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青年海外緑と文化の大使レポート(マレーシア)

原 早恵子(出身:京都市) 平成23年度4次隊(職種:作業療法士)

◯任期を終えての感想

 赴任当初は多民族国家ならではの飛び交う多言語やイスラム教の生活習慣の違いに戸惑い、ある程度整っている設備や備品等を見て、中進国であるマレーシアで自分に何が出来るのであろう、と自分の立ち位置に悩みました。しかし、全体を振り返ると、精神障がい者の社会参加支援という共通の目標に向かって、現スタッフと一緒に活動を展開していけたように感じています。

 OTスタッフは同職種として協力しながら活動を行う大切な同僚であったことはもちろん、同僚看護師は、最終的には精神科リハビリテーション看護師として、常に一緒に活動を行うことが出来、つらいことも嬉しいことも一緒に共有出来ることが私にとっての心の支えとなっていました。精神障がい者への差別と偏見がまだ根強い中、開始した院内就労支援の経験は同僚にとっての糧となり、自信付けとなったことは本当に嬉しかったです。

 ボランティアを行いながら、常に念頭に置いていたのは、ボランティア活動はリレーでいうバトンのイメージでした。限られた期間で何が行えるのか、焦ったり悩んだりする日々もありましたが、どうすればバトンを受け取ってもらいやすいのか、どうすれば次の目標に向かって走り出すことが出来るのかを配属先のスタッフに常に相談することで、相手国の生活環境や文化、考え方を改めて学び直し「出来ることから焦らず、1つ1つのステップを踏んでいこう」と気持ちを切り替えることが出来たように思います。同国の協力隊員とも職種、年齢を超え、アイデアを共有しながら協力し合うことの大切さも学ばせて頂きました。今後、日本においても、この協力隊で学んだことを活かしながら、活動していきたいと思います。本当にありがとうございました。

OTのスタッフ OTのスタッフ

精神科部門のスタッフ 精神科部門のスタッフ

UPS部門のスタッフ UPS部門のスタッフ

研修会での展示/販売 研修会での展示/販売

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