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八丁平湿原群落 

+ 基礎データ +

分類 低層湿原・挺水植物群落



+ 主な分布と京都府カテゴリー +

(カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府内の主な分布
京都府カテゴリー
峰床山東裾 京都市左京区八丁平 要特別対策


+ 詳細 +

特長 最終氷期から形成されてきた高層湿原であり、周辺の山地で囲まれた盆地地形の中に池が作られ、周辺の森林からの湧き水で池が維持され、湿原がつくられてきた。特に現在はやや乾燥化が進んで湿原としては最終期に入っているが、氷河時代からの堆積物が見られる非常に学術的に貴重な湿原であるとともに、一万年にわたる湿原植物群落の変化を見ることができるということでも、貴重な場所である。湿原の周辺は落葉樹林になっており、昆虫類、野鳥、哺乳類などの生物層も非常に豊富であると共に、ムカシトンボやフジミドリシジミなどのそれぞれ特定の環境に結びついた昆虫等も数多く見ることができる。湿原はオオミズゴケで形成されており、イヌツゲ、ノリウツギ、ツノハシバミ、サワフタギなどの木本植物が見られる。また湿原の周辺には、ヒツジグサ、ヒルムシロ、カキツバタなどの水生植物や、アブラガヤ、ホシクサ等を見ることができる。
分布 高層湿原は、本来は寒冷地に発達するものであり、京都府ではほとんど見ることはできない。八丁平では、周辺の森林からの冷たい伏流水が湧きだしていて、これまでこのような湿原が維持されていると考えられている。
保存に対する対策 すでに高層湿原としては遷移の最後の段階に近づきつつある群落であり、周辺の森林の管理と共に、現在行われているような現場でのハイキング客への対応等を継続して進めることが必要であろう。長い経過の中で、地元からの強い要望があった八丁平を横切る林道建設については、現在のところは中断しているようであるが、この湿原と盆地地形を作っている集水域全体を一体と考えて、将来にわたる保全策を立て、直接の開発だけではなく、湿原の変化のスピードを変えないような努力が必要である。

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