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「京都府中期的な医療費の推移に関する見通し」策定等懇話会(第三期第3回)開催結果

 

1.日時

平成29年11月16日(木曜日)15時15分~16時45分

 

2.場所

メルパルク京都 会議室C(貴船)

 

3.出席者

廣田委員、岡嶋委員、古家委員、岡本委員、甲斐委員代理、寸田委員、廣岡委員、今中委員

(※欠席委員:布澤委員、柏木委員、宇野委員、田野委員、桂委員、黒川委員)

 

4.内容

【主な発言】※「⇒」は事務局発言

健康の保持の推進について

・特定健診の受診率について、健診実施機関の受入体制等も重要な要因だが、京都府での実施体制はどのような状況か。

⇒たとえば被用者保険の被扶養者の方は受診機会の確保が必ずしも十分でないと認識しており、取組を見直したい。全体的な体制についても、医師会の御協力を得て受診体制整備を進めているが、人口密集地域では受診しづらい状況が生じている場合もある。

・働き盛りの方々における健診受診→保健指導→医療機関受診の一連の流れの着実な実施も大切。平日に受診しづらい方々の受診環境整備については何か検討されているのか。

⇒市町村で実施する検診については、土・日にも受診できるような取組を補助金で支援。また、コンビニエンスストアと連携し、駐車スペースで検診車による検診を実施するなど、受診環境の向上に取り組んでいる。

・糖尿病患者数が増えており、日曜日にも受診できるようにする等の対策が必要ではないか。

⇒糖尿病対策については、京都府で作成した糖尿病重症化予防プログラムを進めるべく、市町村や保健所と議論を進めている。受診体制等についても、意見を聞いていきたい。

・生活習慣病に分類される疾患の現状について、全国数値しか記載されていない。京都府の数値が把握できる記載を検討されたい。

⇒どのようなデータを記載するかを含めて再度検討したい。

・健康増進の施策はすぐに効果が現れるものではなく、高齢になってから一気に取組を充実させることは難しい。後期高齢者になるまでに健康な体づくりをしていくことが重要。

効率的な医療の提供の推進について

・がん医療体制の充実について、免疫療法については民間療法含め根拠が十分でないものもあると考える。現在有効性が確立している免疫療法は薬物によるものであるので、「薬物療法」の記載のみで良いのではないか。

⇒がん対策については、がん対策推進協議会で議論をしているところ。御指摘の部分については国方針の記載に合わせているが、引き続き検討したい。

・後発医薬品について、京都府は医薬分業率が低いという状況を含めて、医師・薬剤師の連携が重要。京都府ではそうした連携について何か考えているか。

⇒京都府としても実態把握のために病院を対象にアンケートを実施し、状況の整理を進めている。これらを踏まえて今後病院でどのような対応が必要になるのか、適宜分析・議論を行い取組を丁寧に検討していきたい。

・在宅医療においては病院薬剤師からかかりつけ薬剤師までシームレスな服薬情報の管理が重要。

進捗管理について

・見通しの進捗管理を毎年度実施するようだが、どのような形で行うのか。

⇒例えば、関連計画である保健医療計画では医療審議会で毎年度進捗管理をしている。また、人口推移含め6年後の状況というのは策定時点ではなかなか見通しが立たないことから、少なくとも3年目には一定のチェックが必要と考えている。各計画の整合性を図る観点から、本見通しについても同様に見直しをする可能性はある。

・医療費の高騰は喫緊の課題であると考える。本見通しにおいては数値はできるだけ明確化し、6年間を通じ推移を見ながら進捗管理すべき。

・健康長寿・介護予防の取組が幅広く記載されていると感じるが、計画策定で終わってしまわないよう、各施策の所管部署の役割分担を明確にして取組の推進に当たられたい。

その他

・京都府現状値の全国順位の記載について、例えば、特定健診受診率は高ければ良い、逆にメタボ割合は低ければ良い、医療費は医療費抑制の観点からは低ければ良い、という解釈もあるが、数値の価値判断に係る部分なので、考え方を整理されたい。

・順位は優劣を示すもので、医療として目指すべきは適切な質・量の提供であろう事を考えると、標準化・均てん化の観点から順位は記載せず、平均を示すだけで良いのではないか。

・一般人が見ると、やはり順位があった方がわかりやすいという面もある。必ずなければならないものでもないと思うが、府民全体を向いた計画であることにも留意されたい。

⇒御意見を踏まえて、医療費については順位は記載せず、健康づくり等目標を掲げて施策を推進するものについては順位を記載するという整理にしたい。

・平成○年という表記がされているが、計画期間中に平成という元号は使われなくなるので、西暦表記の方が良いのではないか。

⇒検討させていただきたい。

・アルファベットでの専門用語が各所で使われており、一般の方々にもわかるような表記を検討されたい。

⇒検討させていただきたい。

・各目標値については保健医療計画の目標値が入ってくるという認識で良いか。

⇒御認識の通り。

・目次について、もう少し細かい項目まで小見出しを作った方が見やすいのではないか。

⇒検討させていただきたい。

〈当日配付資料〉

次第(PDF:131KB)

委員名簿(PDF:148KB)

資料1(PDF:199KB)

資料2(PDF:1,125KB)

資料3(PDF:1,212KB)

参考資料(PDF:2,187KB)

 

 

お問い合わせ

健康福祉部医療保険政策課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

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