ここから本文です。

食の安心・安全基本方針

 近年、「食」を取り巻く状況は、輸入食品の増加、様々な加工食品の開発等により大きく変化しています。
 こうした中、加工乳による大規模食中毒、BSE(牛海綿状脳症)の発生、偽装表示、農薬の残留基準値を超えた輸入野菜、違反添加物、ダイエット食品による健康被害等相次ぐ事件により、消費者の「食」への不信・不安が高まりました。
 これに対し、国や地方自治体、各関係者においては、それぞれの問題に個別の対応を図っていますが、消費者の「食」に対する不安を払拭するために、より正確な情報の提供、関係者相互の連携による取組が求められています。
 京都府におきましては、府民の皆さんとともに、生産から消費まで一貫した食の安全対策を推進することが重要と考え、正しい情報を共有し、関係者相互が連携することにより、府民の皆さんの「食」の安心・安全を図るとともに、加えて健康で安心できる食生活を支援し、京都ならではの地域に根ざした「食」文化を守り育てる取組を推進することとしています。
 このため、次の5つの柱に基づき、より一層、充実・強化・支援を図っていきます。

1 「食」の生産・製造から消費まで一貫した指導・監視を充実します。

  • 安心・安全な農畜水産物の提供を促進します。
  • 残留農薬、添加物、健康食品等の監視指導を強化するとともに、適正表示の指導を徹底します。
  • 事業者の自主衛生管理等の徹底を推進します。

2 「食」の安全確保のため関係者が連携・協働し、取組を推進します。

  • 食品の事故に迅速に対応するとともに、その未然防止を図るため、国や他の地方自治体、関係者との連携・協働に努めます。
  • 生産・製造から消費までそれぞれの立場の連携・協働により、食の安全確保対策を推進します。

3 安心で健康な「食」生活を送れるよう支援します。

  • 食品衛生等に関する府民教室を開催する等正しい知識の普及を図ります。
  • 安心な食生活の情報を提供するとともに、安心で健康的な食習慣を身につけるよう支援します。

4 地域に根ざした京の「食」文化を守り育てます。

  • 京野菜等地元農畜水産物による地産地消を推進します。
  • 地域産品等素材や伝統に培われた加工技術を生かし、特色ある食文化の継承、発展を目指します。

5 府民に皆さんと食の安心・安全について、リスクコミュニケーション(情報や意見の交換)を推進します。

  • 府民の視点に立った施策を行うため、府民の皆さんの意見をお聴きします。
  • 安心・安全確保の計画や取組を公表するとともに、食の安心・安全に関する正しい情報をわかりやすく提供していきます。
  • 食の安心・安全に関する相談に迅速に応じます。

関連リンク

お問い合わせ

農林水産部農政課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-432-6866

nosei@pref.kyoto.lg.jp