京都府 > 京都府感染症発生動向調査

文字サイズの変更

京都府感染症情報センター
  サイトマップ
京都府ホームページ 京都府保健環境研究所ホームページ
トップページ 今週の感染情報 情報バックナンバー 感染症情報センターとは アクセス リンク
今週の感染症情報

ホーム >> 今週の感染症報告

<平成24年第8週>平成24年2月20日〜平成24年2月26日

今週のコメント

 全国的にインフルエンザの定点あたりの報告数は一部の県以外では引き続き減少傾向で、第7週35.44、第8週29.04です。京都府では、京都市内の一部保健所管内では増加が見られたものの京都府全体としては減少し、第7週25.99、第8週20.95でした。
 国立感染症情報センターによると検出されるウイルスはA香港型が多いですが、B型の報告が増えてきています。A型インフルエンザウイルスは、ヒトだけではなく鳥や豚にも感染し変異することが多いですが、B型インフルエンザウイルスは主にヒトに感染するため(アシカ類にも感染しますが)、大きな変異をせず流行は局所的にとどまり大流行にはつながりにくいと考えられています。
 B型インフルエンザもA型インフルエンザ同様、発熱、筋肉痛、関節痛といった症状が出ますが、B型が軽いというわけではなく、重症化することもありますので同様に注意が必要です。症状のみでA型、B型の区別ができるわけではありませんが、腹痛や嘔吐などの腹部症状や筋炎はB型に多いと言われています。インフルエンザに合併する筋炎は、多くが6〜8歳の男児にみられ、インフルエンザ発症後3〜4日後に、ふくらはぎの痛み、歩行がしにくくなるといった症状で発症しますが1週間以内に改善すると言われています。
 今季A型にかかった方でも、B型インフルエンザウイルスに対する抗体ができるわけではりませんので、B型にかかることもあります。引き続き予防対策を行い、気を付けるようにしてください

(3月5日更新)

  全数報告の感染症

分類 報告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核が12件報告されました
3類感染症 報告がありません
4類感染症 報告がありません
5類感染症 後天性免疫不全症候群と髄膜炎菌性髄膜炎が各1件報告されました
 
定点把握の対象となる5類感染症

定点当りの報告数の多い上位5疾患


■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当りの報告数
京都府 全国
1 インフルエンザ 20.95 29.04
2 感染性胃腸炎 6.32 7.11
3 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 1.90 2.34
4 水痘 0.92 1.45
5 突発性発疹 0.26 0.46

■基幹定点

報告がありません


■眼科定点

流行性角結膜炎が4件報告されました

■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移


先週からの推移は次の通りです
今週も第1位から第3位の疾患に変動はなく第1位「インフルエンザ」・第2位「感染性胃腸炎」・第3位「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」です。それぞれの定点当りの報告数は 25.99→20.95 ・ 5.78→6.32 ・ 1.24→1.90 で、インフルエンザは大幅に減少しましたが、ほかはやや増加しました。
第4位「水痘」(先週5位)は 0.99→0.92 、第5位「突発性発疹」(先週6位)は 0.28→0.26 で、どちらも横ばいです。


疾患ごとのページへのリンク

■京都府

インフルエンザ 咽頭結膜熱 A群溶血性連鎖球菌咽頭炎 感染性胃腸炎 水痘
手足口病   伝染性紅斑   突発性発疹   百日咳   ヘルパンギーナ  
流行性耳下腺炎   急性出血性結膜炎   流行性角結膜炎

ページトップへ

Copyright(c) 2006 Kyoto Prefecture Infectious Disease Surveillance Center All Rights Reserved.