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5月15日659号

1.「新型コロナウイルス給付金関連消費者ホットライン」の受付状況
-通帳やマイナンバーなどは、絶対に教えない!渡さない!-
~国民生活センターからの注意喚起~

国民生活センターでは、新型コロナウイルス感染症対策の給付金等に関する消費者トラブルの相談を受け付けるため、5月1日より「新型コロナウイルス給付金関連消費者ホットライン」を開設しました。
以下のような相談が寄せられています。正確な情報に基づいて冷静に対応しましょう。また、便乗した消費者トラブルが発生していますので十分注意しましょう。

<給付金等の詐欺が疑われる相談事例>

4月末に、貴重品をまとめて入れているアタッシュケースがなくなっていることに気づいた。ケースの中には複数の銀行通帳、キャッシュカード、保険証券等を入れていた。同居している母にたずねたところ、誰かが訪ねてきて渡したという。母は認知症気味で、問いただしても状況はよくわからない。ケースとは別に健康保険証と一緒に保管していた母のマイナンバーカードがなくなっていた。母が渡したという。定額給付金の支給に合わせてだまし取られたのだと思う。マイナンバーカードには暗証番号も書いておいたと思う。悪用されることを止める方法はあるか。
(相談者:30歳代・女性)

<その他の相談事例>

  • 給付金の手続きができると思いアクセスしたサイトに、マイナンバーカードの情報を教えてしまった
  • 登録してもいないのに、役所からメールで特別定額給付金の手続きが始まったと案内が来た
  • 携帯電話会社を名乗るメールが届き、記載のURLにアクセスして特別定額給付金の申請をするよう案内された

<消費者へのアドバイス>

・暗証番号、口座番号、通帳、キャッシュカード、マイナンバーは「絶対に教えない!渡さない!」

・市区町村や総務省などが以下を行うことは絶対にありません!

  • 現金自動預払機(ATM)の操作をお願いすること
  • 受給にあたり、手数料の振込みを求めること
  • メールを送り、URLをクリックして申請手続きを求めること

給付金や助成金の給付に便乗したトラブルや悪質商法について、国民生活センターでは、「新型コロナウイルス給付金関連消費者ホットライン」を開設し、フリーダイヤル(通話料無料)で、給付金に関する消費者トラブルについての相談を受け付けています。

  • 相談受付時間 10時~16時(土曜、日曜、祝日を含む)
  • 相談特設番号 フリーダイヤル:0120-213-188

「消費者ホットライン 局番なしの188(いやや)番」も併せてご利用ください。
最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。

<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20200508_1.html(外部リンク)

2.慌てないで!トイレ修理で思わぬ高額請求
~国民生活センター・見守り新鮮情報第364号より~

<内容>

トイレが詰まり、電話帳で見つけた業者に電話をして来てもらった。急いでいたので料金等は電話で確認しなかった。修理をしてもらったが、結局新しい便器に交換することになり、作業が終わった時点で「20万円」と言われた。すでに作業も終わっていたので仕方なく支払ったが、高額だと思う。(70歳代・男性)

<ひとこと助言>

  • 慌てて事業者を呼んでしまいがちですが、複数社から見積もりを取って、作業内容や料金をよく確認しましょう。事前に出張や見積もりに掛かる料金の有無を確認することも大切です。
  • 現場の状況次第では、更に修理が必要な場合もあります。作業前に作業内容や料金等を確認し、納得できない場合はその場で契約しないようにしましょう。
  • 急を要するトラブルに備え、安心して依頼できる事業者の情報を日ごろから集めておきましょう。水漏れの場合は、自宅の止水栓の位置と締め方を確認しておくとよいでしょう。
  • 困ったときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。

<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen364.html(外部リンク)

3.新型コロナウイルス感染症関連啓発動画
「ちょっと待って!それ、給付金を装った詐欺かも(ATM操作編)」
~京都府消費生活安全センターからのお知らせ~

京都府消費生活安全センターでは、新型コロナウイルス感染症に便乗した消費者トラブルに関する啓発動画を作成しました。
第一弾を公開しましたので、お知らせします。

「ちょっと待って!それ、給付金を装った詐欺かも(ATM操作編)」
http://www.pref.kyoto.jp/net_tv/cm/200.html

また、悪質商法やネットトラブルに関する事例や注意喚起を、動画や若者向けの啓発マンガ等で紹介しています。

「お家で学ぼう消費者トラブル」
https://www.pref.kyoto.jp/shohise/douga/utidemanabou.html

  • 若者向けドラマ【学生、新社会人の皆さん、ねらわれています!】
  • 若者向けマンガ【本格ミステリー「Webマンガ」キミは頼れる探偵くん】
  • 一般向けドラマ【森脇家の消費者トラブル日記】
  • 高齢者向けドラマ【あなたは悪質業者にねらわれています】
  • 番外編【くらしの科学実験】

特別定額給付金に関する注意喚起チラシも作成しています。
http://www.pref.kyoto.jp/shohise/documents/kyuufukin.pdf

少しでもおかしいと感じたら早めにご相談ください。

<詳細>京都府消費生活安全センター
http://www.pref.kyoto.jp/shohise/index.html

お問い合わせ

文化生活部消費生活安全センター

京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ西館2階

ファックス:075-671-0016

kyo-shohisen@pref.kyoto.lg.jp