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12月22日第567号

1.大手通販サイトをかたり未納料金を請求するSMS
~国民生活センター・子どもサポート情報第123号より~

【事例】
スマホに、「サイトへの登録料が未納である。本日中に連絡がない場合は法的手段に移行する」という内容のSMSが届いた。送信元として大手通販サイト名が記載されていたが、このサイトを利用したことがない。どうしたらよいか。
(当事者:中学生・男性)

<ひとことアドバイス>

  • 実在する事業者の名前をかたり、「有料サイトの料金が未納」などの心当たりのないSMS(ショートメッセージサービス)が届いたという相談が寄せられています。
  • 心当たりのない不審なSMSが届いたら、開かずにすぐ削除することが大切です。
  • 送信元の名前等に聞き覚えがあっても安易に信用しないようにしましょう。連絡をすると、個人情報を聞き出されたり、金銭を要求されたりする場合があります。
  • 心配なときは、お住まいの自治体の消費生活センター等に相談しましょう(消費者ホットライン188)。

<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/kmj_mailmag/kmj-support123.html(外部リンク)

2.金属製タイヤチェーン―使用時のトラブルに注意―
~国民生活センター・くらしの危険No.340より

自動車で積雪路や凍結路等を走行する際、滑り止めのためにタイヤに取り付ける金属製の鎖、ウレタンやゴム製のタイヤチェーンに関する相談が寄せられています。

【相談事例】

[ケース1]
雪山へ向かう高速道路で買ったばかりの金属製チェーンが切れ、ホイール等が傷だらけになり、修理に7万円かかった。メーカーによる事故品の調査では、速度超過か、長い距離を走ったか、タイヤの空転が考えられるとのこ
とだった。(相談者:30歳代・女性)

[ケース2]
新品のチェーンを装着し雪道を5キロ走行したところ切れて車に傷が付いた。購入した店に不具合の調査依頼をしたが、急発進、急ブレーキのいずれかにより、正規使用時以上の負荷が加わったためと報告され納得できない。
(相談者:40歳代・男性)

<消費者へのアドバイス>

  • 事前に装着方法を十分理解し、練習をして確実に装着!
  • 装着後、数十~数百メートル走行した後には必ず緩みがないかを確認!
  • スピードの出し過ぎや“急”のつく運転操作はやめる!
  • 積雪や凍結のないアスファルト路面での走行は避ける!
  • 過度の摩耗等の異常が見られるものは使用を中止!

<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/kiken/pdf/340dl_kiken.pdf(外部リンク)

3.冬は火災が増加!安全に暖かく暮らすには?
―電気ストーブは正しく使いましょう―
~NITE(製品評価技術基盤機構)からのお知らせ~

電気ストーブによる火災などの事故は毎年11月頃から増加し、年末から年始にかけてピークを迎えます。
電気ストーブは手軽な暖房器具として広く使用されており、火を使用しないため危険性が低いと思われがちですが、誤った使い方による住宅の全焼や死亡事故も発生しています。

【事故事例】

  • 脱衣場を暖めるために電気ストーブのスイッチを入れて放置した際、可燃物が接触して製品と周囲を焼損する火災が発生した。
    (平成26(2014)年2月、徳島県)
  • 電気ファンヒーターを使用中、電源コードに繰り返し強い力が加えられたため断線し、出火した。
    (平成28(2016)年10月、福岡県)
  • 幼児が使用中の電気ファンヒーターにつかまり立ちをし、高温の部分に触れたためやけどを負った。
    (平成27(2015)年12月、発生地不明)
  • 電気ストーブの部品に不良品が混入していたため、使用中に部品が異常発熱し、製品から出火、家屋を全焼する火災が発生し、使用者がやけどを負った。
    (平成29(2017)年1月、和歌山県)

<電気ストーブの事故を防ぐポイント>

  • 使用中はその場を離れない。就寝、外出、入浴の際は必ず電源スイッチを切り、電源プラグを抜く。特に就寝用の暖房器具として絶対に使用しない。
  • 台所、脱衣場、トイレなど狭い場所で使用する場合は周囲に可燃物を置かないように特に注意する。
  • 乳幼児の近くで使用する場合は、乳幼児から目を離さない、手の届かない場所に置くなど、やけどに注意する。
  • 子ども部屋で使用する場合は、子どもに火災の危険性を教え、近くに可燃物を置かない。
  • 電源コードは断線に注意して丁寧に取り扱う。
  • ペットが可燃物を近くに運ぶおそれもあるため、ペットから目を離さない、使用しない時は電源スイッチを切り、電源プラグを抜く。
  • お手持ちの製品がリコール対象かどうか確認する。

<詳細>独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)
http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2017fy/prs171122.html(外部リンク)

お問い合わせ

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kyo-shohisen@pref.kyoto.lg.jp

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