ページの先頭です。

共通メニューをスキップする

京都府トップページへ

府政情報 | 暮らし・環境 | 教育・文化 | 健康・福祉・人権 | 産業・しごと | 地域振興 | 京都の魅力・観光

ここまでが共通メニューです


サイト内の現在位置です: 京都府トップ農林水産業海洋センター

魚礁に蝟集する魚群の大きさ

 魚礁に蝟集する魚群の大きさをより正確に知るため、釣獲試験、ROV、魚探調査を組み合わせた調査を夏季に図1の新井崎沖の魚礁で行いました。釣獲試験結果では、マアジ(中アジ)が釣獲全体の56%、ウマズラハギが24%、その他が20%でした。そこで、釣獲量(尾数)の多かったマアジの魚群規模についてROV及び魚探調査から算出してみました。
  釣獲マアジ平均体重126g/尾 ROV観察密度4尾/m 魚探の記録8,250m
  魚群の総重量=4,158kg(126g/尾×4尾/尾×8,250m
この結果、魚探で確認された魚群の規模は約4トンになりました。ひとつの魚群の規模は春季から夏季よりも冬季の方が大きいことから、今回の夏季の調査結果で魚礁に居付いていたマアジ4トンの魚群の規模は小さいといえます。また、今回の調査期間中には魚礁近くの定置網では調査で釣獲された同サイズの中アジの漁獲が続いていました。このことから、魚群の定置網への誘導機能や群の一時滞留、資源のストックなど、魚礁の他の漁業への副次的な効果も推察され、魚礁の機能(形状、高さ、配置等)によってはさらに効果のある役割も期待されます。今後予定されている秋季、冬季の調査結果と合わせて既存魚礁の評価や将来の魚礁設置についても検討できる資料になります。

 


次のページへ

前のページへ

目次へ


ページの先頭に戻る

お問合せ先一覧 | サイトマップ | ご利用案内 | 個人情報の取扱い | 著作権・リンク等 | このサイトの考え方

Copyright (C) Kyoto Prefecture. All Rights Reserved.