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『環』の公共事業行動計画 検討会議 平成19年度第2回ワーキング 開催結果

平成19年度第2回ワーキングが開催されましたのでその結果を公表します。

開催日時等

  • 日時  平成19年8月29日(水曜日)午後1時30分から午後3時30分
  • 会場  府庁西別館大会議室C

主な意見 

『環』の公共事業の趣旨について

  • 戦略アセスを反映するにあたり、規模が小さいなら簡略化すればよいとあるが、そうすると戦略性が薄れ、『環』の公共事業の理念から離れる。
  • 自然も含めた地域の環境像、地域性をより重視するという方向にシフトするべき。今は、地域の環境像に対する視点が足りていないと言うことが反省点。
  • 自然と文化を分けることは問題。文化と自然を一体的に検討していくという当初からの方針を示した方がいい。
  • 個々の事項で環境配慮をするのではなくて、地域全体で環境配慮事項を考えていくことが必要。
  • 地域の環境像を造る場は必要。全体で地域の良さを出すにはどうするかという話をする必要がある。
  • 『環』の公共事業で奨励されている事例が分かりにくい。単なる物づくりにおける環境配慮という風に受け止められているのが現状ではないか。
  • 実施方法が個別の事業になっているが、『環』にしていくには個別からの脱却が必要。 

フロー図の考え方

※フロー図とは『環』の公共事業ガイドラインによる実施手順のこと

  • フロー図が個別事業軸で書かれている。しかし、構想は個々の事業で行うべきではなく、全体で考えていくもの。
  • フローの最初にある地域の環境像の仮定は、個別の事業の枠から前段に持ってくるべき。
  • 今のフロー図の外側に全体的な仕組みが必要。

府民参加のあり方について

  • 各地域の構想段階の環境像の作成を行う主体は誰なのかということを考えなければならない。地域全体で話を進めるとしたら、誰が主体的にやるのかがはっきりしていない。
  • 個別にいちいちワークショップを行うのは非現実的なので、地域の環境像について考えるというワークショップの方がいい。
  • 事業単位で住民参加を促しても意味はない。個別だと、本来の意味を失ってしまう恐れがある。全体的な話で議論が行われることが必要。
  • 地域が育ってないところではできないと思う。出来るところから始めて、少しずつ広げていくのがいい。
  • 議論の結果、便利さを押し出すという結果になれば、それが地域の人が選んだ地域性なので、それはそれでいいと思う。
  • 次年度の主な事業を振興局単位で専門家や住民とともに話す場はいいと思う。
  • 住民が評価を行うときの項目はオープンでないといけない。すべての事柄について議論することが必要。
  • 得られた情報を、どう蓄積していくか、活用していくかと言うことが大事。
  • 先導的プロジェクトの大手川では、治山と砂防と河川が連携して、ワークショップを行いながら府で始めて総合的な工事計画を作った。これはとても良い事例だが、情報としてしっかり伝わっていない。

専門家による評価について

  • 環境面はよいが経済面は悪いということも第三者による評価を入れる必要がある。
  • リジェクト率がゼロな物を作ってもしょうがない。計画をやり直すものが出てくることが必要。変なお墨付きをあげるものにしてはいけない。
  • 淀川では、すべての事業を環境委員会の評価にかけて意見を聞きながら実施している。

職員の意識について

  • この仕組みを進めていく上で、職員を育てていくことは必要。
  • やる気のある人をうまく育てる必要がある。
  • 専門家がアドバイザーとなり職員を育てていくのは良いこと。
  • 全員が、過去の評価シートを見る癖をつければ一番いい。

評価の仕方について

  • 環境面の評価は、相対評価しかできないことは明かで、点数を付けることは難しい。しかし、○×のみの評価よりも、3段階や5段階の評価は出来ないか。
  • 前回話のあった構想ガイドラインの評価項目についてはあれでいいと思う。

お問い合わせ

総合政策環境部自然環境保全課

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ファックス:075-414-4705

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