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第5回京都府広域交通インフラ検討委員会

開催結果


1 日時


平成25年3月13日(水曜日)午前10時から午前11時45分まで



2 場所


京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
京都府庁1号館3階会議室


3 委員構成


4 出席委員


中川座長(京都大学大学院教授)、波床委員(大阪産業大学工学部教授)、奥原委員(京都商工会議所専務理事)、

錦織委員((株)舞鶴21代表取締役社長)、小田委員(市長会会長)、山下委員(副知事)



5 議事内容


(1)開会
(2)北陸新幹線について



6 配付資料

8 各委員の主な意見

  • 約40年を経過しても進展しない新幹線整備の現状を踏まえると、現在の整備スキームを合理的かつ公平なものに  変えていかなければならない。具体的には、費用負担及び並行在来線のスキームについて、国において以下の見直しが必要。
    • 費用負担については、①そもそも国の財源が非常に乏しいことが問題であり、早期整備が可能となる財源を国がしっかりと確保することが必要。また、②地方負担について、沿線地域のみ負担することになっているが、受益と負担のミスマッチが生じているため、受益を正確に計算し、民間による出資も含め、公正な受益者負担のしくみを構築することが必要(必要に応じて既設路線の負担の再調整(精算)も必要)。
    • 並行在来線については、新幹線ができれば在来線は切り捨てても構わないという国の政策が非常に貧弱であり、新幹線と在来線のネットワークのあり方を考える政策への方針転換が必要。
  • 関西広域連合の調査結果のみを見る限りは、湖西ルート、米原ルートが優位であるが、一方で日本海国土軸(小浜ルート)の重要性についてしっかり議論していく必要がある。

 

  • 京都府北部地域の活性化の観点からは、舞鶴港の近くを通ることが重要。港とのアクセスを確保することにより、波及効果も見込める。地元では、府北部地域を含めた山陰地方に高速鉄道を整備すべきという声が高まっている。
  • 既定路線である敦賀以西フリーゲージトレインでもかなりの利便性向上が見込まれる。フル規格整備が遅れないことが前提であれば、こちらはこちらで進めるべきだという期待は大きい。
  • 整備新幹線は赤字垂れ流しといった長年にわたる誤った報道によって風評被害を受けてきたが、決してそうではない。特に、北陸新幹線は関西につながったときに最も便益が大きく、採算も高くなる路線。いずれのルートも総便益が費用を上回っており、これは整備が遅れれば遅れるほど国民が損をするということ。早期開業が必要。

お問い合わせ

総合政策環境部総合政策室

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

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