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スポーツの振興に向けた取組について
平成30年1月19日(金曜日)13時30から15時05分
島津アリーナ京都(京都府立体育館)第2会議室
委員長:酒井常雄
副委員長:井上重典、片山誠治
委員:田中英夫、能勢昌博、岸本裕一、山内佳子、本庄孝夫、堤 淳太、山口 勝、上倉淑敬
一般財団法人京都陸上競技協会副専務理事 谷口 博 氏
一般財団法人京都陸上競技協会強化普及部副部長 多田 毅 氏
京都府バレーボール協会会長 渡邉 勝 氏
京都府バレーボール協会指導普及委員長 中嶋大輔 氏
一般社団法人京都府サッカー協会会長 村山義彰 氏
京都府山岳連盟理事長 湯浅 誠二 氏
文化スポーツ部スポーツ振興課長 清水辰也
文化スポーツ部スポーツ振興課振興担当課長 坂東美紀
教育庁指導部保健体育課長 村上昌司
京都府立体育館館長 岩本 隆
2020年東京オリンピック・パラリンピックやワールドマスターズゲームズ2021関西の開催に向けて、府民のスポーツへの関わり方をより一層広める必要がある。
そのためには、スポーツ関係団体・組織の充実を図り、指導者の育成や競技力を向上させるとともに、府内それぞれの地域でより一層のスポーツの盛り上がりをつくることが大切である。
今回の出前議会では、スポーツの振興に取り組まれている競技団体の方々から、取組の状況やご意見をお伺いし、スポーツの振興に向けた取組について意見交換を行った。
強化普及育成活動において、一貫指導体制という他府県にない独自のシステムを長年にかけて構築してきた。選手の発掘をすることが将来の強化に向けて非常に大きなポイントとなるため、力を入れて普及活動をしている。
陸上競技は、小さい時から専門的なことよりも広く運動に親しみ、成長するにしたがって専門的な取組をしていけばいいのではないかという公益財団法人日本陸上競技連盟の考え方を、京都も踏襲している。
中学生の選手数は増えつつあるが、男女とも部活動がある中学校が減っている。このため、今ある部活動をなくさないようにしていくための取組や、教育現場での指導経験のない先生方に学外指導員制度等による適材な指導者を提供できるようなシステムづくりが急務なのではないかと感じている。
南部と北部での競技力の差があり、地方の協会を中心に指導者資格を持った指導者が良質な指導を提供するバレーボール教室を恒常的に実施するプロジェクトを進めている。
少子高齢化に伴い登録者数が減少しており、深刻な問題として捉えている。このため、キッズ(小学3年生から下の年代)を対象に、幼稚園や保育園での巡回キッズサッカー教室の実施や、ラグビー協会との共催でのキッズフェスティバルを開催するなど、外遊びを経験してもらい、キッズの段階で運動を好きになってもらう取組をしている。
グラウンドや体育館の数が、圧倒的に不足している。芝生のグラウンドが少ないことも大きな課題。スタジアム建設の決定は大きな励みとなる。スタジアムは子供たちの夢の場となる。
他の競技と比べると競技者数は少ないが、府内における山岳での遭難者を減らそうと、登山学校を実施するとともに、府警本部、消防署、自治会等との連携を密にして活動を行っている。
競技力向上・選手強化事業では、核となる施設がないため、他府県に出向いて練習しなければならず、力をつけることが難しい現状であるが、今回、亀岡にできるスタジアムにクライミング施設が設置されることになり、非常にありがたく思っている。
各競技団体が共通に、施設や育成、登録者数減少といった共通した課題を持っており、それぞれの競技団体が協力できることがあるのではないかと考える。
楽しさを感じるスポーツを子どもたちに経験してもらえる環境づくりが大切である。
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