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チャレンジ・バイ認定商品「獣医向け炭酸ガスレーザー治療器(飛鳥メディカル(株)製)」導入の動物病院への取材

チャレンジ・バイとは、京都府内中小企業様の優れた新商品を認定・公表・PRし、府庁での率先購入枠の設定その他販売促進を強力に支援する制度です。(認定対象商品:販売開始してから5年以内の新商品であって、独自性等を有するもの)

京都府の産業支援情報

チャレンジ・バイ認定企業(認定商品)一覧

平成27年6月25日より、チャレンジ・バイ認定商品の購入者(社会福祉施設、病院、介護サービス事業者等)への助成金「京都チャレンジ・バイ福祉・医療関連商品導入促進補助金」を創設しました。
同補助金の対象商品である「チャレンジ・バイ」認定は随時行っております。新商品(販売開始後5年以内)を生産される企業様はぜひお早めの「チャレンジ・バイ」申請をお待ちしております!

「獣医向け炭酸ガスレーザー治療器(飛鳥メディカル(株)製)」導入事例>

Q 貴医院の事業について教えてください。

動物病院を営んで約30年。現在、スタッフは約20名。電話帳以外の広告などは一切出しておらず、口コミで周辺市町はもとより他府県からもわざわざいらっしゃる。手術も含め、全ての処置を飼い主に横に座ってもらってフルオープンで行っており、「○○(当院)行ってダメならあきらめられる」と言っていただいている。

Q どんな“患者”が来られますか?

熱や風邪、最近増えてきている癌などさまざま。平均して1日40~50件、多い日には100件の“患者”がいらっしゃる。動物は人と違って、話して症状を訴えることができないところが難しい。

Q 業界としての課題は?

人材の確保・育成。さまざまな症状への対応のほか、言葉を話せない動物の飼い主の方が、今、何に困ってらっしゃるか察する能力も必要であり、一人前のスタッフになるのに5年や10年かかる。しかも、急患対応で時間が制約されることが多いため、スタッフが定着しにくい。

Q 炭酸ガスレーザーの使い道は?

癌や去勢・避妊等の手術の際にメスを使う。多くの病院が有している電気メスは、通常、全身麻酔が必要。炭酸ガスレーザーは、動物に負担が少ない局所麻酔で手術ができる。
ただし、局所麻酔故に、手術中に動物が動かないように押さえているスタッフが必要となり、医師1人だけの医院では導入しにくい。当院では2002年から導入している。

Q 従来品(他メーカー)に比べ、飛鳥メディカル様の炭酸ガスレーザーはいかがですか?

出力がすごい! 処置時間が短縮できるし、切れ味が良いので痛みや出血も抑えられる。動物は輸血がしにくいという難しさもある。これにより術後管理も良い。それに、医師にとても、出力調整を手元でできるため操作がしやすい。買って良かった!

Q 本補助制度はいかがでしたか?

この制度があったからこそ、“高機能”な製品を購入することができた!多くの動物を、その負担を減らして、救うことができる。

Q 「府内中小企業の製品」という点についてはどう感じますか?

何か不具合が起こったときに、すぐに来てもらえる距離にメーカーがいてくれるのは、医師としても大変心強い。メンテナンス、アフターフォローを考えれば、地元にメーカーがあれば助かる。

Q 最後に今後の抱負を教えてください。

最寄りの病院で治療が難しい患者に対応する地域の「二次病院」を目指す!そのために今後も設備投資を続けていく。また、動物への再生医療にも取り組んでいく。既に院内に装置を整え研究を開始した!

 

手術室でのインタビューの最中にも、今回導入された炭酸ガスレーザーを使った手術の準備が慌ただしく始まりました。病院も炭酸ガスレーザーも大忙しの様相でした!

(手術室で出番を待つ炭酸ガスレーザー)

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