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令和3年度第2回京都府社会教育委員会議の議事要旨について

1開催日時

令和3年11月25日(木曜日)午前9時45分~11時45分

2開催方法

対面とオンライン(zoom)

3出席者

京都府社会教育委員

築山議長 猿山副議長 大野委員 木原委員 佐野委員 清水委員 杉井委員

遠山委員 西村委員 能勢委員 平塚委員 舩川委員 前野委員

計13名

事務局

京都府教育委員会 橋本教育長

京都府教育庁指導部 吉村指導部長

京都府教育庁指導部社会教育課 片山課長 他12名

計15名

傍聴者

0名

4議題 

(1) 報告

 京都府地域交響プロジェクト(協働教育)取組状況について

(2) 協議「人がつながる地域づくり」の推進について

 ア「令和4年度社会教育を推進するために」(案)について

 イ 令和4年度京都府社会教育委員会議について

5内容

(1)開会

開会あいさつ(橋本教育長)

(2)報告・協議など

ア 京都府地域交響プロジェクト(協働教育)取組状況について(報告) 

説明(片山課長)

質疑応答(○委員 ●事務局)

○交付決定した27団体の団体紹介や具体的な活動の様子がわかるホームページ等はあるか。

 また、今後の方向性や目標はどうか。活動の種別等、こんな団体を増やしたいということはあるか。

●27団体の取組内容は、全ての団体の取組を視察し状況把握をしている。また、写真提供を求め、今後の事業推進につながるよう広報に活用したい。

 次年度の取組については、2月頃に意見聴取会を開催し、今後、この取組が広がるように、広報についても意見を伺い、方策を検討していく予定である。

 今年度の活動種別は、想定していたより学習支援活動が多かった。今回交付決定した団体以外にも、学習支援に取り組んでいる団体が多くある。そのような団体にもこの事業について、情報提供できるよう努力しながら、地域の中で子どもの体験活動の場が充実するよう取り組んでいきたい。

 目標値は、今のところ持っていない。

 

○取組の様子が、動画で見られると大変わかりやすいと思うので、今後検討していただきたい。

 

○素晴らしい取組だと思う。交付決定団体の中には、老舗的な団体も入っておられる。全国的にも有名な物理学者で、大変熱心に取り組まれている団体もある。このような団体は、今後も問題なく取り組まれていくと思う。しかし、このような既存の団体だけでなく、今後地域で活動する団体を育成するという観点も必要かと思う。

 例えば、府内にも様々な施設があるが、どのように活用していくかあまりわかっていない地域もある。そのようなところに働きかけて、区長、学校等と連携して地域の特色ある学びの機会をつくるようなパイロットプロジェクトをつくるのもよいと思っている。

 団体を一気に「育成する」のは難しいが、団体を「刺激する」という観点の広報を工夫していただけるとありがたい。

 

●この事業の課題は3点あり、1点目は自己財源が3分の1必要で、京都市内の取組には、3分の2の自己財源が必要であること。例えば、下限額30万円の取組であれば、10万円の自己財源が必要になる。2点目は、事業計画や実績報告等の事務に係る負担がある。3点目は、今後検討が必要なこととして、NPO法人のように活動範囲が非常に広い団体もあり、事業要件として、地域の範囲をどのように考えるかということが大きな課題である。

 

○1月下旬にパートナーシップ・ミーティングをオンラインで開催する予定で、交付決定団体が情報交換や意見交流をされる場を設けられることになっている。

意見聴取会の中で団体の育成という観点が大切だと意見が出ていた。パートナーシップ・ミーティングの他、実績報告相談会を実施し、事務に関する相談支援を行う等、事務局として丁寧な対応を考えられている。

団体の種別を見ると、NPO法人が9団体あるが、それ以外の全体の半分強の団体は法人格をもたない地域の任意団体であり、この事業は、そうした団体の育成という要素を含んでいると思う。

 

○活動地域と団体の所在地が異なる団体が4団体ある。移動や交通費など考えるとどれほどの頻度で活動されているのかと思う。

 活動地域と団体の所在地が異なる団体について、どのように考えておられるか教えていただきたい。

 

●団体代表者に地域の方々から要望があり、事業を計画された。団体の構成員には、地元の方が多く入られており、地域の実情を踏まえた活動内容を考えていただいている。

 このように活動地域と団体の所在地が異なる団体については、特に、交付金終了後を見据えて取組が継続されるよう団体と十分相談していきたい。

 

○活動地域と団体の所在地が異なる団体については、全てが出張活動ではなく、地元の方が入ることで、長期的に主体的に取り組んでいけるので、そのような取組が進むよう支援するということだと思う。

 

○各団体が、今後も広くこの活動を続けていってほしいということだと思うが、交付決定団体の中で、今回、交響プロジェクトに取り組むためにつくられた団体はあるのか。

 

●いくつかの団体は、新規でこの交付金を活用して取り組みを始めるというところがあるが、多くは既存の団体の取組である。

 もともとある団体でも、これまでと違った活動地域で取り組まれる団体もあり、今回初めて地元のNPO法人と連携して取り組まれることになった。そのような団体も入れると7団体ほどが新たに取り組まれる。

 他のほとんどが、これまで取り組まれてきている団体で、我々が支援することでより一層取組を充実させていただきたいと考えている。

 

○今回新規に取り組まれる団体は、特に自己財源を用意しなければいけないことがハードルになったのではないかと思う。

 

○当初は、どれくらいの団体が応募してくれるだろうかと心配していたが、非常に多くの団体から申請があった。今年度交付決定した27団体は、おそらく来年度も引き続き取り組まれると思う。来年度、さらに新規の団体が20団体申請となると予算的には厳しい状況が想定されるのではないかと思う。今年度、新しくスタートした枠組みなので、実際は実績を見ながら予算を検討されるのかと思うがどうか。

 

●当初は、10団体ほどになるかと思っていたが、最終27団体になった。

 このような取組をすることによって一つでも子どもたちの学びの場や活動の場が地域にできることは非常によいことだと思っているので、予算の問題もあるができる限り広報に努めながら、多くの団体がこの取組をされるよう次年度も努力していきたい。

 

「令和4年度社会教育を推進するために」(案)について(協議)

説明(小嶋総括)

質疑応答(○委員 ●事務局)

○社会教育・学校教育の関係者や社会教育のリーダー向けということで、内部資料的な性格のものではあるが、広報物としての見やすさわかりやすさも大切なので、アイデアをいただきたい。

 

○写真を見ていると熱心ではあるが、楽しそうな写真がない。子どもの笑顔や様々な世代の人が一緒に何かやってにっこりと笑っているとか。そういう明るく楽しいものがほしい。

 また、見開きの左側は、家庭教育について、「すべての教育の出発点」とあるが、「生涯学習社会の実現」を目指すのであれば、例えば「学ぶ心の出発点」等の文言の方がよい。また同じく、地域の教育力の向上のところも、その結果「学ぶ力が向上する」等、そういう方向で文言を変更してはどうか。

 

○多世代が共に楽しく交流しているようなそういう写真が入ればという御提案なので、参考にしていただければと思う。「楽しさ」が伝わるような写真を検討してほしい。「生涯学習」というと学校教育も社会教育も全て網羅される概念になるが、例えば、地域の大人自身が何か学んだり活動したりして楽しく過ごしているようなイメージも考えられるのではないかと思う。

 見開きのイメージ図はやや抽象的な図であるが、家庭教育では、「すべての教育の出発点」で「教育力の向上」、「地域の力」で「地域社会の教育力」等、表現的にダブりがある。

 また、歴史的に見たときに教育学的にもいくつか考え方があり、家庭が原点ということはもちろんあるが、未来志向で考えると「すべてが家庭から」という言い方がベストかどうかは、少し検討していただきたい。

 

 ○レイアウトのことになるが、昨年度のものと比較しながら見ているが、絵や形等いくつか変更されているが、これは仮のものか。もしくは、このまま掲載されるのか。

 また、第2期京都府教育振興プランを今回踏まえられているということであるが、プラン自体が令和3年度からということで、令和3年度のリーフレットもプランの内容は入れられているのか。プランが上位計画であることを踏まえて、その実効性を持った内容を「社会教育を推進するために」に入れるというのが最もよいかと思う。

 

●まず写真について、昨年度は、コロナの影響でなかなか事業が進められない状況にあったが、今年度はある程度事業を進めることができているので、基本的には新たな写真を入れていきたいと考えている。参加者は皆さんマスクをしておられるので、笑顔は難しいかもしれないが、楽しんでいる様子を載せていきたい。

 振興プランとの関係については、昨年度は、プラン策定と並行してリーフレット作成を進めていきながら内容を入れていったが、3月にプランが完成し、改めてこの「社会教育を推進するために」を見直したときに、ずれがある部分等を一部修正したものをお示ししている。

 

○例えば、コミュニティ・スクールの図は、令和3年度のものの方が見やすいが、今回の案では、変更されている。これがそのままリーフレットに掲載されるのか。

 

●イラスト等は、業者に依頼し、昨年度のように見やすいものにしてもらう予定である。

 コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的推進の図については、地域学校協働活動推進委員会の委員にも意見をいただき、少し変更している。基本的な内容は変更しておらず、学校教育課作成の「学校教育の重点」にも同じ図を掲載している。

 

○広報物としてふさわしいようデザインしていただきたい。

 

○最近は、教科書に二次元コードが掲載されており、タブレットで読み取るとその教材の資料が見られるようになっている。

 ○このリーフレットにも二次元コードが付いているが読み取ると令和3年度版の「社会教育を推進するために」や府内の活動事例を見ることができるようになっている。多くの写真を載せるのは紙面上限界があるので、「生涯学習の振興」「家庭教育」等、それぞれの活動の事例を二次元コードから動画等で見られるようにするとどのような活動かわかりやすくなる。例えば、地域交響プロジェクトも社会教育課ホームページに掲載されているが、交付決定団体がどんな内容を実施しているかまだわからない。

 今後、様々な事業や活動の様子がよりわかるように検討していただければと思う。

 

○具体的な活動の様子やより詳しい情報がわかるような工夫を検討いただきたい。

 リーフレットの見やすさとともに情報源としてより充実を図っていただければと思う。

 

 

ウ 令和4年度京都府社会教育委員会議について(協議)

説明(片山課長)

質疑応答(○委員 ●事務局)

○この会議発の情報発信をするということで、内容としては、府内の事例の紹介や社会教育事業の取組の様子、府社会教育委員会議の内容等を掲載したものを作ってはどうかという提案であった。「社会教育を推進するために」だけでなく、より魅力的で社会教育の学びの楽しさが伝わるようなものをつくってはどうかという提案だと理解した。その方向性や中身等について、意見をいただきたい。

 

○社会教育の中身を広く知っていただくという方向性はよいと思うが、社会教育関係の人に向けたものなのか、それとももっと広く府内の住民向けのものなのか。

 

●「社会教育を推進するために」は、限定的なところに配付しているが、今回提案のリーフレットは、市町(組合)教育委員会はもちろん様々なかたちで社会教育に関わられている方に配付したり、ホームページに掲載したりした幅広く活用していただけるものにしたいと考えている。

 

○文字が多いような資料は、社会教育に関心のある方は見られると思うが、そうでない方はなかなか見られないと思うので、表紙に笑顔の写真や中身も見てすぐわかるように図示する。また、文字数は絞る等してよくわかる資料になるように工夫が必要だと思う。

 

○毎年作成していくことを考えると、ターゲットを絞って内容を充実させることが必要だと思う。「幅広く」と対象を考えると、どうしても文言が増え、説明が多くなってしまう。ある程度、年度毎に年齢層や活動実態に合わせてポイントを絞った発信をしていくことが必要だと思った。

 また、会議の協議内容の掲載だけでなく、開いて見たときにわくわくするような内容や見た目であることは大切。

 

○広く知らせつつも「こういう人たちにはぜひ見てほしい。」ということを考えてほしい。また、今回報告があった地域交響プロジェクトは、絶好の素材だと思う。見てわくわくする、元気が出るようなことが掲載できるのではないか。

また、京のまなび教室や地域未来塾、地域交響プロジェクト等の活動をされている方に届けて、そこからアイデアが得られ、元気が沸いてくるようなものになればと思う。

 

○うまくいっている活動を紹介するためにインタビューをするのもいいと思う。

 また、例えば、地域交響プロジェクトは交付金が出るが、それを活用すればいろいろな活動ができるということを発信し、取り組まれていない方々に興味を持ってもらう。地元の人たちが活躍されている様子や団体でどのように資金を集めているかというような具体例やノウハウ、体験談等があると「自分たちもやってみよう。」という刺激になる。

1回1テーマで、1~2年かけて全体像が見えるような感じでいいと思う。

 

○「社会教育を推進するために」は紙媒体だが、スマホで情報収集する人が多いので、今回提案のものは紙だけでなく、よりWEBも活用してもらえればと思う。

 また、長く親しんでもらえるようなタイトルのネーミングも次回アイデアをいただきたい。

 

○前回の会議で活動紹介したroots京丹後市未来チャレンジ交流センターでは、主にInstagramとFacebookを使って発信している。

 ターゲットをかなり絞っており、一番届けたいのは高校生なので、高校生にどういうものなら届くのか徹底的に考えて、文章や写真素材を考えている。高校生が好んで読んでくれることにより、その保護者や地域の人にも届いていくという派生がある。

 最近は、視察に来られた方から「どうやったら地域ぐるみでみんなが主体的に取り組むようなことができるのか。」と質問されることもあり、今後、そのノウハウを言語化していくことも私たちの役割だと考えている。活動のレポートも大事だが、そのプロセスを発信していけたらいいと思う。取組を通して、ノウハウがわかるものが求められていると感じている。

 

○大切なポイントだと思う。様々な事業を行政から提案されているが、地域の課題として担い手が不足していることが挙げられる。その上、何か取り組むことで新たな荷を背負うイメージになるとなかなか取り組む人が増えないので、「そんなに楽しいことができるのならやってみたい。」と熱が上がるような発信をしていければと思う。

 

○発信すること自体はよいと思うが、目的・ゴールと対象は明確にする必要がある。

 地域の人々が「やってみたい。」と思い、取り組む人が増えることをゴールとするのか、それとも広く配布し、多くの人に読んでもらうことを目的とするのか。作成した結果がどうなれば成功とするのか。「社会教育を推進するために」と違う目的で作るのであれば、目的・対象もはっきりしたほうがよい。

 

○ここまでの意見を踏まえて社会教育課で検討いただきたいが、どうか。

 

●この会議は各分野から様々な方に参画いただき、御意見を伺っている。それをもっと幅広く発信していくことで、府内の社会教育をより推進していくことができるのではないか。

 本日、意見をいただいたように見ていただいた方にわくわくしてもらえるような、各地での取組のヒントにしていただけるようなものにしたいと考えていた。実践の参考になるものを作りたい。

 

○この社会教育委員会議は、全く知らない方からすれば、行政の組織なので形式的な議論が粛々と進んでいるというぐらいのイメージしか持たれないと思う。そうではなくて様々な活動をされている方が参加され、活発な議論がされており、様々な活動の紹介もされているということを知っていただきたいという思いもある。そこから出発しつつも、何を目的・対象とするかは考えていきたい。

 

○社会教育は非常に幅が広い。子どもから高齢者までが対象で、なおかつ地域の課題も様々ある。全て網羅して紙面に載せようとすると大変細かいものになってしまう。

目的は、「京都府の社会教育委員会議について知ってもらいたい。」ということ。どんなことをやっているのかわかるように示したい。

また、二次元コードを入れたり、ホームページ掲載の仕方を工夫したりして、子どもや若い人が見たときにもわくわくするようなものになればと思う。幅広い年代で、インターネットの活用が進んでいるので、形式も本当に紙媒体でよいのかも検討するとよい。

 作ることはよいと思うが、予算的に問題ないかが気になる。

 

○私が最近まで所属していた博物館では、出版物も出すがFacebookやTwitter等でも情報発信していた。

 社会教育委員会議の活動や施策等、教育委員会で何でも発信していくのは、難しいと思うので、「ここでこんな行事があった。」というような発信にするとあまり手間がかからなくてよいと思う。必ずしも紙媒体でなくてもよいので、ハッシュタグを付けて、SNSで発信するなどすれば、仕事が増えなくてよい。

 また、ICT教育についても教育委員会では進められているので、ICTの活用の見本になるような発信ができればよいのではないか。

 

●目的と対象の明確化という御意見をいただいたが、社会教育委員会議について見えにくい部分を発信していくことには意味があると思う。ただ、仕事を増やし、しんどい思いだけして後悔するというようなことはさせたくない。作るのであれば、「社会教育を推進するために」とは差異化を図らないと意味が無い。

 大きな課題として、人がつながる地域づくりの担い手が足りないことが挙げられる。担い手を増やしていくことにつながる。あるいは、地域づくりの輪を広げていくことにつながるような広報媒体になればよい。

 事業の内容について多くの説明はあまり必要ない。楽しそうで、一緒に取り組んでみたいと思わせるようなよい刺激になるタイプのものがよい。また、可能な限り紙媒体から離れ、ターゲットによって手法を変えていく必要もある。

 なるべく労力をかけずに伝わりやすいもの。今までにない広報媒体を目指してほしい。

 

●いただいた御意見をまとめ、次回、改めて提案させていただきたい。

 

○今後の方向性として、適宜情報発信していくことに御理解いただいた。さらに内容や発信の方法にも御意見をいただいたので、次回引き続きこの件については、検討を進めていきたい。

 

(3)閉会

閉会あいさつ(吉村指導部長)

 

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