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2 大型定置網の主な漁獲物
(1)季節による違い
 
 近年10年間の大型定置網の年平均漁獲量は27千トンで、うちマイワシが19千トン、カタクチイワシが5千トンとイワシ類が主な漁獲物となっていますが、その漁獲物の量と組成は季節により大きく変ります。
 舞鶴と宮津市場に水揚げされた昭和60年から平成6年までの10年間平均の大型定置網による漁獲物の量と組成をマイワシ、カタクチイワシ、その他の魚に分けて月毎に整理してみました(図1)。1年を通してみると、漁獲量は1月〜3月の冬期に多く、7月〜11月の夏〜秋期に少ない傾向が認められます。特に、1月〜2月の漁獲量は多く、6千トンを超えていて、しかもその90%以上がマイワシによって占められています。その後、3月の漁獲量は約4千トン、4月には約2千トンと急激に減少しますが、依然としてマイワシは漁獲の主体となっています。
 5月以降には、漁獲量が2千トン以下に減少するとともに漁獲の主体であったマイワシの出現が激減します。替わってカタクチイワシが漁獲の主体となり、6月の盛期には1千トンを超えます。マイワシ、カタクチイワシ以外のその他の魚種では、ブリ類、スルメイカやアオリイカなどのイカ類、マアジ等が重要であり、5月から12月に比較的多く漁獲されるようになります。
 なお、平成元年以降全国的にマイワシ資源の急激な衰退傾向が現れ、京都府においても平成2年以降漁獲量の減少が認められるようになり、特に今年(平成8年)の1、2月の大型定置網の漁獲量は1,957トンと最盛期の11%以下にまで減ってしまい、京都府の年間を通した漁獲物組成が大きく変わってきています。このように、近年、いわゆる「浮き魚類の魚種の交替」が起こっているものと考えられています。

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