことも可能です。

開発支援

--なるほど。ところで、コロナの影響は?

太田)コロナで、企業の研究部門、開発部門がリモートワークに代わられていて、出勤してラボで・・・ということができないことから、当社への依頼が逆に増えていますね。

--あと、CiRAさん(研究)やiPSアカデミアジャパンさん(知財管理等)ともやりとりはあるのですか?

太田)もちろんです。仕事の面で言えば、当社が顧客企業様の依頼で研究支援をする際に、知財やサイエンスの観点からアドバイスを頂いたりしております。

--なるほど。ところで、最近こちらに引っ越してこられましたね。

太田)クリエイション・コア京都御車での契約満了に伴い、今後のビジネス拡大に対応できるようにということで、こちらに移転しました。

--素敵なビルですよね。最後に今後の展望はいかがでしょうか。

太田)そうですね。実は、5つの事業以外に「自社開発案件」にも取り組んでいます。顧客企業様をサポートしてきているわけですが、私ども自身ももっと高みを目指してレベルアップしていきたいと考えているからです。

 

今後の展開がますます楽しみです。

お問い合わせ

商工労働観光部ものづくり振興課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4842

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