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京都府では、卵類や肉類、貝類等の畜水産物について、微生物汚染状況を検査により確認しています。検査によって微生物が検出された場合は、食中毒を予防することを目的に生産者や販売者等に対して衛生指導を行います。
サルモネラ属菌による食中毒事例は、卵類が原因食品となることがありますが、十分加熱調理することで防止することが可能です。府内で生産や流通する鶏卵や液卵等について、細菌検査を実施しています。
浅漬による食中毒事例が発生したことにより、府内で生産流通する浅漬の細菌検査を実施しています。
京都府北部地域が面する日本海沿岸では、カキが採取されています。冬場に多く発生するノロウイルス食中毒事例は、カキをはじめとする二枚貝が関与することがあります。この二枚貝は、中腸腺と呼ばれる部位にノロウイルスを溜め込む性質があるため、この汚染状況を確認しています。
近年発生しているアニサキスによる食中毒に対する予防のため、鮮魚におけるアニサキスの検査を実施しています。
府内産水産物6検体について、寄生虫(アニサキス)の検査を実施しましたところ、1検体からアニサキスが検出されました。
| 検体の種類 | サバ(1)、サワラ(1)、スズキ(1)、アジ(1)、ヒラメ(2) |
|---|---|
| 検体数 | 6 |
| 採取地 | 舞鶴市(4)、宮津市(1)、伊根町(1) |
参考:アニサキスによる食中毒を予防しましょう(厚生労働省ホームページ)(外部リンク)
参考:海の幸を安全に楽しむために~アニサキス症の予防~(農林水産省ホームページ)(外部リンク)
府内産ヒラメ2検体について、寄生虫(クドア・セプテンプンクタータ)の検査を実施しましたところ、全ての検体において陰性でした。
| 検体の種類 | ヒラメ |
|---|---|
| 検体数 | 2 |
| 採取地 | 舞鶴市(1)、伊根町(1) |
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