3.長期

3年以上

困り事

事件から何年も経過し、周囲から忘れてしまい、被害者等が取り残され孤独を感じる。

困り事への対処

忘れられた被害者をつくらない

 具体的な支援制度は少なくなりますが、「忘れられた被害者をつくらない」支援者の寄り添う対応が大事です。

想像力こそ支援

 「想像力こそ支援」長期支援は支援担当者自身が被害者等に対してできることを考えましょう。たった1度、様子をうかがう電話をするだけで支援になることもあります。

組織として引き継ぐ

● 組織として引き継ぐ

 担当者が異動したり、時間がたつと組織の中でも当時を知る人がいなくなります。しかし、当事者に終わりはありません。「覚えている。語り継ぐ」支援も大事です。

記念日反応

● 記念日反応

 被害を受けた日や、亡くなった日など思い出が深い特別な日が近づくと気持ちが落ち込んだり、体調が崩れたりするなど亡くなった直後のような症状が再現することがあります。大切な人を亡くした方にはよく起こりうる自然な反応です。