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京都府環境審議会環境管理部会の開催結果(平成25年11月25日(月曜日))

 1 日時

平成25年11月25日(月曜日)10時から12時15分まで

2 場所

御所西 京都平安ホテル 2階 嵯峨の間
(京都市上京区烏丸通上長者町上ル)

3 出席者

【京都府環境審議会環境管理部会委員】
寺島部会長、伊庭委員、笠原委員、長畑委員、村松委員、山田委員、横山委員、渡邉委員

【事務局】
廣瀨環境技術専門監、川崎理事食の安心・安全推進課長事務取扱、池田環境管理課長、その他関係職員

【傍聴者】
なし

 4 議事

審議事項

(1) 農用地土壌汚染対策地域の指定解除について(諮問)

  • 農用地の土壌の汚染防止等に関する法律の規定に基づき、昭和63年に指定された亀岡市ひえ※田野町、吉川町及び大井町の農用地土壌汚染対策地域(44.23ha)について、公害防除特別土地改良事業の実施等により、指定要件が解消したことから、指定の解除について同法の規定に基づき環境審議会に諮問し、環境管理部会に付議されたもの。(「ひえ」はくさかんむりに「稗」)
  • 昭和20年代までのタングステン鉱山からの排水によるカドミウム汚染について、主として客土事業により土壌改良を実施したもの。また一部地域は、農用地から他用途に変換。
  • 資料2により、事務局から公害防除対策の実施状況及び地域の現況を説明し、質疑応答。

(2) 京都府環境影響評価条例の改正について(答申)

  • 資料1により、事務局から前回の審議を踏まえ実施した「京都府環境影響評価条例の一部改正(案)に係る骨子」のパブリック・コメント実施結果を報告、答申案を提示し、審議。
  • 答申案について、意見を踏まえ、部会長と事務局間で若干の文言修正の上、成案とすることとされた。

報告事項

(1) 平成24年度環境常時監視測定結果等について

  • 事務局から、資料「報告事項-1」により、平成24年度に実施した大気、水質、自動車騒音等の常時監視結果(8月8日公表)の概要を報告し、質疑応答。

(2) 南山城村悪臭公害防止条例の施行について

  • 事務局から、資料「報告事項-2」により、南山城村が制定し、10月1日から施行された南山城村悪臭公害防止条例の概要について報告。

 5 主な質疑応答、意見等

(農用地土壌汚染対策地域の指定解除について)

  • 農用地土壌汚染対策地域の指定解除については、問題ない。
  • 近年の指定地域及び周辺の地下水の現況について、データがあれば次回提示すること。
  • タングステン鉱山の現況は。
    (事務局)昭和57年まで採鉱されていたが、その後廃鉱となっている。排水は、事業者及び廃鉱後は亀岡市により管理されており、新たな汚染はない。
  • 廃鉱山の鉱山保安法の適用状況及び亀岡市による現在の排水管理の状況について、次回報告すること。
  • 資料中、カドミウムの測定結果について、測定法を明記するなど、補足説明を行うこと。

(京都府環境影響評価条例の改正について)

  • 事業者による環境配慮が適切に実施されるよう、曖昧な表現は避けること。
    (事務局)御指摘を踏まえ、文言を修正する。
  • 配慮書手続の実効性は、具体的手法を定める技術指針によるところが大きい。しっかりと検討すること。
    (事務局)技術指針は、条例第7条の規定により京都府環境影響評価専門委員会の意見を聴くこととしており、御意見を踏まえ、専門委員会でより実効性のある手続となるよう御検討をいただくこととする。

(平成24年度環境常時監視測定結果等について)

  • 浮遊粒子状物質については、平成23年度の長期的評価による環境基準達成率が低い一方で、平均濃度では他年度と比較して低い値となっているのはなぜか。
    (事務局)環境基準の評価は日平均値の2%除外値で評価することから、大陸からの黄砂等により、数日間高い日があれば環境基準は達成されない。一方で、平成23年度は年間を通しては低い値であったということと考えている。
  • 環境基準の評価方法についての注記は、一部の測定値では98%値で評価することや、光化学オキシダントについては「一度でも」超過すると非達成となることなど、細かく記載いただくことで、府民の方が正しく理解する一助となるのではないか。
  • 大気汚染の状況について、PM2.5は全国的にも測定が開始されたばかりで経年変化はまだ評価できないが、各物質について、グラフ・表等を統一的に作成するとともに、PM2.5の成分分析結果の解説のように、現在の状況にあるのはなぜかという部分について、ホームページ等も活用し、説明を行うよう努めてほしい。
    (事務局)光化学オキシダント等の表現方法については、現在、検討中。
  • 大気汚染の状況については、多くは右肩下がりで改善が見られる一方、光化学オキシダントは、VOCやNOx等の原因物質対策が進んでも、上昇傾向が見られるまれな物質。大陸の影響とか成層圏からの流入等が言われているが、まだまだよくわかっていないというのが現状。
  • 海域の閉鎖性水域の環境基準達成状況が良くないのはどう評価しているか。
    (事務局)閉鎖性水域については、例えば、宮津湾については、透明度は良くなっているのに、CODについては横ばいという状況も見られ、さらに監視を継続していきたい。

配付資料 

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