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(2)海藻類
 京都府で漁獲されている海藻類にはワカメ、ホンダワラ、天草(マクサ)、岩ノリ(ウップルイノリなど)、モズクなどがあります。このうち、ワカメは一部の海域で養殖が行われています。最近、ホンダワラについても効率的な種苗生産技術が開発でき、養殖試験にも成功しましたので、増産が可能になりました。そのほか、京都府沿岸にはイシモズク、クロメ・アラメ、ハバノリ、エゴノリ、オゴノリなど食用となる有用海藻が繁茂していますが、近隣の他県と比べてあまり利用されていません。
 例えば、イシモズクは福井県以北で相当量漁獲されていますが、京都府では昨年まで全く漁獲されていませんでした。イシモズクは岩や石の上に密生して固着しているので、水視ではなかなかうまく漁獲できません。水深1〜5mほどの浅い場所に生えているので、潜水すれば容易に漁獲できます(写真6)。基質(着生する岩や石の表面)の条件が良ければ毎年生えてきますので、大いに利用を図るべきです。
 海藻類は低カロリーで食物繊維が多く、ミネラルに富んでいるほか、制ガン効果などの様々な健康に良い成分が含まれていて、近年の健康食ブームで特に注目されています。調理方法や加工法、販売方法を工夫することでさらに需要が伸びると思われますので、各浜にある様々な海藻を積極的に利用してください。

写真6 イシモズクが繁茂している様子(左)      小石に着生するイシモズク(右)


(3)その他
 
 イワガキについては、前述のように潜水漁法により漁獲を始めたことにより、多額の水揚げがある地区がありますが、まだ十分利用されていない場所もあります。潜水漁法では、これまで述べてきたアワビ、サザエ、ウニ類、海藻類、イワガキなどのほかに、オオコシダカガンガラ(ニナ、ニナイなどと呼ばれています)などの小型巻貝類やナマコなど多くの生物が漁獲の対象になります。種類によって漁獲に適当な時期が異なりますので、年間のスケジュールを決めて利用すればどうでしょうか。


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