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青年海外緑と文化の大使レポート(パラグアイ)

橋口 奈奈穂 平成29年度第2次隊(職種:栄養士)

 さて、最後の投稿になりました。今回は私が青年海外協力隊員として活動した2年間の思いについてお伝えします。

 私が青年海外協力隊員になろうと決意したのは22歳のときです。それから、4年間京都府の北部の小中学校で栄養教諭というお仕事をしながら実務経験を積み、27歳のときに青年海外協力隊としてパラグアイに行く切符を手に入れました。中学生や高校生の頃は英語が大嫌いだった私が、今は日本の反対側でスペイン語と少しのグアラニー語を使ってパラグアイの人と生活やお仕事をしていたのはとても不思議な気持ちです。みなさんに夢ややりたいことがあるなら、ぜひチャレンジをしてほしいと思います。チャレンジには失敗がつきものです。私も夢を叶えるのに5年間必要でした。もちろん、チャレンジの途中で、目標や夢、人生計画というものはいつでも自由に計画し直すことができます。みなさんと私が見ている世界はほんの小さなものです。新しいものに出会ったときに、夢や計画が変わるのは自然なことだと私は考えます。

 また、私は「海外で誰かの役に立ちたい!」と青年海外協力隊を志望しましたが、不思議なことに実際は私が行った支援より、私がいただく支援のほうが圧倒的に多かったのです。その1つとして、私はパラグアイで学びたいことがありました。それは、「私にとっての幸せ」は何かということです。私が日本で暮らしているとき、夢だった栄養教諭という仕事をさせていただき、車も、暮らすのに十分なお金や部屋も持っていたのに「幸せ」を感じられませんでした。それは、家族や大切な人と過ごす時間が足りていなかったこと、そして美味しい食事を大切な人と分け合う機会が足りていなかったからだということを学びました。日本での生活では家族や友人など大切な人と過ごす時間が不足していたのです。

 また、私は去年の4月に病気が見つかり、5月の初めから7月末まで日本に治療のため帰国しました。病気は完治し、今の私は健康です。その治療のときに、健康と定期的な健康診断の大切さを改めて強く感じました。

 さて、みなさん。ここで、ひとまずお別れです。全部で4回の私のメッセージを読んでいただき、ありがとうございます。私のメッセージから、1人でも新しい発見があったり、勉強や部活動などや将来の夢に向かって頑張ろうと思えたりしたら、それ以上私にとって嬉しいことはありません。みなさんの今とこれからがさらに素晴らしいものになりますよう願っています。それでは、また会う日まで。さようなら!

 

配属先の農業普及局での最終報告会のときの写真です。

 

報告会_橋口さん写真

私たちの2年間の活動の結論は、「みんなが一緒になれば、目標は達成できるでしょう。」というものでした。

 

 

 家族で甥っ子たちの学校行事で撮った一枚です。

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