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平成23年度第1回京都府公共事業評価審査委員会の概要について

平成24年1月5日 
京都府建設交通部 
指導検査課 
075-414-5221 

平成23年10月20日に開催された平成23年度第1回京都府公共事業評価審査委員会の概要は下記のとおりでした。

1 日時

平成23年10月20日(木曜)午前9時30分から正午まで

2 場所

平安会館「朱雀の間」

3 出席者

  • 京都府公共事業評価審査委員会委員
    小林潔司委員長、奥谷かをる委員、奥野佳和委員、河地利彦委員、添田五朗委員
    (黒坂則子委員、深町加津枝委員は欠席)
  • 事務局
    建設交通部 部長、技監(土木担当)、理事、担当課長ほか

4 議事内容

審査対象事業の審査について

御陵山崎線(ごりょうやまざきせん)街路整備事業

  • 評価種別 再評価
  • 事業種別 道路
  • 事業主体 京都府
  • 施行箇所 長岡京市

一級河川千々川(ちちがわ)広域河川改修事業

  • 評価種別 再評価
  • 事業種別 河川
  • 事業主体 京都府
  • 施行箇所 亀岡市

一級河川雑水川(ぞうずがわ)広域河川改修事業

  • 評価種別 再評価
  • 事業種別 河川
  • 事業主体 京都府
  • 施行箇所 亀岡市

天皇川(てんのうがわ)通常砂防事業

  • 評価種別 再評価
  • 事業種別 砂防
  • 事業主体 京都府
  • 施行箇所 宇治田原町

審査結果

御陵山崎線(ごりょうやまざきせん)街路整備事業

  • 本事業の再評価は、委員会に提出された資料、説明の範囲において、継続の必要性が認められることから、現計画を継続すべきと判断される。

一級河川千々川(ちちがわ)広域河川改修事業

  • 本事業の再評価は、委員会に提出された資料、説明の範囲において、継続の必要性が認められることから、現計画を継続すべきと判断される。  

一級河川雑水川(ぞうずがわ)広域河川改修事業 

  • 本事業の再評価は、委員会に提出された資料、説明の範囲において、継続の必要性が認められることから、現計画を継続すべきと判断される。  

天皇川(てんのうがわ)通常砂防事業

  • 本事業の再評価は、委員会に提出された資料、説明の範囲において、継続の必要性が認められることから、現計画を継続すべきと判断される。

5 傍聴者

1名

(参考)事業の審査における主な質疑及び意見

御陵山崎線街路整備事業について
(委員)交通量のデータがH17までとなっているが、最近のデータはないのか。
(道路建設課)昨年度、交通センサス調査を実施し、今年度公表予定である。そのデータを資料に反映できるか調整したい。
(委員)H23中に供用できる部分はあるか。
(道路建設課)H24で用地買収、H25~26で工事を予定しており、H23での供用予定部分はない。
(委員)供用開始後、自転車は幅員3.5mの歩道内を通行するのか。
(道路建設課)そのとおり。
(委員)事業費の内、用地費と補償費の比率はどうなっているか。
(道路建設課)用地費が約25億円、補償費が約27億円である。
(委員)今回審査対象の4案件で、評価調書中の文体や表等の表現がばらばらであるので、統一すべき。
(道路建設課)統一したい。

千々川広域河川改修事業について
(委員)最近は、異常気象で計画対象雨量を超える雨が降る場合があるが、その対策はどうか。
(河川課)河川改修は流域内の土地利用状況や資産を勘案して適切な規模で実施している。
100mm/hを超える様な雨に対しては、避難に利用するハザードマップ等、ソフト対策を含め総合的に実施していきたい。
(委員)計画対象雨量は、1/30確率(30年に1回程度発生すると予想される降雨)規模に対応しているのか。
(河川課)対応している。
(委員)流域配分図において流量の違いがあるが、流速の変化はあるのか。流速は河川の断面積に影響するのか。
(河川課)河川への水路からの流入により、流域配分図の流量は変化する。また、流速は河川の勾配や断面により変化する。
(委員)流量計算の際、流出計算(洪水の流出過程を再現するモデルを構築し、降雨量から河川の流出量を計算すること)をしているのか。
(河川課)流出計算をしている。
(委員)地域との関わりに関する取組について、維持管理面だけでなく教育面においても大変良いことである。同様の事例を今後も増やしていったもらいたい。
(河川課)「南丹ふるさとの川愛護事業」のほか、「山城うるおい水辺パートナーシップ事業」等、地域と連携協働に取り組んでいる。
(委員)ゲリラ豪雨時の避難に際しては、ソフト対策も実施していかなければならない。
(河川課)府ではインターネット、携帯電話及びテレビのデータ通信等により河川に関する情報提供を行っている。

雑水川広域河川改修事業について
(委員)流下能力図において北町橋がネックとなっており、先行して整備することはわかるが、毎秒7立方メートル(以下m3/sと表記)ではなく10m3/s程度まで能力を上げることはできないのか。
(河川課)10m3/sまで能力を上げるためには緑橋の改修が必要となる。暫定断面で緑橋の架け替えを行った後、完成断面で再び改築することは非効率であり、また市街地での通行止めが何度も発生することから、緑橋における流下能力見合いで先行改修している。
(委員)現在、安町大池は河道外にあるのか。
(河川課)安町大池は河道に接している。
(委員)安町大池はどのような工事をするのか。貯水容量を増やすのか。
(河川課)堤体補強として嵩上げや腹付け、余水吐の整備を行う。貯水容量については、農業用水の利用を踏まえた対策を検討する。
(委員)河川計画上、貯水容量を見込むのであれば、安町大池の名称について、評価調書中で明確に記述すべきである。
(河川課)記述する。
(委員)南郷池及び安町大池の所有者は誰か。また、それぞれの利水状況はどうか。
(河川課)南郷池は京都府の所有であり利水はない。
安町大池は土地改良区の所有であり利水はある。

天皇川通常砂防事業について
(委員)堆積すると想定している土砂量は何年間で発生するのか。流域で堆積している土砂量なのか。
(砂防課)100年に1度の雨が降った時に荒廃した流域から流れ出すと想定している土砂量である。
(委員)堰堤が満砂となった場合は浚渫や土砂取り除きを行うのか。
(砂防課)土砂取り除きを行う。
(委員)事業の費用効果分析の維持管理費には、看板修繕、除草等の費用と記載されているが、土砂取り除きの費用は計上されているのか。費用は大きいと思うが。
(砂防課)当該費用も計上されており、計算上、維持管理費として事業費の0.5%が計上されている。実際の管理としても、土砂が堆積すれば取り除きを行っている。
(委員)維持管理費の表現として、看板修繕、除草等のほか、土砂取り除きについても記載してはどうか。
(砂防課)記載することとしたい。
(委員)字句表現の訂正が必要な個所がある。
(砂防課)正しい表現に訂正したい。 

(各案件の評価調書)
御陵山崎線評価調書( PDFファイル ,1MB)(PDF:1,625KB)
千々川評価調書( PDFファイル ,1MB)(PDF:1,485KB)
雑水川評価調書( PDFファイル ,1MB)(PDF:1,509KB)
天皇川評価調書( PDFファイル ,1MB)(PDF:1,405KB)

お問い合わせ

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京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

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