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2)定期的に行う作業


 種苗を収容してからトリガイを出荷するまでに行う主な作業は、海上で行う養殖コンテナの交換とアンスラサイトの洗浄およびトリガイ収容個数の調整です。また、陸上では交換した使用済みのコンテナや網蓋を次回の養殖作業までに付着物等を取り除いてきれいにする作業があります。
 以下は、定期的に行う作業の手順と注意事項です。

1筏に垂下しているコンテナを引き上げます。海面まで引き上げたら、コンテナを傾けて余分な海水を除くと作業がしやすくなります(写真10,写真11)。

写真10
写真10 海中での養殖の様子

写真11
写真11 養殖コンテナを引き揚げます

2垂下ロープを外し、ゴムひもをはずして網蓋と中網を取り除きます(写真12)。

写真12
写真12 網蓋を取り外します

3新しい空のコンテナに洗浄用ネットを敷き、その上に旧コンテナのアンスラサイトとトリガイを移します。この作業は旧コンテナ内のアンスラサイトに海水を掛け流しながらゆっくりと移し替える必要があります。その後、洗浄用ネットに移されたアンスラサイトとトリガイに海水を掛けながらふるい、トリガイだけを取り上げます。取り上げたトリガイは、付着物等を取り除いて、別の容器に一時収容しておきます(写真13,写真14,写真15)。

写真13
写真13 海水で洗い流します

写真14
写真14 ふるい網で大きなゴミを取り除きます

写真15
写真15 付着物やゴミを取り除いて再び収容します

4新しいコンテナに移し替えたアンスラサイトが適量(10cm程度の深さ)であるかを確認し、少なければ新たに追加します。

5新しいコンテナに適正個数のトリガイを収容します。トリガイを収容したコンテナには網蓋を取り付けてゴムひもで固定し、害敵生物の侵入およびトリガイの流出を防止します(写真16)。

写真16
写真16 新しい網蓋を取り付けます

さらに、7月から9月までの養殖作業時には、目合い1cmの中網を網蓋の下に敷き、小型の害敵生物等の侵入を防ぎます。
6コンテナに垂下ロープを取り付け、静かに海中に垂下します。

7使用済みの養殖コンテナ・網蓋等は持ち帰り、付着物等を取り除きます。付着物等が大量に付いたコンテナは、一度付着物を乾燥させてから除去作業を行うと取り除きやすくなります。また、付着物の除去作業には高圧ポンプを用いると効率よく除去することができます。これらの養殖作業は2〜3人で行うと効率的です。

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