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平成23年社会生活基本調査結果概要

  社会生活基本調査は、1日の生活時間の配分と過去1年間における主な活動状況などを調査し、社会生活の実態を明らかにするとともに、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の推進、男女共同参画社会の形成、少子高齢化対策等の各種行政施策の基礎資料を得る事を目的とし、昭和51年以来5年ごとに実施され、今回で8回目となります。
  平成23年社会生活基本調査は、全国の世帯から無作為に選定された約8万3千世帯に居住する10歳以上の世帯員約20万人を対象に、平成23年10月20日現在で実施されました。(京都府では、約1,600世帯の約3,400人が調査対象となりました。) 社会生活基本調査は、日々の生活における「時間のすごし方」と1年間の「余暇活動」の状況などについて調査し、社会生活の実態を明らかにするため、昭和51年以来5年ごとに実施され、今回で7回目となっています。

結果公表 総務省統計局ホームページ(外部リンク・別ウインドウが開きます)

  詳細は総務省統計局ホームページをご覧ください。

  調査の実施に御協力いただきありがとうございました。

京都府の結果概要

1  生活行動

  過去1年間(平成22年10月20日から23年10月19日まで。以下同じ。)に「学習・自己啓発・訓練」や「スポーツ」などの行動を行った人(10歳以上。以下同じ。)に関する結果です。

<利用上の主な用語>
行動者数 過去1年間に該当する種類の活動を行った人の数
行動者率 行動者数の10歳以上人口に占める割合(%)
平均行動日数 行動者について平均した過去1年間の行動日数

(1)学習・自己啓発・訓練

  −行動者率は37.9%で全国で5番目に高い−

  過去1年間に何らかの「学習・自己啓発・訓練」を行った人は89.5万人で、行動者率は37.9%となり全国で5番目 となっています。(表1)

表1
都道府県別「学習・自己啓発・訓練」の行動者率(平成23年)
都道府県名 行動者率(%)
総数
全国 35.2 34.3 36.1
東京都 44.7 43.2 46.2
神奈川県 42.1 41.4 42.9
滋賀県 39.2 40.3 38.2
奈良県 38.4 38.5 38.3
京都府 37.9 36.2 39.5
千葉県 37.7 38.0 37.5
兵庫県 37.1 35.8 38.3
埼玉県 36.8 36.1 37.4
大阪県 36.5 34.5 38.4
10 宮城県 35.8 34.1 37.5

  種類別に行動者率をみると「パソコンなどの情報処理」が最も高く13.6%、次いで「芸術・文化」が12.8%、「英語」が10.0%などで、平成18年と比べると「パソコンなどの情報処理」、「英語以外の外国語」、「介護関係」はそれぞれ2.1ポイント、0.2ポイント、0.1ポイント増加していますが、「人文・社会・自然科学」は1.2ポイント、「家政・家事」は1.1ポイント減少などとなっています。(図1)


図1「学習・自己啓発・訓練」の種類別行動者率の推移(平成13年、18年、23年)京都府

  男女別にみると、男性は36.2%、女性は39.5%で、男性は「パソコンなどの情報処理」の行動率が16.4%と最も高く、女性は「芸術・文化」の行動者率が16.0%と最も高くなっています。(第1表)
  また、ライフステージ別にみると、男女とも「教育を受けている時期」の行動者率が最も高く男性は44.8%、女性は53.3%となり、次いで男性は「子供のいない時期」が38.0%、女性は「独身期」が43.2%などとなっています。(図2)

図2「学習・自己啓発・訓練」のライフステージ別・種類別行動者率(平成23年)京都

(2)ボランティア活動

  −「災害に関係した活動」が前回より2.3ポイント上昇−

   「ボランティア活動」を行った人は54.8万人で、行動者率は23.2%となり平成18年に比べ0.2ポイント低下しました。
  平成18年と比べると「子供を対象とした活動」が2.9ポイント、「災害に関係した活動」が2.3ポイント上昇しており、「自然や環境を守るための活動」が2.3ポイント低下しています。
  男女別にみると男性が21.3%、女性が25.0%で、女性が男性より3.7ポイント高くなっており、男性は「まちづくりのための活動」が9.4%と最も高く、次いで「子供を対象とした活動」が5.0%となっています。一方、女性は「子供を対象とした活動」が10.4%と最も高く、次いで「まちづくりのための活動」が9.5%となっています。(図3、第2表)

図3「ボランティア活動」の種類別行動者率の
  推移(平成13年、18年、23年)京都府

   年齢階級別に行動者率をみると45〜54歳の年齢階級が32.4%と最も高く、25〜34歳が13.8%と最も低くなっています。
  男女別にみると男性は45〜54歳の年齢階級が31.0%と最も高く、女性は35〜45歳の年齢階級が39.5%と最も高くなっており、65歳未満では女性の方が男性よりも行動者率はほぼ高く、65歳以上では男性の方が高くなっています。(図4)

図4「ボランティア活動」の男女・年齢階級別・種類別行動者率(平成23年)京都

(3)スポーツ

  −「ウオーキング・軽い体操」の行動率が男女とも高い−

  過去1年間に何らかの「スポーツ」を行った人は149.2万人で行動者率は63.3%となっており、平成18年と比べると4.8ポイント低下しています。
  年齢階級別では、10〜14歳が90.2%と最も高く、全ての年齢階級において男性の行動者率が女性より高く、特に差が大きいのは75歳以上で16.1ポイントとなっています。(第3表)
  また、ライフステージ別にみると、男女とも「教育を受けている時期」が最も高く、男性は84.0%、女性は70.6%で、次いで「子育て期」が高く男性は72.6%、女性は62.1%となっています。(図5、図6)
  (注:「スポーツ」は、職業スポーツ選手が仕事として行うものや、学生が体育の授業で行うものは除き、クラブ活動や部活動は含みます。)

図5「スポーツ」の種類別行動者率(平成23年)京都府

図6「スポーツ」の主な種類別・ライフステージ別行動者率(平成23年)京都府

(4)趣味・娯楽

  −行動者率は84.9%、平成18年より1.5ポイント低下−

   「趣味・娯楽」の行動者数は200.2万人で、行動者率は84.9%となっています。
  種類別の行動者率を全国と比較すると、「演芸・演劇・舞踊鑑賞(テレビ・DVDなどは除く)」の行動者率が14.6%で全国2番目(全国1位:東京都(18.3%))となっています。
  京都府での種類別行動者率をみると、「CD・テープ・レコードなどによる音楽鑑賞」が最も高く48.4%となっていますが、平成18年と比べ4.8ポイント低下しました。最も低下したのは、「DVD・ビデオなどによる映画鑑賞(テレビからの録画は除く)」で6.0ポイントの低下となっています。(図7)

図7「趣味・娯楽」の種類別行動者率の
  推移(平成18年、23年)京都府

  また、男女別にみると男性は83.3%、女性は86.3%で平成18年と比べ男性は3.6ポイント低下、女性は0.3ポイント上昇しました。行動者率が一番高いのは男女とも「CD・テープ・レコードなどによる音楽鑑賞」でそれぞれ45.3%、51.1%となり、次いで男性は「テレビゲーム・パソコンゲーム(家庭で行うもの、携帯用を含む)」が37.5%で、女性は「趣味としての読書」が44.7%となっています。(第4表)

(5)旅行・行楽

  −男女とも「行楽(日帰り)」の行動者率が高い−

  過去1年間に何らかの「旅行・行楽」を行った人は、174.8万人で、行動者率は74.1%となり、平成18年より3ポイント低下しています。過去1年間に何らかの「旅行・行楽」を行った人は、174.8万人で、行動者率は74.1%となり、平成18年より3ポイント低下しています。
  種類別では、「行楽(日帰り)」が58.5%(対18年 − 2.8ポイント)、「国内旅行(1泊2日以上)」が60.0%(同 −4.1ポイント)、「海外旅行」が10.1%(同 −0.5ポイント)となっていますが、海外の「業務出張・研修・その他」のみ微増しています。(図8)

図8「旅行・行楽」の種類別行動者率の
  推移(平成13年、18年、23年)京都府

  男女別の行動者率をみてみると、男性は72.1%、女性は76.0%で女性が男性より3.9ポイント高くなっており、男女とも「行楽(日帰り)」の行動者率がそれぞれ54.8%、61.9%と最も高くなっています。
  年齢階級別では、男性は10〜14歳の年齢階級が最も高く87.1%で、女性は25〜34歳の年齢階級が87.5%と最も高くなっています。

2  生活時間の配分に関する結果

   1日の生活時間を3つの活動、20種類の行動について分類した結果です。
  なお、特に曜日の指定のないものは週全体(週全体平均。以下同じ。)の総平均時間(該当する種類の行動をしなかった人を含む全体の平均。以下同じ。)を表しています。

<利用上の主な用語>
活動の種類
1次活動 睡眠、食事など生理的に必要な活動
2次活動 仕事、家事など社会生活を営む上で義務的な性格の強い活動
3次活動 1次活動、2次活動以外で各人が自由に使える時間における活動
(再掲)
家事関連 家事、介護・看護、育児、買い物
休養等自由時間活動 テレビ・ラジオ・新聞・雑誌、休養・くつろぎ
積極的自由時間活動 学習・自己啓発・訓練(学業以外)、趣味・娯楽、スポーツ、ボランティア活動・社会参加活動

(1)1日の生活時間

   1日の生活時間を活動別にみると、1次活動が10時間44分、2次活動が6時間52分、3次活動が6時間24分で、平成18年に比べ1次活動は8分増加、2次活動は8分減少、3次活動は1分減少となりました。
  男女別にみると、1次活動及び2次活動は女性が男性に比べ18分及び3分長く、3次活動は男性が女性に比べ21分長くなっています。
  行動の種類別にみると、「睡眠」は男性が7時間51分で女性より14分長く、「身の回りの用事」は女性が1時間32分で男性より25分長くなっています。
  また、「仕事」は男性が4時間47分、女性が2時間18分で、平成18年と比べ男性が12分減少、女性が13分増加となっており、「家事関連」は男性が39分、女性が3時間35分で平成18年と比べ男性が5分増加、女性が15分減少となっています。(表2)

表2
京都府の男女、活動、行動の種類別総平均時間の推移(週全体)
平成18年〜23年  京都府
(単位 時間:分)
     総数
平成18年 平成23年 増減 平成18年 平成23年 増減 平成18年 平成23年 増減
1次活動 10.36 10.44 0.08 10.25 10.35 0.10 10.46 10.53 0.07
  睡眠 7.39 7.44 0.05 7.44 7.51 0.07 7.35 7.37 0.02
  身の回りの用事 1.15 1.20 0.05 1.02 1.07 0.05 1.28 1.32 0.04
  食事 1.41 1.40 -0.01 1.39 1.37 -0.02 1.44 1.44 0.00
2次活動 7.00 6.52 -0.08 7.03 6.50 -0.13 6.56 6.53 -0.03
  通勤・通学 0.33 0.31 -0.02 0.44 0.41 -0.03 0.22 0.21 -0.01
  仕事 3.28 3.29 0.01 4.59 4.47 -0.12 2.05 2.18 0.13
  学業 0.43 0.41 -0.02 0.46 0.43 -0.03 0.40 0.40 0.00
  家事 1.31 1.27 -0.04 0.14 0.17 0.03 2.43 2.31 -0.12
  介護・看護 0.03 0.04 0.01 0.01 0.02 0.01 0.06 0.05 -0.01
  育児 0.15 0.14 -0.01 0.04 0.04 0.00 0.24 0.24 0.00
  買い物 0.27 0.26 -0.01 0.15 0.16 0.01 0.37 0.35 -0.02
3次活動 6.25 6.24 -0.01 6.32 6.35 0.03 6.18 6.14 -0.04
  移動(通勤・通学を除く) 0.31 0.28 -0.03 0.29 0.27 -0.02 0.32 0.29 -0.03
  テレビ・ラジオ・新聞・雑誌 2.27 2.24 -0.03 2.33 2.26 0.07 2.21 2.22 0.01
  休養・くつろぎ 1.23 1.32 0.09 1.23 1.34 0.11 1.23 1.30 0.07
  学習・自己啓発・訓練(学業以外) 0.14 0.14 0.00 0.14 0.16 0.02 0.15 0.12 -0.03
  趣味・娯楽 0.46 0.45 -0.01 0.51 0.53 0.02 0.41 0.37 -0.04
  スポーツ 0.15 0.14 -0.01 0.18 0.18 0.00 0.12 0.09 -0.03
  ボランティア活動・社会参加活動 0.04 0.04 0.00 0.04 0.04 0.00 0.03 0.05 0.02
  交際・付き合い 0.22 0.21 -0.01 0.21 0.18 -0.03 0.24 0.23 -0.01
  受診・療養 0.08 0.08 0.00 0.07 0.05 -0.02 0.10 0.10 0.00
  その他 0.15 0.16 0.01 0.12 0.14 0.02 0.18 0.18 0.00
(再掲)
  家事関連 2.16 2.11 -0.05 0.34 0.39 0.05 3.50 3.35 -0.15
  休養等自由時間活動 3.50 3.56 0.06 3.56 4.00 0.04 3.44 3.52 0.08
  積極的自由時間活動 1.19 1.17 -0.02 1.27 1.31 0.04 1.11 1.03 -0.08

(2)種属性別にみた生活時間

  在学者の学業時間をみると、中学生が6時間5分と最も長く、全国と比較すると10分長くなっています。次いで高校生が5時間31分となっていますが、全国と比較すると15分短くなっています。
  平成18年と比較すると、小学生、中学生、高校生はそれぞれ4分、25分、8分長く、その他の在学者は26分短くなっています。(図9)

図9在学者の種類別学業の総平均時間の推移(平成18年、23年)の全国との比較

  次に夫婦と子供のいる世帯における「共働き世帯」と「夫が有業で妻が無業の世帯」における生活時間を平成18年と比べると、夫の家事関連の時間はそれぞれ7分、6分増加しており、妻は「共働き世帯」では34分増加し、「夫が有業で妻が無業の世帯」では8分減少となっています。(表3)

表3
共働きか否か、行動の種類別総平均時間の推移(平成18年、23年)
(週全体、夫婦と子どもの世帯の夫・妻)  京都府
(単位 時間:分)
     共働き世帯 夫が有業で妻が無業の世帯
平成18年 平成23年 増減 平成18年 平成23年 増減
1次活動 10.01 10.01 0.00 9.46 9.54 0.08
2次活動 9.11 9.17 0.06 9.31 9.30 -0.01
  仕事 7.43 7.43 0.00 7.50 7.50 0.00
  家事関連 0.28 0.35 0.07 0.35 0.41 0.06
    うち家事 0.10 0.10 0.00 0.07 0.08 0.02
    育児 0.07 0.10 0.03 0.15 0.13 -0.02
3次活動 4.48 4.42 -0.06 4.43 4.36 -0.07
1次活動 9.59 9.59 0.00 10.06 10.32 0.26
2次活動 8.59 9.35 0.36 8.22 8.18 -0.04
  仕事 3.38 3.40 0.02 0.00 0.02 0.02
  家事関連 4.57 5.31 0.34 8.22 8.14 -0.08
    うち家事 3.44 3.57 0.13 5.23 5.07 -0.16
    育児 0.30 0.51 0.21 2.04 2.03 -0.01
3次活動 5.03 4.30 -0.33 5.32 5.11 -0.21

(3)地域別にみた主な行動の平均時刻

  平日における主な行動の平均時刻を都道府県別にみると、京都府の起床時間は6時51分で最も早い青森県と比べ32分遅く、就寝時刻は23時25分で最も早い青森県、秋田県に比べ50分遅くなっています。
  平日における有業者の平均出勤時刻を都道府県別にみると、京都府の出勤時刻は8時43分で、最も早い青森県と比べ39分遅く全国で最も遅くなっています。。
  また仕事からの帰宅時刻は18時54分となっており、最も早い徳島県との差は52分となっています。(第6表)


第1表から第6表


京都府総合政策環境部企画統計課社会統計係
電話:075-414-4493
ファクシミリ:075-414-4482
メール:[email protected]

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