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ノロウイルスによる感染性胃腸炎にご注意

ノロウィルスによる感染性胃腸炎は冬場に流行しますので、感染の予防を万全にするなど、十分に気を付けてください。

ノロウイルスって何?

  • ヒトの腸で増殖するウイルスで、10~100個体内に入っただけで感染するといわれています。
  • 他の食中毒菌とは異なり、食品中では増えません。
  • ヒトから排出されたウイルスは河川を経て海にたどり着き、カキなどの二枚貝の内臓に蓄積されます。熱に弱く、十分な加熱で死滅するウイルスです。

どうやって感染するの?

  • 汚染された貝類を、生あるいは十分に加熱せずに食べた場合(生カキ等二枚貝)
  • 感染者が調理して汚染された食品を食べた場合(用便後などの手洗いが不十分なまま料理をすることで、食品が汚染されます)
  • 患者のふん便や吐ぶつからの二次感染

症状は?

潜伏期間

  • 1~2日間

主症状

  • 吐き気、おう吐、下痢、腹痛、発熱(38度以下)
  • 通常はこうした症状が1~2日続いた後治癒し、後遺症はありません。
  • 下痢症状がなくなっても、通常では1週間程度、長いときには1ヶ月程度ウイルス の排泄が続く(人にうつす可能性がある)ことがあります。
  • 免疫力の弱い幼児や高齢者などでは症状が重くなる場合があり、注意が必要 です。

治療法は?

  • 予防薬やワクチンはありません。
  • 脱水症状がひどい場合に輸液を行うなどの対症療法を行います。
  • 下痢止め、腸運動抑制剤の使用は禁忌です。
  • 症状があるときは、必ず医療機関を受診しましょう!!

感染を予防するために

食中毒予防

  • 確実な加熱、中心温度85度以上1分間以上加熱でウイルスは死滅する。
    (湯通し程度の加熱ではウイルスは死にません)
  • 手指、調理器具を介した食品への二次汚染予防、衛生管理の徹底。
  • 調理する人は下痢・おう吐などの症状がある場合は調理に従事しない。

人から人への二次感染予防

  • 手洗いが大切です!
  • 手洗いのあとは清潔なタオルを使用し、共用は避けましょう。
  • おう吐物や糞便で汚れた衣類を片づけるときは、使い捨て手袋・マスクを使 いましょう。
  • おう吐物を片づけた用具・雑巾類は、塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)でつけ置き洗いしましょう。(他の者とは分けて洗いましょう)
  • おう吐物などで汚れた床は、塩素系漂白剤を含ませた布やペーパーで拭きましょう。絨毯や畳など消毒液が浸透しにくい場所は、消毒液を染みこませた布やペーパーで被い、その上からナイロンをかぶせてしばらく放置しましょう。

社会福祉施設の方へ

下記のホームページを参照してください。

  • 京都府感染症情報センター(「感染症発生動向調査 京都府週報」が掲載されています)
    http://www.pref.kyoto.jp/idsc/

問い合わせ

京都府南丹保健所 保健室 感染症・難病担当
電話:0771-62-2979 FAX:0771-63-0609

 

お問い合わせ

南丹広域振興局健康福祉部 南丹保健所

南丹市園部町小山東町藤ノ木21

ファックス:0771-63-0609

nanshin-ho-nantan-kikaku@pref.kyoto.lg.jp