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更新日:2025年10月29日

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京都府の発達障害者支援施策

1発達障害者支援のための体制整備

(1)協議・検討体制

京都府発達障害者支援体制整備検討委員会の設置

 京都府では、京都府発達障害者支援体制整備検討委員会を設置し、ライフステージ(乳幼児期~成人期)を通じて、医療、保健、福祉、教育、労働等の各関係機関が連携した適切な支援が継続的に提供されるよう、発達障害者支援のあるべき姿や取り組みについて検討しています。

 令和5年度には、令和6年度から令和8年度までの3年間に向けて、新たな方向性を整理し、発達障害の支援のあり方について、中長期的な視点に立って取り組むべき対策の方向性を示した「発達障害者支援の課題と方向性」を取りまとめました。

 

(2)相談支援体制

1.京都府発達障害者支援センター「はばたき」の運営

 発達障害者やその家族等に対して、相談支援、就労支援だけでなく、幅広い関係機関との連携や関係機関等に対する研修等を行っています。

 

京都市が設置する発達障害者支援センターはこちら

 

2.京都府発達障害者圏域支援センターの運営

 圏域ごとに発達障害者地域支援マネジャーを配置し、発達障害者やその家族等に対する相談支援、困難ケースへの対応だけでなく、圏域内の教育機関、医療機関、行政、福祉事業所等の連携を促進するとともに、圏域内の関係機関への研修等を実施しています。

 

3.発達障害児支援拠点の相談体制強化

 発達障害児への医療、福祉を提供している発達障害児支援拠点の相談機能を強化しています。

 医療、福祉、相談のサポートを一体的に提供するとともに、市町村、教育、福祉関係事業所等と連携した支援を行っています。

 

4.京都府関係機関による相談等支援

  • 保健所

 医師や保健師等による「発達クリニック」を実施しています。

 専門のスタッフによる相談のほかにも、家族教室やオンライン居場所などの支援を行っています。

 精神科デイ・ケアの一環として、発達障害専門プログラムを実施しています。

 

(3)医療提供体制

 京都府では、府立の児童福祉施設で発達障害などの診療を行うとともに、リハビリテーションや通所サービスを一体的に提供しています。

1.京都府立こども発達支援センター 診療所

 

2.京都府立舞鶴こども療育センター 外来診療

 

(4)福祉サービスの提供体制

 第3期障害児福祉計画の策定を踏まえた対応を実施しています。

 

(5)子どもの心の診療ネットワーク事業

 地域の医療機関を含む府内の診療体制、支援体制を把握し、診療の役割分担や診療医等の育成、地域ごとの連携体制の構築までを一括して推進することにより、初診待機期間の大幅な縮小を目指しています。 

 

2人材育成

(1)医療職向け研修の実施

 京都府発達障害者支援センターでは、精神科、小児科以外の医療関係者(コメディカル含む。)にも広く発達障害の知識を持ってもらうための研修を実施しています。

 

(2)支援者向け研修の実施

 京都府発達障害者圏域支援センターでは、圏域の課題・ニーズにより、福祉事業所等を対象とした研修を実施しています。

 

(3)専門医師の育成

 京都府立こども発達支援センターでは、若手小児科医等を受け入れ、専門医師の養成等も行っています。

 

3発達障害児者への地域支援体制

(1)巡回支援専門員整備事業(市町村事業)

 保育所や放課後児童クラブ等の子どもや保護者が集まる場所やご家庭へ、発達障害等に関する知識を有する専門員が巡回支援を実施し、子どもの発達に関する障害の早期発見・早期発達支援のための助言等を行います。

 

(2)発達障害児等早期発見・早期発達支援事業(市町村事業)

 保育所等に通う4歳児(年中児)を対象に問診票や集団観察等のスクリーニングにより、発達や集団適応に関する課題を早期発見し、必要に応じて専門的な支援につなげる取組を行います。

 

(3)発達クリニック

 京都府の保健所では、市町村が実施するスクリーニングの事後支援として、医師や保健師等による発達クリニックを実施しています。

 

(4)発達障害児者及び家族等支援事業

1.京都府ペアレントメンター派遣事業の実施

 京都府ペアレントメンターは、自らも発達特性のある子どもを育てた経験を持ち、京都府が実施する「ペアレントメンター養成講座」を修了した方々です。
 保護者の集まる交流会に同席したり、地域の方や支援者向け研修で子育ての経験談をお話したりなどの活動をしています。

 ペアレントメンターの派遣を希望される機関や団体は次の案内をご覧ください。

 

【派遣事業案内】

 

【メンター活動等報告】

 ※バックナンバーの掲載は準備中

 

2.支援ファイル・移行支援シート

 お子さんの成長・発達、通院、福祉サービス利用の状況などを記録しておく「支援ファイル」や、環境が変わる(小学校→中学校等)際、その子の状況や引き継ぐべき支援内容、配慮事項を、進学先の学校等に伝えるための「移行支援シート」の様式や記入例を作成し、普及を進めています。

 

 

3.ソーシャルスキルトレーニングマニュアル、トレーニング事例集の作成

 京都教育大学と共同でソーシャルスキルを育むためのマニュアルや事例集を作成しました。

 

 

4普及啓発事業

  毎年4月2日は、国連の定めた「世界自閉症啓発デー」です。この日が2007年に制定されて以降、自閉症やその他の発達障害に対する理解を進めるための啓発活動が世界的な規模で展開され、世界・日本の各地でタワーや建造物などが一斉にシンボルカラーのブルーに染まり、自閉症を始めとする発達障害の人たちが幸せに暮らすことができる社会の実現を願います。

 2025年4月2日は、ニデック京都タワー(京都市)、京都府庁旧本館(京都市)、京都市役所本庁舎(京都市)、くみやま夢タワー137(久御山町)、京都府中丹東保健所(舞鶴市)で同時にライトアップしました。

イベント開催概要(終了)

 日程:2025年4月2日(水曜日)

 場所:京都駅ビル駅前広場(ホテルグランヴィア京都前)
 時間:18:00 ~ 19時30分

 主催:京都府発達障害関係団体連絡会、京都府、京都市など

イベント開催内容(終了)

 ・歌唱 五十嵐 由都さん(京都府自閉症協会会員)
 ・ダンス 京都府自閉症協会 青年成人部 ダンスサークル「Kirala」
 ・演奏 音楽サークル「The BEAT We Love Music!!」
 ・演奏 BEATTECH
 ・演奏 京都府立桃山高等学校吹奏楽部


 ・京都市障害者相談員(発達)による相談コーナー(17時~18時)
 ・写真(フォトプロップス)コーナー