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大麻の花や葉には「THC(テトラヒドロカンナビノール)」という脳に作用する有害成分が含まれており、乱用すると下図のような心身への様々な悪影響があります。
インターネット等では「身体への悪影響がない」、「依存性がない」などの誤った情報が氾濫していますが、大麻の有害性は特に成長期にある若者の脳に対して影響が大きく、また、うつ病や記憶の障害を引き起こすなど、メンタルヘルスにも悪影響を及ぼします。
間違った情報に惑わされず、
正しい知識で判断しましょう!!
令和6年12月12日以降、大麻等※1の「所持」や「譲渡」等に加えて、新たに
「施用(使用)」※2についても禁止されました。
所持・施用等の場合、
「7年以下の拘禁刑」
という重い刑罰が科せられます。
※1 大麻及びその成分であるTHC(テトラヒドロカンナビノール)をいいます。
※2 大麻等を不正に身体に投与・服用することは、麻薬及び向精神薬取締法で「施用」として処罰されます。
大麻の成分を抽出・濃縮した「大麻リキッド」や「大麻ワックス」の摘発が増加しています。
その他にも「大麻クッキー」や「大麻チョコレート」など、大麻は様々な形態で流通しています。
誤って口にして体調不良で救急搬送された事例も発生しています。怪しいものには絶対に手を出さないでください!
近年、薬物が密売買される手段としてSNSがよく使われており、大麻を意味する隠語や絵文字などを用いた、大麻などの購入を促す内容が多く投稿されています。
SNSを通して違法薬物の売人と関わることは、多くの危険を伴います。もしそのような投稿を見つけても誘いに乗ってはいけません。
大麻の隠語の例:
野菜、クサ、リキッド、ハッパ、グラス、チョコ
ブロッコリーや蜂蜜の絵文字
大麻の乱用は本人の将来を台無しにするだけでなく、家族や友人など、周りの大切な人も不幸にします。困ったこと、悩みごとがあったら、家族や学校の先生など周囲の信頼できる大人に相談してください。
安心して相談等できる専門機関もあります。
薬物依存の当事者やそのご家族・ご友人のための電話相談窓口
TEL:075-644-7184(NPO法人京都ダルク内)
相談日時:月曜~金曜 午後1時~4時(祝日、12月29日~1月3日を除く)
本府では、依存症に係る医療提供体制を整備するために、依存症専門医療機関を選定しています。
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